飲食店トイレについての意識調査 

2013年12月02日
TOTOは、2010年に続いて2回目となる「飲食店トイレについての意識調査」を実施。

前回調査(2010年)からの大きな変化は、トイレがきれいだと「お店のイメージがよくなる」と回答した方が32%から79%へ約2.5倍に急増したことで、この3年間でトイレのきれいさが飲食店の好印象へとつながる傾向が大きく高まっていることがわかりました。

また、飲食店のトイレに求められているのは、男女共に1位「掃除が行き届いている」、2位「においがない」となり、「清潔さ」であることがわかりました。さらにお店選びの基準として、10人に1人以上が「トイレがきれい」を意識するなど、来店動機としても見過ごせない要素になりつつあることがわかりました。

【調査結果詳細】

Q:あなたは、飲食店のトイレがきれいだとどのように感じますか (複数回答)
約8割の方が「お店のイメージがよくなる」と回答し、3年前より約2.5倍に増えています。また、いずれの項目も伸びを見せ、トイレのきれいさがお店の印象やリピート意欲を向上させる要素となってきていることがわかりました。

Q:あなたが飲食店のトイレで「こんなトイレだとうれしい」と感じるときはどのような時ですか (上位6項目・複数回答)
男女共に1位、2位は同じで、トイレの「清潔さ」が重視されていることがわかりました。3位以降は男女で異なり、女性は男女別のトイレ、男性は小便器を求める傾向がうかがえます。

<女性>
1 位 掃除が行き届いていると感じる
2 位 においがない
3 位 トイレが男女別
4 位 ペーパータオルやハンドドライヤー(ジェットタオル等)がある
5 位 床がぬれていない
6 位 小便器がある

<男性>
1 位 掃除が行き届いていると感じる
2 位 においがない
3 位 小便器がある
4 位 床がぬれていない
5 位 ペーパータオルやハンドドライヤー(ジェットタオル等)がある
6 位 トイレが男女別

Q:あなたが外食をされるとき、お店を選ぶ基準としてどのような点をお考えですか (複数回答)
飲食店のお店選びの基準として20項目の選択肢があるなか、「トイレがきれい」は11位、10人に1人以上の方が気にしていることがわかりました。「ボリュームが多い」「他店にないオリジナルメニューがある」「素材が厳選されている」といった料理内容に関わる点と同等かそれ以上に、トイレのきれいさが重視されていることがわかります。

利用者が飲食店を選ぶ基準として、料理の味や価格はもちろん、店の雰囲気、店員のサービスが重視されることは言うまでもありません。それに加えて、今回の意識調査から、トイレが飲食店のイメージを確実に左右する要素となっていることがわかってきました。
近年、大規模商業施設や交通施設など、パブリックトイレ全体におけるトイレの充実度が増すなかで、いわゆる「まちなか」にある中小規模店舗においても、トイレに対する利用者の関心に応えることが、店の印象をより良くするための有効な手立てとなっていきそうです。


【調査概要】
調査名称:飲食店トイレについての意識調査
実施時期:2013年8月
調査対象:20代~60代の男女
調査方法:インターネット・リサーチ
有効回答数:2000件(男女各1000件)

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[TOTO]
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