外食に関する調査(20~70代男女対象) 

2019年12月26日

日清オイリオは、中食※・外食に関する定点調査を開始しました。本レポートは、「外食に関する調査」として、外食利用に対する意識や、外食利用時の揚げ物に対する意識について、分析結果をまとめました。

※中食:家庭外で商業的に調理・加工されたものを購入して持ち帰り、店舗以外の場所で食べること。

調査目的


日本フードサービス協会によると、外食市場規模は平成元年より横ばい傾向にあるものの、2018年度は26兆円となっており、客単価は前年比+1.5%、売上は前年比+2.3%と上昇傾向にあります。また、中食市場は2018年に初めて10兆円規模となり、今後もますます拡大していくと考えられます。そこで、日清オイリオグループ(株)生活科学研究課では、中食・外食に関する定点調査を開始しました。
本レポートは、 「外食に関する調査」として、外食利用に対する意識、外食利用時の揚げ物に対する意識について、分析結果をまとめました。

調査結果サマリー


【回転すし店】は【ファミリーレストラン】同様、家族で楽しむ場所

【ファミリーレストラン】と【回転すし店】に行く理由について、両業態ともに「家族と一緒に楽しめるから」が最も高くなり、「手早く食事を済ませることができるから」も上位3項目に挙がりました。また、利用者が多かった上位4業態※の同行者については、どの業態でも40%以上の女性が 「家族」を選択しており、男性より高い割合となりました。

※ファミリーレストラン、回転すし店、ハンバーガー店、うどん・そば店

女性が外食に求めるのは、"作れないメニュー"や"専門店の味"

女性は外食に「作れないメニューである」ことを求める割合が最も高くなり、男女差は17ポイントとなりました。また、「専門店の味が食べられる」「お店で手作りしている」も男女差が顕著となりました。「特にない」は男性31%で最も高くなるものの、その他の項目は女性の方が高くなりました。

女性の50%以上が、「衣がサクサク」な揚げ物に魅力

揚げ物メニューに書かれていたら魅力だと感じる言葉について、男女ともに「衣がサクサク」が最も高くなり、特に女性は58%と半数以上となりました。また、「あっさり」の年代別割合は、男性で70代が25%と最も高くなりました。さらに、「風味がよい」の割合は、30代で男女差が大きく、男性は女性より8ポイント高くなりました。

女性は外食の揚げ物にも健康意識

揚げ物として使われていたらいいなと思う油について、どの項目においても、女性の方が高くなる傾向となり、特に「オリーブオイル」「アマニ油・えごま油」「体に脂肪がつきにくいトクホの油」「コレステロールを下げるトクホの油」は顕著な差となりました。また、「オリーブオイル」は男女ともに最も高くなり、女性は47%と約半数となりました。「コレステロールを下げるトクホの油」は、どの年代も女性は男性の約2倍となりました。

調査結果


①最も外食するのは、男性が50代、女性が30代

Q1.外食の頻度はどのくらいですか?

  • 外食を月1回以上※利用する人は、男性では50代が78%、女性では30代が77%で最も高くなりました。
  • 外食を「利用しない」割合は、男性20代が14%で最も高くなりました。
②【ファミリーレストラン】を月1回以上利用する割合は、男性は女性の約2倍

Q2.年に1回以上外食をする場所はどこですか?(複数回答)

  • 上位6業態については、男女で差がありませんでしたが、【丼もの店】では男性が84%となり、女性を大きく上回りました。
  • 【ファミリーレストラン】を月1回以上利用する割合は、どの年代も女性より男性の方が高く、20代以外は約2倍の差がありました。また、【回転すし店】を月1回以上利用する割合は、20代の男女で8ポイントの差がありました。
③【回転すし店】は【ファミリーレストラン】同様、家族で楽しむ場所

Q3.下記のお店で外食するのはなぜですか?また、誰と行きますか?(複数回答)

  • “理由”は、どの業態も「家族と一緒に楽しめるから」「手早く食事を済ませることができるから」が上位に挙がりました。また、女性は【ファミリーレストラン】で唯一「知人・友人と一緒に楽しめるから」が上位に挙がりました。
  • “誰と”では、どの業態でも40%以上の女性が「家族」を選択しており、男性より高い割合となりました。
④年代があがるほど、昼食に【ファミリーレストラン】を利用

Q4.下記のお店で外食するのはいつですか?(複数回答)
 ファミリーレストラン/回転すし店/ハンバーガー店/うどん・そば店

  • 【回転すし店】以外は、「昼食」で利用する割合が最も高くなり、【回転すし店】は「夕食」が最も高くなりました。
  • 【ファミリーレストラン】を利用するタイミングについて、「昼食」は年代があがるにつれて高くなる傾向にあり、一方で、「夕食」は年代があがるにつれて低くなる傾向にありました。
⑤【定食店】での揚げ物喫食率、男性約27%、女性約28%

Q5.外食の際、何を食べますか?(複数回答)

  • 【回転すし店】では、男性は「アルコール飲料」が12%、女性は「デザート」が13%と上位に挙がるのが特徴的でした。
  • 「揚げ物」は【うどん・そば店】【定食店】【丼もの店】で上位に挙がりました。
⑥女性が外食に求めるのは、“作れないメニュー”や“専門店の味”

Q6.外食メニューで気にしていることは何ですか?(複数回答)

  • 「特にない」は男性31%で最も高くなるものの、その他の項目は女性の方が高くなりました。
  • 女性は「作れないメニューである」が最も高くなり、男女差は17ポイントとなりました。また、「専門店の味が食べられる」「お店で手作りしている」でも男女差が顕著となりました。
⑦女性の50%以上が、「衣がサクサク」な揚げ物に魅力

Q7.揚げ物メニューに書かれていたら魅力だと感じる言葉は何ですか?(複数回答)

  • 男女ともに「衣がサクサク」が最も高くなり、特に女性は58%と半数以上となりました。
  • 「あっさり」の年代別割合は、男性では70代が25%と最も高くなりました。また、「風味がよい」の年代別割合は、30代で男女差が大きく、男性は女性より8ポイント高くなりました。
⑧女性は外食の揚げ物にも健康意識

Q8.揚げ油に使われていたらいいなと思う油は何ですか?(複数回答)

  • どの項目においても、女性の方が高くなる傾向にあり、特に「オリーブオイル」「アマニ油・えごま油」「体に脂肪がつきにくいトクホの油」「コレステロールを下げるトクホの油」では、顕著な差となりました。
  • 「オリーブオイル」は男女ともに最も高くなり、特に女性は47%と約半数となりました。
  • 「コレステロールを下げるトクホの油」は、どの年代も女性は男性の2倍以上となりました。
⑨外食の揚げ物メニューは「おいしい」印象

Q9.下記の業態で食べる「揚げ物メニュー」はどのような印象ですか?(複数回答)

  • どの業態でも「おいしい」が最も高くなりました。
  • 【そば・うどん店】と【回転すし店】は、「カロリーは高い」がそれぞれ5%、6%と他業態と比べて顕著に低くなりました。一方、 「塩分が多い」はそれぞれ28%、27%と高い傾向にありました。
  • 【揚げ物専門店】に「揚げ立て感がある」と回答した割合は、女性30代が13%と最も高くなりました。

調査概要


調査日:2019年8月2日~12日
調査手法:web調査
調査対象:首都圏(1都3県)、近畿圏(2府4県)に居住する20~70代の男女

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[日清オイリオ]
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