『「ロコモ」の現状の認知度と健康意識』についての調査(20代後半~40代の男女) 

2013年10月09日
トレンド総研では、20代後半~40代の男女を対象に、「ロコモ」の現状の認知度を調べるとともに、その健康意識についてアンケート調査を実施。働き盛りの20代後半~40代の男女500名を対象に調査を行なった。本調査は、はじめに、「ロコモティブシンドローム」に対する理解・認知を含めて、人々の健康意識について調べた。

【調査結果】

◆ 2012年7月以降に急激な伸び、「ロコモティブシンドローム」の認知率は25%

はじめに、寝たきりや要介護状態の3大要因とされる、「ロコモ」、「メタボ」、「認知症」について、それぞれの認知率を調べました。その結果、「メタボ」と「認知症」がそれぞれ98%、99%であったのに対し、「ロコモ」の認知率は25%にとどまります。徐々にフォーカスされる機会が増えてきた「ロコモ」ですが、「メタボ」や「認知症」に比べれば、その認知率はまだまだ低いというのが、現状のようです。

次に、「ロコモ」の認知層に、「ロコモ」を知ったタイミングについて、聞きました。この質問に対しては、「2013年1月以降」という人が60%で、「2012年7月~12月」という人が18%。両者を合わせれば、およそ8割にのぼります。昨年の7月というのは、厚生労働省が「第2次健康日本21」を発表したタイミングです。つまり、これ以降、「ロコモ」の認知が大きく伸びていることが分かります。一連の取り組みは、一定の成果をあげていると言えそうです。
しかし、メタボや認知症に比べれば、ロコモの認知率が著しく低いことも明白。今後、いかに認知を拡大していくかが重要であると言えるでしょう。そして、そのためには、人々の健康意識に訴えかけていくことが求められます。

◆ 気になる体重・コレステロールにオススメは“旬の野菜”、注目は「ほうれん草」、「ブロッコリー」、「ごぼう」

そこで、次に、人々の健康意識についても調べました。
まず、現在の健康状態についてたずねたところ、79%の人が「良好である」と回答しました。その一方で、「健康に対して、不安に感じることがない」という人は、わずかに、9%。たとえ健康な人であろうと、多少なりとも、健康への不安は抱えているようです。

それでは、人々が健康を気にする際に、気になるポイントはどういった点なのでしょうか。「自身の身体の健康状態を考えた際に、気になるポイントは何ですか?」と、複数回答で質問しました。この質問に対しては、「体重」(42%)、「コレステロール値」(40%)が僅差のトップ2に並び、次に「視力」(28%)が続きました。

健康対策に関するいくつかの質問を行いました。
まず、「行いたいと思う、健康対策」を複数回答形式で答えてもらいました。この質問に対して、「十分な睡眠」(98%)、「規則的な生活」(98%)、「バランスの良い食事」(97%)といった項目については、ほとんどの人が行いたいとしました。しかし、その一方で、同様に、「行いたいと思うのに実践できていない、健康対策」についても聞いたところ、「定期的な運動」(65%)、「バランスの良い食事」(61%)、「規則的な生活」(59%)といった具合に、実践できていない健康対策をあげる人も、少なくありません。
そこで、「続けやすいと思う健康対策は何ですか?」と聞いたところ、33%が選んだ「バランスの良い食事」が最多。 しかし、この「バランスの良い食事」についても、「実践できていない」と答えている人が多く、実際に健康対策を実践するためには、それなりの努力や工夫が必要であると言えるかもしれません。

そこで、秋・冬の体重、コレステロール値に対するオススメの健康対策として、トレンド総研では、旬の野菜にフォーカス。栄養豊富な旬の野菜を、美味しく食べる。それで健康対策ができるのであれば、言うことはありません。ちなみに、「健康に良さそうだと思う、秋・冬の野菜」を聞くと、「ほうれん草」(68%)、「ブロッコリー」(42%)、「ごぼう」(37%)という3つの野菜がトップ3となりました。


【調査概要】
・調査名:健康意識に関する意識・実態調査
・調査対象:20 代後半~40 代の男女 500 名 (性別・年代別に均等割り付け)
 ※ 20 代後半、30 代前半・後半、40 代前半・後半、各世代の男性・女性それぞれ 50 名
・調査期間:2013 年9 月11 日(水)~2013 年9 月17 日(火)
・調査方法:インターネット調査

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