「身体にいい食生活」に関する意識調査 

2014年07月01日
アサヒグループホールディングスの、アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所は、「身体にいい食生活」に関する意識調査を実施し、845人の有効回答を得ました。

【調査結果サマリ】

■ 5人に2人が「トクホ(特定保健用食品)などの機能・栄養表示を重視する」と回答
■ 「機能性表示」において最も重視しているキーワードは「コレステロール」
■ 日々の食生活で気をつけていることは、「野菜中心の食事を心掛けている」(48.2%)。
  その他、摂取を心がけているものは「乳製品」、摂取を控えているものは「塩分」


【調査結果】

Q.飲料や食品などを購入する際、「トクホ(特定保健用食品)」など、食品の「機能性」や食品に含まれている「栄養」の表示を重視しますか?(単回答 N=845)
⇒全体の約4割以上が「機能・栄養表示を重視する派」でした。

最近ではスーパーやコンビニエンスストアでも「トクホ(特定保健用食品)」と表示された飲料や食品を見かけることが増えています。食品などを購入する際、「トクホ(特定保健用食品)」など、食品の「機能性」や食品に含まれている「栄養」の表示を重視して購入しているか調査したところ、「とても重視する」と回答した人は7.6%。「まあまあ重視する」という声は36.0%を数え、全体の約4割以上が「機能・栄養表示を重視する派」でした。「『トクホ』と書いてあると体に良いのかなと思い、購買意欲が増す。出来るだけ、細身で健康的な体型を維持したいため」(女性30代、熊本県)、「健康診断の前あたりは、体脂肪を減らす目的でそういった製品を選ぶ」(女性30代、宮城県)などの意見が寄せられました。

Q.飲料や食品の「機能性表示」で購入時に特に重視しているキーワードは何ですか?(複数回答 N=351)
⇒ 1位は「コレステロール」、次いで「中性脂肪」「体脂肪」を気にする人が多く、「メタボリックシンドローム(代謝異常症候群)」の危険を意識する声が目立ちました。

5人に2人以上が「機能・栄養表示を重視する派」でしたが、具体的にどのような栄養素やキーワードが購買の決め手になっているのか調査したところ、最も回答が多かったのは「コレステロール」(42.5%)でした。「コレステロールの値があまり良くないので、その改善のため」(男性60代、兵庫県)、「マヨネーズは、『コレステロールゼロ』表示のものしか買わない」(男性50代、茨城県)など、血液中の脂質である「コレステロール」を含む食品をなるべく控えているという声が目立ちました。

次に2位は「中性脂肪」(40.2%)。「『中性脂肪低下』などの宣伝文句が気になる」(男性50代、大阪府)など、コレステロールと同じく血液中の「中性脂肪」の数値増加が気になるという声が寄せられました。さらに「飲み会後や焼肉後は、トクホ飲料で体脂肪が付かないようにカバーしている」(女性30代、神奈川県)など、3位に「体脂肪」(29.9%)、9位にも「脂質」(18.8%)が挙げられ、中性脂肪や体脂肪の数値増加に伴い、肥満・内臓脂肪型肥満など「メタボリックシンドローム(代謝異常症候群)」の危険を意識する声が目立ちました。
 そのほか、「血糖値が高めなので、あまりに糖質が高いものは控えたい」(女性40代、千葉県)など、6位に「血糖値」(29.6%)、8位に「糖質」(26.8%)、10位に「エネルギー・カロリー」(16.0%)が続き、ダイエットや生活習慣病を予防・改善のため、店頭で「糖質オフ」「カロリーオフ」商品を選ぶ人もいました。

上記以外では「血圧が高いので、塩分控えめ・減塩」(女性30代、福岡県)など、5位「血圧」(28.2%)。さらに「『食物繊維』『便秘解消』というワードを重視してしまう」(女性40代、愛知県)など、6位「食物繊維」(27.4%)、8位「整腸(便秘)」(24.5%)が挙げられ、「生活習慣病」と並び「高血圧」「便秘」に悩む人も目立ちました。

Q.身体のために「食生活」で気をつけていることは何ですか?(複数回答 N=771)
⇒最も回答が多かったのは「野菜中心の食事を心掛けている」(48.2%)
 その他、摂取を心がけているものは「乳製品」、摂取を控えているものは「塩分」

「食生活」全般に関して、気をつけていることを伺ったところ、最も回答が多かったのは「野菜中心の食事を心掛けている」(48.2%)でした。「煮た野菜や野菜炒め、野菜サラダなどを3食必ず(野菜を)摂取する」(男性50代、大阪府)」、「お肉1に対して野菜2」(女性50代、兵庫県)など、緑黄色野菜や根菜等、野菜料理中心のヘルシーな献立づくりを実践するという声が目立ちました。さらに「野菜ジュースは2日に1本くらいは飲んでいる」(男性30代、広島県)など、11位に「野菜ジュースを飲んでいる」(15.2%)、18位にも「青汁、豆乳など体に良さそうなものを飲んでいる」(9.1%)が続き、野菜不足を野菜ジュースや青汁などで補うという声も多く、日ごろの食生活の中で「野菜」を優先して摂取するご家庭が大変多いことがうかがえます。

次に2位は「朝・昼・晩と三食しっかり食べている」(46.0%)。「働くエネルギーのために、三食を規則正しく摂るように心がけている」(女性30代、神奈川県)など、食欲の有無に関わらず、朝・昼・晩の食事を必ず食べるという声。さらに「深夜は絶対にお腹が空いても食べない」(女性50代、大阪府)など、9位に「夜遅い時間に食べ過ぎないようにしている」(17.4%)、13位にも「夜8時以降は食事しない」(14.3%)が挙げられ、食事回数、時間帯など、規則正しい食事習慣が健康を支えているという声が目立ちました。

摂取で重視しているものは「便秘予防にと手作りヨーグルトを30年位前から食べている。そのおかげか、花粉症がなく、骨密度も平均値よりは高い」(女性40代、千葉県)など、3位に「牛乳やヨーグルト、チーズなど乳製品の摂取を心掛ける」(42.8%)。「喉が乾く前に少しずつ水を飲む」(女性50代、兵庫県)など、5位に「水をこまめに摂取するようにしている」(28.7%)が続きました。特が暑さ増すこれからのシーズンは、熱中症対策として適切な水分補給が求められます。

その一方、摂取を控えているものは「夫が高血圧のため、塩分控えめの食事を心がけている。よく味が薄いと言われる」(女性50代、神奈川県)など、4位に「塩分を控えている(薄味にしている)」(28.9%)。「カロリー計算し、また間食もなるべく控えている」(女性30代、兵庫県)など、6位に「食べ過ぎ・カロリーの取りすぎに気をつけている」(28.1%)、10位にも「油分を控えている」(15.6%)が挙げられました。飽食の時代に生きる私たち現代人は、油断をすると「塩分」「カロリー」「油」過多の食生活になりがちなため、健康を意識した食事を念頭に置きながら、上手にコントロールしている人もいました。


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女845人(有効回答数、男性437人、女性408人)
調査方法:インターネット
調査期間:2014年6月18日(水)~24日(火)

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[アサヒグループホールディングス]
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