幹事に聞く「忘年会の実態調査」 

2013年12月05日
トレンド総研は、忘年会の幹事にフォーカスして、調査を行なった。事前調査にて「今年、忘年会の幹事を行う予定がある」と答えた人を、ランダムで500名選出。忘年会幹事の実態について調査を実施した。

【調査結果】

◆ 友人、親戚、同僚、・・・ 忘年会実施回数、平均は「3.1回」! 職場の忘年会も、2人に1人は「楽しみ」

はじめに、「今年予定している忘年会の回数」を聞きました。この質問には、「3回」(30%)という回答が最多で、平均回数は「3.1回」という結果に。「1回」という回答も15%にとどまり、忘年会は複数回行うというのが主流のようです。

では、忘年会は誰と行うことが多いのでしょうか。「一緒に忘年会を行う予定の人」を複数回答形式で聞くと、「会社の同じ部署の人」(76%)が最多で、「学校の友人」(71%)、「会社の同期」(70%)と続きます。その他にも、親戚、幼馴染、会社の取引先の人と、忘年会は、幅広い関係の人と行われていることが分かります。

さらに、こうしたそれぞれの人との忘年会を予定している人に、忘年会が楽しみかどうか、たずねました。その結果、最も楽しみにしている人が多かったのは、「学校の友人との忘年会」で、94%もの人が「楽しみにしている」と回答。同様に、上位となった「幼馴染との忘年会」(91%)、「サークルの友人との忘年会」(88%)、「会社の同期との忘年会」(86%)については、「楽しみにしている」と回答した人は、いずれも約9割。気心の知れた仲間と集まる忘年会というのは、非常に楽しみなイベントであると言えるでしょう。

一方、「楽しみにしている」という人が少なかったのは、「会社の取引先との忘年会」(44%)、「会社の異なる部署の人との忘年会」(48%)、「会社の同じ部署の人との忘年会」(59%)といった、職場の関係者との忘年会でした。こうした場では、気を遣うことも少なくありません。やはり、友人との忘年会とは、若干状況は異なるようです。しかし、一方では、それでも4割~6割の人は「楽しみ」としているとも言えます。年末の風物詩・忘年会は、広く楽しみにされているイベントであるように見受けられます。

◆ 92%が「忘年会幹事の仕事は大変だと思う」、2大・悩みのタネは「ドタキャン対応」と「2次会の店選び」

次に、忘年会の幹事の仕事について聞きました。

まず、「忘年会の幹事の仕事として、何をしますか?」と、複数回答形式で聞きました。これに対して、多かったのは「1次会のお店選び」(90%)、「参加者の取りまとめ」(85%)、「日程調整」(81%)といった仕事。一方、「忘年会の幹事の仕事は大変だと思いますか?」とたずねると、「大変だと思う」と答えた人は92%と9割以上を占めます。やはり、忘年会の幹事というのは、なかなか大変なものだと思われているようです。

それでは、これらの仕事の内、大変だと思われているのは、どういった仕事なのでしょうか。それぞれの仕事に対して、「大変だと思う」と答えた人の割合を比べてみたところ、上位2項目は、「ドタキャンへの対応」(73%)、「2次会のお店選び」(70%)。イレギュラーな対応を迫られるドタキャンや、事前に参加者を把握することが難しい2次会への対応。その場での臨機応変な対応が迫られる仕事が、忘年会の幹事にとっての“悩みのタネ”だと言えるでしょう。

◆ 会社での評価にもつながる“お店選びのセンス”、忘年会幹事によるお店選びの実態とは!?


忘年会の幹事の仕事として、最も多くの人があげたのが「1次会のお店選び」。また、「2次会のお店選び」は、大変だと思う忘年会の幹事の仕事として、2位でした。忘年会の幹事にとって、上手にお店を選ぶことは、重要な課題であると言えるでしょう。

そこで、忘年会のお店選びのポイントについて、詳しく調べてみました。「お店選びで重視する点」を複数回答形式で答えてもらうと、最も多くの人があげたのは、81%が選んだ「予算」。その他にも、「食事のメニュー」(71%)、「ロケーション」(62%)、「個室の有無」(59%)、「安さ」(59%)、「雰囲気」(54%)、「ドリンクのメニュー」(53%)と、計7項目が半数以上の人により選ばれるという結果に。忘年会のお店選びでは、様々な条件を考慮しなければならないようです。

また、「忘年会の幹事でお店選びをする際に気をつけていること」を自由回答形式で聞くと、「席の間に柱がなく、全体を見回せるところ。また、席の移動がしやすいお店を選ぶ。(東京都・男性29歳)」、「参加者のアレルギーや好きな料理をリサーチした上で決める。(三重県・男性28歳)」といったように、非常に細かな点まで事前に調べているという人が多数見受けられました。さらに、こうした傾向は会社の人との忘年会でより顕著なようで、「会社での忘年会は、その店の良し悪しが自分への評価につながってしまうので、店選びには最もこだわる。(東京都・男性23歳)」、「上司の好き嫌いが多く、予算との折り合いがつかず、お店選びには苦労する。(神奈川県・女性39歳)」といった声もあげられました。


【調査概要】
調査対象:20代~30代の男女 500名 (性別・年代別に均等割り付け)
※事前調査にて、「今年、忘年会の幹事をする予定がある」と回答した人
調査期間:2013年11月18日(月)~2013年11月21日(木)
調査方法:インターネット調査

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