おひとりさま男女の「メリハリ消費」に関する実態調査 

2014年05月30日
オウチーノ総研は、20~39 歳の未婚男女 554 名に、「『お金』に関するアンケート調査」を行った。「あなたは普段から『節約』を心掛けていますか?」と聞いたところ、53.4%が「節約を心掛けている」と回答。「あなたは普段『贅沢』をすることはありますか?」と聞いたところ、50.0%が「贅沢することがある」と回答した。また節約を心掛けているものとして最も多かったのは「食費」で 62.5%、第 2 位が「水道光熱費」で 42.9%、第 3 位が「通信費」で 24.3%だった。贅沢するものとして最も多かったのは「食費」で 43.3%、第 2 位が「旅行・レジャー代」で 27.4%、第 3 位が「ファッション代」で 22.7%だった。

【調査結果】

1. 53.4%が、普段から節約を心掛けている

最初に、「あなたは普段から『節約』を心掛けていますか?」という質問をした。結果、53.4%が「普段から節約を心掛けている」と回答した。「普段から節約を心掛けている」と回答した人にその内容を聞くと、第1位が「食費」で62.5%、第2位が「水道光熱費」で42.9%、第 3 位が「通信費」で 24.3%だった。それぞれ節約の方法を聞いてみると、「食費」は「値引き商品と、スーパーのプライベートブランドを買う」(28 歳・男性)など、なるべく安い食材を購入する、という意見が最も多く、次が「外食を控える」(28 歳・女性)だった。また第2 位の「水道光熱費」は、「電気をこまめに消す」(22歳・男性)など、「節電」を心掛けている人が最も多く、次に「水を出しっぱなしにしない」(34 歳・女性)など、「節水」をしている、という意見が多かった。第 3 位の「通信費」は、「家族割引を有効利用している」(37 歳・男性)など、割引プランや料金プランを活用した節約が最も多かった。次に、「スマートフォンではなく、携帯電話を使っている」(31 歳・男性)など、携帯電話を使用することで利用料金を抑えている、という意見が多かった。その次に多かったのが「通話料削減のために、LINE を使う」(27 歳・女性)など、無料通話アプリを活用している、という意見だった。

2. 50.0%が、「贅沢をすることがある」と回答

次に、「あなたは普段『贅沢』をすることはありますか?」という質問をした。結果、50.0%が「普段贅沢をすることがある」と回答した。「普段贅沢をすることがある」と回答した人にその内容を聞くと、第1 位が「食費」で 43.3%、第 2 位が「旅行・レジャー代」で 27.4%、第3 位が「ファッション代」で 22.7%だった。それぞれどのような贅沢をするのかを聞くと、「食費」は「たまに高めのランチ、ディナーをしている」(28 歳・男性)という、時々高級店に外食をしに行く、という意見が最も多かった。次に多かったのが、「自分へのご褒美に甘いものを買う」(23 歳・女性)という意見だった。
また第 2 位の「旅行・レジャー代」は、「少し贅沢な宿に泊まる」(23 歳・女性)、「旅行の際に美味しい食事をする」(27 歳・女性)など、たまの旅行ぐらいはお金を惜しまずに使う、という意見が最も多かった。次に多かったのは、「年に一回海外旅行をする」(34 歳・女性)といった、長期休暇などを利用して海外に行く、という意見だった。
第 3 位の「ファッション代」は、「欲しい服は我慢せずに購入」(30 歳・女性)という、気に入った服を見つけたら悩まずに買う、という意見が最も多かった。次は「長く使えそうな、質のいい物を買う」(39 歳・女性)など、多少高くても長持ちするものを購入する、という意見が多かった。

3. 20 代、男性は贅沢する割合が 39.1%なのに対し、女性は 61.2%

では、男女間で消費のメリハリに対する意識に違いは出てくるのだろうか。まず男女別に見てみると、普段から節約を心掛けている男性は 50.0%だったのに対し、女性は 56.8%、普段贅沢をする男性は42.4%だったのに対し、女性は 57.6%だった。男性よりも女性の方が消費にメリハリをつけている割合が高いことが分かった。また年代別、男女別に見て特に大きな差があったのは 20 代男女の贅沢に対する意識だった。今回、普段贅沢をすることがあると回答した 20 代男性は 39.1%だったのに対し、20 代女性は 61.2%と、20%以上の差が開いた。20 代女性は特に、ファッション代や美容・化粧品代などにお金がかかり、さらには「友達とごはんを食べるときは贅沢する」(28 歳・女性)という声もあるように「女子会」などで贅沢をする機会が多いため、ここまでの差が生じたのではないかと考えられる。

4. 4 人に 1 人が「散財をして、後悔をしたことがある」と回答

自由に使えるお金が多いおひとりさま。そんなおひとりさまだからこそ、ついお金を使いすぎてしまった経験があるのではないだろうか。そこで最後に、「あなたは散財をしてしまい、あとで後悔をしたことはありますか?」という質問をした。結果、4 人に 1 人が「後悔をしたことがある」と回答した。具体的なエピソードを聞くと、圧倒的に多かったのが「衝動買い」である。その中でも特に洋服や靴などファッション関連の衝動買いで後悔をしたことのある割合が高かった。「よく考えないでデザインだけを重視して洋服を買ってしまい、結局着る機会がなかった」(29歳・男性)や「洋服を大量に購入したが、結局手持ちの服と合わず、試着したはずなのにあまり着ることが出来なかった」(39 歳・女性)というように、衝動的に買ったが結局着なかった、という声が多かった。
次に多かったのが「クレジットカード」の失敗である。「クレジットカードを初めて使ったとき、その便利さに感動し、浪費をしてしまって後から痛い目にあった」(37 歳・男性)や、「ボーナス一括払いで使いすぎてしまって、手元にほとんど残らなかった」(36 歳・女性)のように、つい使いすぎてしまいあとで請求書を見て後悔した、という意見が多く挙がった。次に多かったのが「ギャンブル」で、「競馬で負けを取り戻すため、余分なレースに手を出してさらに負けた」(39 歳・男性)といった失敗経験が多く挙がった。


【調査概要】
有効回答 20~39 歳の未婚男女 554 名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2014 年 5 月 19 日(月)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[オウチーノ総研]
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