第4回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査 

2014年12月01日
リスクモンスターは、第4回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査結果を発表。

【調査結果】

[1] 「この企業に勤める人と結婚したいランキング」/ランキング結果

「この企業に勤める人と結婚したいランキング」のランキング1位は「トヨタ自動車」(回答率9.3%)であった。次いで「全日本空輸(ANA)」が2位(同 7.3%)、「三菱東京 UFJ 銀行」が3位(同5.6%)となった。以下、4位「タニタ」(同 5.5%)、5位「東日本旅客鉄道(JR 東日本)」(同 5.0%)、6位「グーグル(Google)」(同 4.6%)、7位「富士フイルム」(同 4.4%)、8位「パナソニック」(同 4.3%)、9位「三井物産」(同 4.3%)、10 位「電通」(同 4.1%)と続いた。

(n=800/複数回答)
1 トヨタ自動車 9.3%
2 全日本空輸(ANA) 7.3%
3 三菱東京UFJ銀行 5.6%
4 タニタ 5.5%
5 東日本旅客鉄道(JR東日本) 5.0%
6 グーグル(Google) 4.6%
7 富士フイルム 4.4%
8 パナソニック 4.3%
8 三井物産 4.3%
10 電通 4.1%
11 サントリー 3.8%
11 みずほ銀行 3.8%
13 三井住友銀行 3.6%
14 伊藤忠商事 3.5%
15 資生堂 3.4%
15 三菱商事 3.4%
17 ソニー 3.3%
18 アップル(Apple) 2.9%
18 花王 2.9%
18 日清食品 2.9%
18 本田技研工業(ホンダ) 2.9%

業種としては、製造業が 10 社(トヨタ自動車、タニタ、富士フイルム、サントリー、パナソニック、サントリー、資生堂、ソニー、花王、日清食品、本田技研工業(ホンダ))と最も多く、その他総合商社3社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事)、銀行業3社(三菱東京 UFJ 銀行、みずほ銀行、三井住友銀行)でトップ 20 のうちの大部分を占める結果となった。
なお、トップ 100 については図表Bにまとめた。

[2] 「この企業に勤める人と結婚したいランキング」/前回との比較

第3回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の結果と比較したところ、上位2社に変動はなかったものの、3~10 位の企業においては、すべての企業が前回からランクアップした。中でも、パナソニック(前回 25 位→8 位)の躍進は、過去2期の連続赤字から直近期で黒字転換した業績改善の効果が表れているものと考えられ、一方でランクが低下したソニー(前回 11 位→今回 17位)においては、直近期の赤字転落が影響しているものと考えられよう。
その他に、メガバンク3社(三菱東京 UFJ 銀行(前回5位→今回3位)、みずほ銀行(前回 43 位→今回 11 位)、三井住友銀行(前回 20 位→今回 13 位))の躍進も目覚ましい。[3]にて後述のとおり、メガバンクのランクアップが、男性が妻の職場として望んだことによるのであれば、給与や福利厚生などが充実している銀行に勤務する女性は、男性にとっても結婚後の安定した収入源として頼りになる存在であると思われている、ということになろう。

[3] 「この企業に勤める人と結婚したいランキング」/男女比較

結婚相手の勤め先として望む会社を男女別に集計したところ、男性が結婚相手の女性に望む勤務先としてのランキング1位は、前回と同じく「トヨタ自動車」(回答率 7.3%)であった。次いで「全日本空輸(ANA)」(同 7.0%)が2位、「東日本旅客鉄道(JR 東日本)」(同 5.3%)が3位、「みずほ銀行」が4位(同 4.8%)、三菱東京 UFJ 銀行」(同 4.5%)が5位となった。
これに対して、女性が結婚相手の男性に望む勤務先としてのランキング1位は「トヨタ自動車」(回答率11.3%)となり、2位の「全日本空輸(ANA)」(同7.5%)と共に前回と同じ結果となった。次いで、「タニタ」が3位(同 7.0%)となり、以下、4位「三菱東京 UFJ 銀行」(同 6.8%)、5位「電通」
(同 6.3%)と続いた。

全体でのランキングトップであった「トヨタ自動車」、2位の「全日本空輸(ANA)」は、男女別においても、1位2位を占めており、高い人気を有していることが特徴として見られた。3位以下については、男女で異なる傾向が見られ、男性が結婚相手の女性に望む勤務先としては、銀行(みずほ銀行、三菱東京 UFJ 銀行、三井住友銀行)や、化粧品メーカーなどの化学工業(資生堂、花王)が目立つのに対して、女性が結婚相手の男性に望む勤務先としては、総合商社(三井物産、住友商事、三菱商事、伊藤忠商事)や広告業(電通)が目立つ結果となった。

[4] 「この企業に勤める人と結婚したいランキング」/選択理由

選択した理由を自由回答で尋ねたところ、従来と同様に「高給である」「安定している」といった生活を重視した回答が多く見られた一方で、「製品・商品が好きだから」「趣味に繋がっている」「業務に夢がある」といった個々の嗜好と考えられる回答も見受けられた。

[5] 「この企業に勤める人と結婚したいランキング」/平均年収との比較

「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の上位ランキング企業における平均年収を調査したところ、700 万円~1,400 万円と乖離があることが判明した。日本における平均年収が約 400百万円であることを考慮すれば、平均年収 700 万円以上は上位に位置するといえる。しかし、平均年収 1,000 万円超の総合商社よりも、平均年収 700 万円台の「トヨタ自動車」「全日本空輸(ANA)」が上位にいる点からは、結婚相手に求める条件が、必ずしも収入に左右されるわけではないということがこの結果から読み取ることができよう。

[6] 「この企業に勤める人と結婚したいランキング」/重視するイメージ

結婚相手の勤める企業に対して重視するイメージは「安定している」「給料がよい」「社員を大切にしている」「福利厚生が充実」「将来性がある」「土日が休み」「堅実的」が上位となった。
「安定している」「給料がよい」「社員を大切にしている」は前回に引き続き上位として挙がっており、「国内転勤が少ない」「海外転勤が少ない」「世界的に活躍している」といった地域的な勤務環境に関するイメージは、前回同様に重視されにくい結果となった。また、「退職金や年金がよい」(前回8位→今回 11 位)の低下は、年金に対する期待の低下が反映されたものと捉えることができよう。
男女別の結果においては、男性よりも女性の方が、「安定している」「給料がよい」「福利厚生が充実」「退職金や年金がよい」といった生活に直結する項目に回答が集中している傾向が見受けられた一方で、男性が妻の職場に対して望んでいる「子育て支援が充実」「残業が少ない」といった項目は、女性としては夫の職場に対してさほど望んでいないことが浮き彫りとなっており、子育てについて男性を当てにしていないことが反映された結果となった。


【調査概要】
・調査名称: 第4回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査
・調査方法: インターネット調査
・調査エリア: 全国
・調査期間: 2014 年 10 月 25 日(土)~10 月 26 日(日))
・調査対象者: 20~59 歳の有職者男女個人
・有効回収数: 800 サンプル

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