ベトナム若者の仕事観調査 

2014年12月16日
ベトナムの消費者リサーチサービス「Q&Me」を運営するAsia Plusは、ベトナム人・日本人の働く20代男女各300名を対象に、仕事に対する意識調査を行いました。勉強熱心だと言われるベトナム人ですが、一方で若者の離職率の多さが問題になっています。本調査ではベトナム人の仕事観を「会社を選ぶ際に重視していること」「転職」「好きな上司・嫌いな上司」などの側面から調べています。

【調査結果】

◆会社選びで重視する事は「給料・職場環境・自分のスキルを活かせる事」
会社を選ぶ際の重視している事としては、ベトナム人の5割が「給料」と答え最も多く、続いて「職場環境(40%)」「自分のスキルを活かせる事(39%)」という結果となりました。「自分のスキルを活かせる事」に関しては、日越で大きなギャップが見られ、この割合は日本の約6倍となっています。

◆7割以上が転職経験済み。40%が将来の為に「転職した方が良い」と回答。
転職経験については、74%が転職の経験があり、3回以上転職している人も全体の26%という非常に高い数字となっています。また、自分のキャリアや将来の為には「転職した方が良い」と思っているベトナム人は全体の40%となり、25%の日本を大きく上回る結果となりました。

転職理由について、最も多かったのが「給料の低さ(47%)」「仕事内容とキャリアのギャップ(24%)」で、日本に比べ顕著に多かった項目としては、「社員旅行などの福利厚生が少ない(21%)」で社員旅行等の会社イベントが社員を定着させるのに効果があることを裏付ける結果となりました。

◆好きな上司の条件は「強いリーダーシップ」「責任感」「公平な評価」
好きな上司の条件については、「強いリーダーシップ(48%)」「責任感(48%)」「公平な評価(46%)」などが挙げられました。

一方、嫌いな上司の条件としては「他人の意見を聞かない(55%)」「評価が不公平である(55%)」「無責任(44%)」と回答した人が多い結果となりました。また、日本では「理不尽な態度」を条件に挙げる人が55%と最多であるのに対し、ベトナムでこの割合はとても低く、23%となっています。

◆日系企業のイメージは「仕事熱心」「高給」「質が高い」
外資企業で働きたいかについては、69%が「働きたい」と回答。日本企業のイメージについては56%が「仕事熱心」と回答しています、また「質が高い(52%)」といったイメージも強く、プラスなイメージを持つ人が多い結果となりました。日本と比べると、アメリカ企業は「高給(60%)」や「昇進の機会が多い(45%)」というイメージが強く、韓国系の企業は、日米に比べていずれも低い数字となっており、明確なイメージを持つ人が少ないという結果になりました。


【調査概要】
2014年11月28日~12月08日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代の働くベトナム人・日本人男女各300人

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[PRTIMES]
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