「デスクワークの実態と健康意識」に関する調査(オフィスワークを主とする職種の20代~60代男女対象) 

2019年03月25日

コクヨは、全国の大都市圏でデスクワークに従事する日本のオフィスワーカー6,178名を対象に、「デスクワークの実態と健康意識」に関する調査を行いました。その結果デスクワーク時の姿勢は、身体の不調感や仕事の生産性への影響があることがわかりました。

調査結果サマリー


  • 約8割のオフィスワーカーが姿勢の悪さを自覚しながら勤務。約3割は「かなり悪い」と自覚
  • 約9割のオフィスワーカーは勤務中の不調感を自覚。座位姿勢との相関性を確認
  • 勤務中の不調感を自覚している人の約9割が、生産性の低下を感じていることが判明

今回の調査で浮かび上がったオフィスワーカーの実態は、デスクワーク時の「姿勢の悪さ」と、それに伴う身体の不調感も自覚している現状です。さらに調査結果からは、デスクワーク時の「姿勢の悪さ」と、勤務時の生産性低下にも相関性があると推測されます。
オフィスワーカーのデスクワーク時の姿勢は、企業経営における従業員の健康増進や活力向上という視点で、ひとつの重要テーマと考えられます。
また、日本企業は、国内労働力人口減少という社会的問題からも生産性向上が重要となっており、従業員の健康視点からも、オフィス環境の改善が求められます。
企業等に多くの新入社員が入社する4月は、それぞれのオフィス環境を今一度見直す機会でもあり、オフィスワーカーのモチベーションや生産性、創造性などをより一層向上する取り組みが期待されます。

調査結果詳細


① オフィスワーカーの約8割は「仕事中に座っているときの姿勢が悪い」と自覚。
「かなり悪い方だと思う」は約3割。


Q.あなたが勤務時間中に椅子に座っているときの「姿勢」は良いと思われますか
勤務時間中に椅子に座っているときの自身の「姿勢」がよいと思うかどうかを聞いたところ、オフィスワーカーの約8割が「やや悪い方」もしくは「かなり悪い方」と回答しました。そのうち「かなり悪い方」は3割となり、オフィスワーカーの勤務時間の大半を占める「座っている時間の姿勢」に問題があると感じていることが明らかになりました。

② オフィスワーカーの約9割が勤務中になにかしらの不調感を感じたことがある。
不調感のTOP3は「肩コリ」「首コリ」「眼精疲労」。座位姿勢が悪いほど不調感は強くなる。


Q.あなたは勤務時間中に以下のような身体の不調を感じたことがありますか
勤務時間中に身体の不調感を感じることがあるかを聞いたところ、肩コリや首コリをはじめとするさまざまな不調を感じているオフィスワーカーが9割近くに達しました。特に座っているときの姿勢が悪いと自覚しているひとほど多くの不調を訴えていることが顕著になりました。

③ 不調感を感じたことがあるオフィスワーカーの約9割は、集中力の低下をはじめとした生産性の低下を自覚。
特に座位姿勢が悪いと自覚しているオフィスワーカーほど、生産性の低下を感じている。


Q.その不調感があることは、ご自身の仕事にどのような影響を与えていますか
不調感を感じたことがあるオフィスワーカーに、その不調感による仕事の影響を聞いたところ、集中力の低下や作業効率の低下など、さまざまな悪影響を感じているオフィスワーカーが9割近くに達しました。特に勤務中の座っている姿勢が悪いと自覚しているオフィスワーカーほど生産性の低下を感じている傾向が明らかになりました。

調査概要


■調査名:デスクワークの実態と健康意識に関する調査
■調査方法:インターネット調査
■調査期間:2019年3月8日~3月11日
■調査対象:1都2府5県※1に勤める20代~60代の男女
■有効回答数 :6,178名<オフィスワークを主とする職種※2>
※1東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県
※2営業、事務(一般企業、公務員)、エンジニア・設計、研究職、デザイナー、クリエイター、専門職

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