「英語力と海外経験」に関する調査(外資系企業やグローバル展開の進む国内企業に転職した日本人正社員) 

2019年04月24日

ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、英語力と専門スキルを活かして働く会社員を対象に「英語力と海外経験」を調査したアンケート結果を発表しました。
過去5年に外資系企業やグローバル展開の進む国内企業に転職した日本人正社員対象。

調査結果


英語力、自己評価は「ビジネスレベル」・「流暢レベル」が中心

このアンケート調査には、当社を通じて今年2月までの過去5年間に外資系の日本拠点またはグローバル展開の積極的な国内企業に転職した554人が回答を寄せました。英語力に対する自己評価を聞いたところ、ネイティブレベル(7%)、流暢レベル(27%)、ビジネスレベル(47%)、会話レベル(18%)、という結果になりました。ビジネスレベル・流暢レベルが多く、ネイティブレベルは7%に留まりました。ネイティブスピーカーのような調子で流暢に語彙に富んだ英語が話せなくとも、ビジネスシーンで論理的に意見を述べられ、熱意を伝えられる英語レベルが備わっていれば、ほとんどの仕事ではグローバル企業で活躍するのに充分であることを示唆します。

グローバル人材、海外居住経験「必須」でない(31%は海外居住の経験なし)

「あなたの海外経験は?」の質問では、1位「出張」(54%)、2位「旅行」(47%)、3位「高校・大学・大学院などへの正規留学」(30%)が就労(23%)、語学留学(13%)、親の駐在などによる帰国子女(11%)をしのいで上位を占めました。広い視野と多くの経験をもたらす点ではとても有益な海外での居住経験ですが、グローバルビジネスに携わる上では、英語を話し、国際感覚が身についてさえいれば必ずしも「必須」ではないと言えそうです。今回の調査でも、大学などへの正規留学、親の駐在などによる帰国子女、就労経験がある人はそれぞれ全体の1~3割程度で、旅行・出張のみの海外経験しかない人も31%いました。

英語力&海外経験:業界・職種ごとの違いは特になし

今回の調査にはIT、製造、消費財・小売、ヘルスケア、金融など様々な業界・職種に従事する会社員が参加しましたが、IT従事者の英語力自己評価で流暢レベル(37%)と回答した人が多く、ビジネスレベル(32%)の数を上回った以外は、特に英語力・海外経験ともに目立った傾向の違いは見られませんでした。

(実施期間:2019年3月5日~2019 年3月12日、対象:2019年2月までの過去5年に外資系企業やグローバル展開の進む国内企業に転職した日本人正社員 n=554人)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ロバート・ウォルターズ・ジャパン]
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