<国内学生VS海外留学生>キャリタス就活2020・CFN就職希望企業ランキング・キャリア意識調査 

2019年04月12日

ディスコは、2020年卒業予定の学生を対象に調査した「キャリタス就2020就職希望企業ランキング」(総合/文理/男女/業種/学校群)を発表します(調査期間:2018年11月15日~2019年3月21日)。

これに伴い日本人海外留学生の就職活動を支援する情報サイトCFN(Career Forum.Net)を通じて実施した就職希望企業調査結果(調査期間:2018年9月28日~10月25日)と比較し、それぞれの環境や経験によって浮かびあがってくる志向の違いなどについて分析いたしました。
キャリタス就活2020特設サイトでは国内学生の総合ランキング1~200位、「業界/文理/男女/業種/学校群」別、
CFN特設サイトでは海外留学生ランキング「総合」の1~20位、「文系」「理系」の1~10位のランキングを発表しています。

キャリタス就活2020 就職希望企業ランキング

1 伊藤忠商事 2647 Point
2 トヨタ自動車 2135 Point
3 三菱商事 2058 Point
4 サントリーグループ 1973 Point
5 三菱UFJ銀行 1825 Point
6 全日本空輸(ANA) 1822 Point
7 資生堂 1792 Point
8 JTBグループ 1696 Point
9 日本航空(JAL) 1676 Point
10 東京海上日動火災保険 1620 Point

CFN 海外大生が選ぶ就職人気企業ランキング

1 Deloitte Touche Tohmatsu 2650pt
2 PwC 2370pt
3 アマゾン 1860pt
4 P&G 1820pt
5 ゴールドマン・サックス 1580pt
5 グーグル 1580pt
7 マッキンゼー・アンド・カンパニー 1540pt
8 三菱商事 1220pt
9 全日本空輸(ANA) 1190pt
10 KPMG 1160pt

●国内学生の支持を集めたのは総合商社、海外留学生の人気は外資系、コンサルに集中

国内総合ランキングのトップに輝いたのは 伊藤忠商事。一昨年の7位から昨年は2位に上昇し、今年は首位を獲得しました。また、三菱商事が3ランクアップして3位に入るなど、全体としては、銀行の順位がダウンしているのに対して、総合商社が順位を伸ばす結果となりました。このほかJTBグループは、昨年39位から8位へと大幅なランクアップを果たしました。
一方、海外留学生の人気企業を見てみると、Deloitte Tohmatsuを筆頭に、2位にPwC、7位に マッキンゼー・アンド・カンパニーなどコンサルティング系企業に多くの票が集まりました。また、アマゾン、グーグルといったグローバルIT企業がランクインするなど、留学先として多い北米の現地学生の就職先としても人気の高い企業が上位に入っています。日本企業でTOP10にランクインしたのは三菱商事、全日本空輸の2社。一方で国内学生のランキングTOP10に外資系企業は1社もなく、企業選びの違いが鮮明に出ています。

●国内学生VS海外留学生 目指す働き方の違いは?

国内学生と海外留学生に、職業観・キャリア意識についても尋ね、両者の比較を行いました。特に意識の違いが浮き彫りになった回答結果についてご紹介します。
職業観については、国内学生では「仕事は自分の生活を安定させる手段」との答えが約6割に対し、海外留学生は「夢を実現する手段」が7割近くになりました。また、海外留学生では「高収入を得たい」が大半ですが、国内学生では「生活が安定していれば収入にはこだわらない」も少なくない結果になり、国内学生の安定志向がうかがえます。
働き方では、国内学生は「ひとつの会社で長期的に」が7割近くに上りました。一方、海外留学生は「同じ会社で働くことにはこだわらない」が約6割と、転職に対する意識の差が顕著に表れています。国内学生では「海外で働きたい」が3割未満にとどまるのに対し、海外留学生では7割近くに達しています。
両者の比較から、国内学生は、生活の安定のため長期的に安心して働ける企業を求めており、海外留学生は、留学経験を活かし、グローバルに活躍できる環境を求めていることが読み取れます。こうしたキャリア観・志向の違いが、就職先選びに大きく影響しているといえます。

調査概要


「キャリタス就活2020 就職希望企業ランキング調査」
■調査期間:2018年11月15日~2019年3月21日
■調査方法:就職情報サイト「キャリタス就活2020」会員のうち、調査対象大学に在籍する大学3年生および修士1年生を対象に実施。インターネット上のアンケートで就職希望企業をデータベースから志望度順に最大10社(5位までは必須選択)まで選択してもらい、1位:10ポイント、2位:9ポイント……10位:1ポイントとして換算。ポイント数によって就職希望企業ランキングを決定(学年および企業名は2018年10月末時点のもの、社名は敬称略)
■有効回答数:5,859名(大学生4,532名、大学院生1,327名)

「海外大生が選ぶ就職希望企業ランキング調査」
■調査期間:2018年9月28日~10月25日
■調査方法:就職情報サイト「CFN」会員のうち、2018年9月~2020年8月までに海外大学・大学院を卒業、または卒業予定の日英バイリンガルの学生を対象にオンラインで実施。
各回答者に最大5社まで企業名を挙げてもらい、1位:50ポイント、2位:40ポイント、3位:30ポイント、4位:20ポイント、5位:10ポイントとして換算 ※社名は敬称略
■有効回答数:818名

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