“絆”が変える住まいのカタチ調査 

2012年03月23日
パナソニック エコソリューションズ社は、人と人との「絆(きずな)」が、生活や住まいにどのように影響しているのかを調査を実施。東日本大震災を経験した日本人が求める、これからの住環境、リフォームニーズを、全国から1,500人を抽出し調査した。

【調査項目】
■震災から1年を経た家族意識(距離感)
■代表的なリフォーム部位への要望(キッチン・バス・トイレ・太陽光発電)

【調査結果】
■東日本大震災で変わった家族観-1
1年前と比べて家族志向がさらに強まる。
リフォーム意向層は一層の家族志向が伺える。

東日本大震災からの1年で、家族意識を大きく変えたことが伺える結果となりました。
「1年前と比べて、働くとしたら、家族のそばで働きたいと思うようになった」では、全体で約64%がそうだと答えています。男女で分けて見ると、男性より女性の方がそう思う比率が高く、子供や親など、自宅に家族を残して働くことの不安の大きさが伺えます。
1年前と比べた配偶者への意識も、実に全体の約56%が配偶者を尊敬するようになったと答えています。男女で分けて見ると、女性より男性の方がそう思うと答えた人が多く、未曽有の大災害を経験することで、家族を守る意識や、夫婦間で互いの存在を力強く感じ、あらためて見直すという傾向が高まっていることが伺えます。

また「1年前と比べて、家族と自宅で過ごす時間が増えた」では、全体で約59%が「増えた」と答えています。男女で分けて見ると、男性より女性の方がそう思う比率が高いという結果となっています。この先2年以内にリフォームを検討しているリフォーム意向層では、当該調査全てにおいて、そう思う割合が高く、リフォーム意向層の強い家族志向や、既にリフォームを検討する等の具体的な行動段階にあることが見て取れます。

■東日本大震災で変わった家族観-2

夫婦の絆が鮮明に。夫婦がそれぞれを思いやるリフォームに。

「ご家族のうち誰のためにリフォームを行いたいか」では全体の約40%が配偶者のためと答えています。これを男女別に見ると男性では約45%が妻のため、女性では約35%が夫のためと答えており約10ポイントの差が見られます。一方、リフォーム意向層では約48%もの人が夫・妻のためにリフォームを行いたいと答えています。生涯ともに過ごす配偶者への強い想いがリフォームへとつながっていく様子が伺えます。
核家族化や少子化、世帯人数の減少などを背景としながらも、親や子供のためという意見を抑えて、夫婦のためと回答する意見は、生活を共にする夫婦間の思いやりが強くなっていると考えられます。

■家族の食事とキッチン-1
1年間で内食(おうちでごはん)化もさらに進行。
家族で食卓を囲むことの大切さを見直す傾向に。

平日に自宅で家族と食事をするいわゆる内食の頻度はこの1年でさらに増加していることがうかがえます(全体で「ほぼ毎日」が約74%→約79%)。男女別に分けて見ると、男性で「ほぼ毎日」と答えた人は67%から約72%に、女性で「ほぼ毎日」と答えた人は約82%から約86%にそれぞれ増えています。その理由として、家計支出の減少による外食の減少だけではなく、東日本大震災によって家族と食卓を囲むこと(家族団らん)の大切さを見直したことなどが考えられます。
また、リフォーム意向層では「ほぼ毎日」が約74%から約81%と著しく増えており、東日本大震災をきっかけに「おうちでごはん」が増え、キッチンやダイニングがますます大切になってきていることがわかります。

■家族の食事とキッチン-2
我が家のキッチンの汚れが気になる女性。
狭さが気になる男性。
家族団らんの環境作りに、女性はキッチンをつねに美しく保ちたい。

■家族の食事とキッチン-3

我が家のキッチンに取り入れたいものはシステムキッチン。
システムキッチンや食器洗い乾燥機で効率的に家事をこなして家族との時間に使いたい傾向が高まる。

■家族とお風呂ー1
風呂好き日本人はますます風呂好きに。
徐々に浴槽利用者が増加し、入浴時間が長くなる傾向に。

■家族とお風呂ー2
女性にとってバスルームは多機能なスペース。
健康・美容に欠かせない場所はバスルームに。

■家族とトイレー1
トイレは心地よい場所に変化。
60代では全体の半数以上が心地よく感じる。

■家族とトイレー2
圧倒的に女性がトイレ掃除をしている。
(男性はしていると思っても、女性側はそうは思っていない)

■家庭のエネルギー (オール電化/太陽光発電への意識変化)
東日本大震災を経て、太陽光発電は導入意向が盛り上がる。
電気は自宅で創って蓄える時代に。

■家庭のエネルギー(太陽光発電の導入に向けて)
電気代といった経済的な意識だけでなく、災害時の電力確保や
日本のエネルギー全体を考え導入を考える人が増加


【調査概要】
調査時期:2012年2月20日~2012年2月24日
調査方法:インターネット調査
調査対象:30歳から69歳までの男女 一般生活者1,000名、リフォーム検討者500名 合計1,500名
調査地域:全国

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[パナソニック]
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