高齢者の「健康寿命と予防」に関する意識調査 

2014年12月16日
ファイザーは、65歳から70歳の男女600人を対象に健康寿命と予防に関する意識調査を実施しました。

平均寿命が年々伸びる超高齢社会の日本において、健康で自立して暮らすことのできる「健康寿命」を延ばすことは平均寿命に代わり、国の大きな目標となっています。

2014年10月1日に発表された平均健康寿命は男性71.19歳、女性74.21歳であり、平均寿命(男性80.21歳、女性86.61歳)と大きな差があることが注目されています。

今回の調査では、健康寿命の認知と高齢者がご自分の健康に対してどのような指標を持っているのかを明らかにするとともに、日常生活動作の低下につながる肺炎や、予防接種に対してどのように認知しているかを調査しました。

調査の結果から、「健康寿命」という言葉の認知は85%と高い一方で、その具体的な年齢までを認識できている方は少なく、回答者の考える健康寿命は、実際の平均健康寿命よりも男性については約3歳、女性は約5歳長く捉えられていることがわかりました。その差は特に女性の健康寿命に関して大きく、6割の方が5歳以上高く認識しており、5人に一人が10歳以上長い年齢を回答していました。

また、65~70歳の方においては、「おいしく食事ができる」ことが、健康を実感する上でもっとも重要な指標であることがわかりました。次いで、「仕事や趣味を続けること」や、自立した日常生活が送れることで健康を実感していることがわかりました。

『国民の健康寿命が延伸する社会』に向けた予防・健康管理に係る取り組みの中で「肺炎の予防」が挙げられていますが、一般の方におかれては健康寿命と「肺炎」の結びつきの認識は薄いことがわかりました。また健康を損なわないための手段として、ワクチンによる予防に対する意識が低いこともわかりました。

【調査結果のサマリー】

「健康寿命」の認知は85%と高いが、正確な年齢の認知は低い
■「健康寿命」という言葉は、男女合わせて85%の方が認知している一方で、男性の平均健康寿命については74歳と認識されており、実際の健康寿命との差は3歳、女性は79歳と認識されており、実際より5歳長く考えられていることがわかった。
■とくにその差は女性の健康寿命に関して大きく、約6割の方が5歳以上高く認識しており、5人に一人が10歳以上長い年齢を回答していた。

健康の指標は「おいしく食事が食べられる」こと。次いで「仕事や趣味を続けることができる」や自立した日常生活が送れることが重要視される。
■健康であると認識する指標として、最も多かった回答は「おいしく食事が食べられる」で、日常生活の基本となる食事が重要であり、「おいしく」食べられることに健康の証を感じていることがわかった。
■次いで「仕事や趣味を続けることができる」「一人で家事ができる」「自分で家計管理ができる」の回答が続き、自立してアクティブに日常生活が送れることに関連した項目が挙げられている。

健康を損なう病気は「がん」「認知症」「脳血管障害」。「肺炎」は下位。
■健康を損なう可能性のある病気の中で回答が最も多かったのは「がん」。次いで「認知症」、3位は 「脳血管障害」であった。どれも生活の質を落とす可能性の大きい疾患と言える。
■免疫力が低下した高齢者が罹患すると日常生活動作の低下につながる「肺炎」を気にされる方は8%にとどまった。

健康な生活を損なわないコツは「食事」「運動」「精神衛生」。予防接種に対する意識は低い。
■健康な生活を損なわないために気をつけていることとして最も多かったのは「食生活に気を配る」。次いで「適度な運動をする」「ストレスを溜めない」であった。
■「病気を予防するワクチンを打つ」は、わずか3%の回答であった。


【調査概要】
調査対象:健康状態が良いと回答した65歳~70歳の男女 600人(男性300人、女性300人) 各年齢 男女各50人
実施期間:2014年11月7日~8日
実施手法:インターネット調査
実施地域:全国

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[ファイザー]
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