「上司と部下の関係性」に関する調査(20代から60代の社会人対象) 

2019年03月27日

カオナビの研究機関「カオナビHRテクノロジー総研」は、アンケート調査によって「メンバーを理解する」ことの効果についての調査結果をお知らせします。

調査結果サマリー


  • ①:約61%の社員が、「上司から理解されている」と仕事のパフォーマンスにいい影響があると回答。さらに20代では、約80%がその影響を認める結果に。
  • ②:「上司から理解されている」と従業員満足度が高まるという結果に。
  • ③:約57%の社員が「上司からの理解が不十分」と感じている。
  • ④:部下が上司に理解してほしいことNo.1は「これまでの業務」。20代~30代では「性格」の理解が第一位に。

調査結果


①約61%が、上司から理解されていると仕事のパフォーマンスにいい影響があると回答。さらに20代では、約80%が仕事のパフォーマンスに影響があることを認める結果に。

【結果・分析】
「上司からの理解(強みや弱みといった個性・事情)が仕事のパフォーマンスに良い影響があるか」については、約60%の回答者がその影響を認めています。その中でも、20代は80%にのぼる回答者がその影響を認めており、「自分を理解してほしい」という気持ちをもちやすい傾向にあることがわかります。

②上司から理解されていると従業員満足度が高まる結果に。

【結果・分析】
「上司からの理解」と「現在の職場への満足度」の回答結果を組み合わせると、上司の理解の有無で、職場への満足度に非常に大きな差が見られました。「上司から理解されている」と回答した従業員の68%が職場に満足しており、「理解されていない」従業員はわずか11.5%しか「職場に満足している」と回答しませんでした。「上司から理解されている」ということは、成果だけでなく従業員満足の観点からも重要であることがわかります。

③約57%の社員が「上司からの理解が不十分」と感じている。

【結果・分析】
「上司に個性(強み、弱み)や事情を理解してもらえているかどうか」について聞くと、約60%の回答者が、「上司が十分に理解していない」(「どちらでもない」を含む)と考えていることがわかりました。

④部下が上司に理解してほしいことNo.1は「これまでの業務」。20代~30代は「性格」の理解がNo.1に。

【結果・分析】
上司から理解されたい項目を3つまで聞いたところ、「これまでの業務」46.1%、「業務への希望・不満」38.7 %、「性格」35.9%がトップ3となりました。一方で、「会社への希望・不満」は25%に留まっており、業務を越えた事業戦略、ビジョンなどに対して意見したいという気持ちはあまり強くないことがわかりました。また、プライベートや健康状態等への理解は20%以下に留まっており、公私共にわかってもらいたい、という社員は少数派であることがわかりました。
年代別に見ると、20代と30代においては、「性格」が首位となります。また、年代が上がるほど「これまでの業務」を理解されたいという思いが強くなる傾向にありました。

調査概要


・配信:2018/12/17
・サンプル回収数:600サンプル
・配信・回収条件
 年齢:20歳~69歳
 性別:男女
 配信地域:全国
 対象条件:取締役クラス~ 一般社員(正社員)の方

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[カオナビ]
 マイページ TOP