絆創膏に関する意識調査 

2019年07月25日

プラネットは、絆創膏に関する意識調査を実施。

調査結果

■知っていますか? 売れ筋1位、高機能の “○○療法型” 絆創膏

 日常のちょっとしたけがや傷に、心強い存在なのが絆創膏(ばんそうこう)。保護パッドの付いた従来型の絆創膏だけでなく、湿潤療法型絆創膏や液体絆創膏など、新しいタイプのものも登場しています。今回は「絆創膏」についてアンケートを実施。絆創膏をよく使うシーンや部位、地域で違う絆創膏の呼び名などについてまとめました。

 まずは、家庭で絆創膏を常備しているかどうか、また外出時に携帯しているかどうかを聞きました(表1、表2)。その結果、家庭で“常備している”が男性で8割超、女性では9割以上に上りました。外出時についても、“携帯している”が女性では4人のうち3人。男性を大きく上回りました。とりわけ女性にとって、絆創膏は常に携帯していたい必須アイテムのようです。

 常備している絆創膏の種類(表1)は、「普通の(パッドのついた)絆創膏」が8割超と圧倒的ですが、「高機能・湿潤療法型の絆創膏」も2割。特に女性では、「高機能・湿潤療法型絆創膏」を常備している人が3割近くいます。

 ここで「救急絆創膏」の売れ筋ランキングを調べると、表3のとおり。1位はまさに湿潤療法型のアイテム。また8位にもこのタイプがランクインしています。高機能の絆創膏は従来型に比べて価格も高いのに、上位に入っているのはそれだけ支持されているということ。高いだけの効果が期待されているのです。

■女性が特によく絆創膏を使うシーン・部位に納得!?

 次に、ふだんどのようなとき(症状)に絆創膏を使うか、また、よく絆創膏を使う体の部位を聞きました。すると、絆創膏を使う症状(表4)で最も多かったのは「すり傷・切り傷」、次いで「靴ずれ」。よく使う部位(表5)では「手の指」「手の指先」に続いて、「足・かかと」でした。症状と部位はほぼ対応しているようです。

 男女差に注目すると、表4ではほとんどの項目で女性が男性を上回りました。女性のほうがよく絆創膏を使ってケアをしていることを示し、前の調査結果(表1、表2)とも一致しています。中でも「靴ずれ」は男女差が大きく、30ポイント近い差が。男性では「靴ずれ」より「傷口が化膿したとき」が上回り、2位になっていました。女性は男性に比べて靴の数が多く、買ったばかりの靴を下ろしたときなど、「靴ずれ」に悩むシーンが多いのでしょう。

■絆創膏の重視ポイントで、「サイズ」「形状」に次ぐ3位は

 続いて、絆創膏を使うときや買うときに重視することは何かを聞きました。すると、1位は「用途・部位に合ったサイズ」、2位は「用途・部位に合った形状(指用、靴ずれ用など)」。消耗品なのでコスト意識が高いかと思いましたが、「(1枚あたりの)価格の安さ」「大容量・お徳用のもの」は、それぞれ6位と7位でそれほど高くありません。「サイズ」や「形状」のほうがずっと重視されています。

 最近は、大小だけでなく、指用・かかと用・靴ずれ用・水仕事用など、メーカーによって各種サイズ・形状の絆創膏が出ています。多様なシーンや部位に合わせて選べるのはうれしいですね。
「サイズ」「形状」に続く3位には、「防水タイプ、水仕事ではがれにくい」がランクイン。男女別に見ると女性が男性を大きく上回り、女性では「形状」を抑えて2位にアップ。女性のほうが、家事で水仕事をする機会が多く、“水に強い”ことをより重視するようです。

■女性はけっこう気にしている、貼った絆創膏の“めくれ”や“はがれ”

 今度は、絆創膏を貼るときや貼っていて困ること、気になることを聞いてみました。すると、1位の「きれいに貼れない、テープがよじれる」を除き、ほとんどの項目で女性が男性を上回りました。中でも最も男女差が大きいのが、「貼っているうちに、端のほうがめくれて汚くなる」、次いで「貼っているうちに、はがれたり、(指から)はずれたりする」。この2つは全体の3位と2位ですが、女性では「きれいに貼れない、テープがよじれる」を抑え、1位と2位に逆転しています。手指に貼った絆創膏は、家事などで手を使っているうちに、めくれたりはがれたり指から抜けたりしてしがちです。ささいなことですが、女性には気になってしまうようです。
 4位の「指などに巻くとき、長さが合わない」も女性では3人に1人が回答。最近の絆創膏は種類豊富ですが、ここに挙がった「気になること」が改善されたら、さらに重宝しそうですね。

■各地で違う絆創膏の呼び名、エリア別“勢力図”

 実は、呼び名に地域差がある絆創膏。そこで、ふだん何と呼んでいるかを調べてみました。
 結果は、一般的な呼称である「絆創膏」を除くと、2位「バンドエイド」と3位「カットバン」が勢力を二分。「関東」から「東海」「近畿」にかけては「バンドエイド」と呼ぶ人が多いのに対し、「北海道」「東北」で「バンドエイド」と呼ぶ人は少数派。一方で「カットバン」は、「東北」と「中国」「九州・沖縄」で強力でした。さらに、「リバテープ」は「九州・沖縄」の、「サビオ」は「北海道」の一人勝ちで、ほかのエリアではほとんど使われていません。「絆創膏」以外の「バンドエイド」「カットバン」「リバテープ」「サビオ」などは、もともと商品名。各メーカーの創業地などの関係でよく流通していたエリアに、商品名がそのまま「絆創膏」の代名詞として定着したと言われています。

■いびき防止にアイテープ、断乳にも!?…絆創膏のちょっと変わった使い方

 最後に、絆創膏に関するエピソードやちょっと変わった使い方を聞いてみました。傷のケアはもちろん、靴ずれ対策にまつわるエピソードが多数。「女子力高めに見える」という回答も集まり、女性が絆創膏を持ち歩く心理には“女子力アピール”があるような気がします。高機能タイプの絆創膏は使ったことがない人も多いと思いますが、「傷口にしみずに水仕事ができる」というエピソードを読むと、試してみたくなりますね。

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