キャッシュレス決済の利用に関する調査(出前館会員対象) 

2019年04月26日

出前・デリバリーに関する調査研究と情報発信を行う 『出前総研』では、出前館会員を対象にキャッシュレス決済の利用に関する調査を行いました。

調査結果サマリ


1. キャッシュレス決済の利用実態

● 利用したことのあるキャッシュレス決済
1位 クレジットカード        (88.4%)
2位 交通系ICカード          (49.7%)
3位 スマホ決済。おサイフケータイ  (35.4%)
キャッシュレス決済を利用したことのある人は全体の84.0%。
そのうちの88.4%がクレジットカードを利用していました。

● キャッシュレス決済を利用するメリットとデメリット
メリット
1位 支払いがスムーズにできる     (82.4%)
2位 キャッシュバックやポイントがたまる(55.8%)
3位 現金を持ち歩く必要がない     (41.9%)

デメリット
1位 お金を使いすぎてしまう      (53.2%)
2位 お店によって使えるサービスが違う (49.0%)
3位 個人情報の漏洩          (46.1%)

● 今後の利用意向
今後、キャッシュレス決済の利用が「増える」と回答したのは全体の約7割。
これまでキャッシュレス決済を利用したことがない人の中でも約4割は利用が「増える」と回答しました。

2. 出前館でのキャッシュレス決済利用状況

出前館の注文データによると、出前館全体の流通金額におけるキャッシュレス決済の割合は2015年1月時点では5%程度でしたが、2019年3月時点では44%まで伸びています。経済産業省の最新のデータによると、国内の民間消費支出に占めるキャッシュレス決済の割合が20%程度であることと比較しても出前館でのキャッシュレス決済利用が進んでいることがうかがえます。

調査結果詳細


 初めに、これまでにクレジットカードやスマートフォン決済、電子マネーなど支払いに現金を使わない決済手段(以降、キャッシュレス決済)を利用したことがあるか聞いたところ、全体の84.0%が「ある」と回答しました。
最も利用経験が多かった決済手段は「クレジットカード」で88.4%、次いで「交通系ICカード」が49.6%、「スマホ決済・おサイフケータイ」が35.4%という結果でした。

 キャッシュレス決済を利用する際のメリットについては、1位が「支払いがスムーズにできる(82.4%)」で、2位の「キャッシュバックやポイントがたまる(55.8%)」よりも20ポイントも高く、ポイントなどの特典よりも支払い時の便利さが支持されているようです。
 また、キャッシュレス決済のデメリットについては、1位が「お金を使いすぎてしまう(53.2%)」、2位が「お店によって使えるカード/サービスが違う(49.0%)」、3位が「個人情報の漏洩(46.1%)」という結果でした。年代別で見ると、20代はキャッシュレス決済のデメリットとして「お金を使いすぎてしまう」が70.0%と全体と比べて20ポイント近く高く、「残高管理などお金の管理がしにくい」も40.5%とこちらも全体と比べて15ポイント以上高い結果でした。一方で「個人情報の漏洩」については33.3%で全世代の中で最も低く、若い世代ではキャッシュレス決済についてセキュリティ面よりもお金の管理にデメリットを感じていることがわかりました。

 出前館の注文データによると、出前館全体の流通金額におけるキャッシュレス決済の割合は2015年1月時点では5%程度でしたが、2019年3月時点では44%まで伸びています。経済産業省の最新のデータによると、国内の民間消費支出に占めるキャッシュレス決済の割合が20%程度であることと比較しても出前館でのキャッシュレス決済利用が進んでいることがうかがえます。
 出前館ではキャッシュレス決済を促進しており、クレジットカードのほかにも、Amazon PayやApple Pay、LINE Pay、キャリア決済など様々な決済手段を提供していることに加えて、先述のアンケート結果にあったキャッシュレス決済のメリットの「支払いがスムーズにできる」ことで商品受け取り時の玄関前でのやり取りの簡便化がキャッシュレス決済比率の伸びている要因と考えられます。

 出前総研が行ったアンケートでは、キャッシュレス決済の利用する場所として「オンラインの出前注文サイト」と回答したのはキャッシュレス決済利用者の58.6%で、最も回答の多かった「オンラインショッピング」が79.1%と比較して20ポイントの差がありました。
 また、キャッシュレス決済の利用意向では、全体の69.0%が今後キャッシュレス決済の利用が「増える」と回答しました。これまでキャッシュレス決済を利用したことのない人の中でも約4割は利用が「増える」と考えており、今後出前注文も含めた色々な場面でのキャッシュレス決済の利用が増えると考えられます。

調査概要


● キャッシュレス決済に関する調査
調査期間:2019年4月12日~4月14日
調査対象:全国の出前館利用者 1,721人

参考データ
● 国内の民間支出に対するキャッシュレス決済比率
キャッシュレス決済の現状と推進(経済産業省)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[夢の街創造委員会]
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