「家ビール」に関するアンケート調査 

2015年01月16日
インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「ビール」についてアンケートを行い、自宅におけるビールのストック、ビールの飲み方、よく飲む銘柄等についてまとめました。調査は2014年11月14日~11月28日にかけて実施し、20代以上のDIMSDRIVEモニター6,160人から回答を得ています。

【調査結果サマリー】

●1割の人が、「必ず毎日」自宅でビール類を飲んでいる

●冷蔵庫のストックは5~6本

●ビールに最も合う料理は「鶏の唐揚げ」がダントツ

●妻が食事の支度、夫はビールで晩酌?

●30代以下は「缶のまま直接」、40代以上は「グラスに注いで」

●グラスに注いだビールの泡、「適度な量だが、すぐに消えてしまう」36.2%

●自宅で最もよく飲むのは「スーパードライ」「一番搾り」「ザ・プレミアム・モルツ」

●選ぶ理由は「総合的なおいしさ」、「バーリアル」は低価格が魅力

●24.0%が「ディスカウント酒店」でビール類購入


【調査結果】

1割の人が、「必ず毎日」自宅でビール類を飲んでいる

■ビール飲用頻度
自宅にて、ビール類(発泡酒・新ジャンル含む)を「必ず毎日」飲んでいる人は10.3%で1割を超えた。最も多かったのは「週に2~3日」12.5%、「月に1日未満」11.2%、「週に1日」10.3%と続いた。
自宅でビール類を飲んでいる人は63.8%、『週1以上』で飲んでいる人は42.2%である。自宅で飲む人の3分の2が、週1以上の高頻度で飲んでいる事が分かった。

<年代別>
自宅で飲む人の割合は、全ての年代で男性の方が値が高い。最も値が高いのは【60代男性】で77.9%であった。男女とも60代が最も高い自宅飲用率で、年代が若くなるほど飲用率が下がっている。【20代男性】は52.6%、【20代女性】は31.4%である。

冷蔵庫のストックは5~6本

■自宅でビールを飲むシーン
自宅でビール類を飲むシーンについては、「食事をしながら」が74.0%と、他の選択肢よりも50pt程度上回るほど圧倒的である。食事以外では「風呂上り」26.5%、「食後の晩酌として」19.1%、「テレビや映画を観ながら」14.6%と続いた。「寝酒」は12.1%、「起き抜け」に飲む人も1.2%いた。

■冷蔵庫の、ビールストック本数
冷蔵庫にビールを何本冷やしているか、については「5~6本」23.6%が最も多い。6本パックで購入してそのまま冷やしている…という状況もうかがえる。次いで「2本」19.3%、「3本」15.0%と続いた。自宅でビールを飲む人のうち、『冷蔵庫にビール類をストックしている』人は85.5%である。

■常温ビールの保存場所
常温のビールをストックする場所は、「室内の納戸」15.7%、「キッチン(表に出ている)」11.3%と続いた。戸棚等にはしまわずに、キッチンに置いている人が1割を超えた。自宅でビールを飲む人のうち、『常温のビール類をストックしている人』は74.6%で、こちらも値が高い。冷蔵庫のビールが少なくなったら、常温のストックを冷蔵庫に入れているようである。

■所有ビールグッズ
自宅で所有するビールグッズについては、「ビールグラス」27.5%、「ビアジョッキ」21.8%、「ビアタンブラー」11.1%、「ビールマグ」9.6%と続いた。「ビールサーバー」所有者は3.9%である。

ビールに最も合う料理は「鶏の唐揚げ」がダントツ

■ビールに最も合う料理は?
食事をしながらビールを飲む人に、”ビールに最も合う料理”を自由記入で尋ねた。1位は「鶏の唐揚げ」390票、2位「餃子」203票、3位は1票差で「焼肉」202票、4位「鍋料理」111票、5位「焼き鳥」86票という結果である。10位までのランキングを見ると、”肉に関した料理”が多く、『ビールと肉』の組み合わせが好きな人が多いようである。

<男女別>
「鶏の唐揚げ」については男女とも1位だったが、2位と3位は逆転。男性は「焼肉」・女性は「餃子」である。
男性では8位の「ソーセージ・ソーセージ料理」、10位の「肉料理」が女性のTOP10には無いランクインである。また、9位は「何でも合う」という回答だった。
女性は7位「フライドポテト」・8位「お好み焼き」・9位「揚げ物」という回答が男性には無いランクインであった。

妻が食事の支度、夫はビールで晩酌?
「食卓に食事が並ぶ前」からビールを飲み始める男性が3割


■ビールを飲み始めるタイミング
食事をしながらビール類を飲む人に”飲み始めるタイミング”を尋ねた。半数近くの46.6%は「“いただきます”をしたあたりから」と回答しているが、28.6%は「食事が食卓に並ぶ前から飲み始める」と回答。3割弱は、食卓に食事が並ぶ前から晩酌を始めている事が分かった。

<男女別>
「食事が食卓に並び始める前から飲み始める」の回答を見ると、【男性】は32.6%なのに対し、【女性】は19.9%である。妻が食事の支度をしている時に、夫はビールで晩酌・・・という光景が伺える。

30代以下は「缶のまま直接」、40代以上は「グラスに注いで」

■ビールは缶のまま?グラスに注ぐ?
”食事をしながらビール類を飲む際の主な飲み方”を尋ねたところ、37.1%が「缶・瓶のまま、直接飲むことが多い」と回答した。コップなどに注いで飲んでいる人は62.9%と多い。
注ぐ容器については「ガラスのビアタンブラー・グラス」33.0%が最も多い。62.9%のうち、「ビール専用ではない普通のコップ」等に注いでいる人は13.2%、「ビアタンブラー・グラス」に注ぐ人は49.5%である。注ぐ人の多くが、”ビール専用のタンブラー・グラス”を利用している事が分かった。

<年代別>
年代が若いほど「缶・瓶のまま直接」の値が高く、年代間の差が大きい。最も少ない【70代以上】では13.0%と1割強しか居ないが、【20代】では61.8%にも上る。年代が若くなるほど、缶や瓶から直接飲んでいる。一方で「ガラスのビアタンブラー・グラス」、「普通のコップ」は年代が上がるほど値が高くなっている。30代以下は”直接派”の方が多く、40代以上は”注ぐ派”が多い。

グラスに注いだビールの泡、「適度な量だが、すぐに消えてしまう」36.2%

■泡の度合い(適度かどうかは回答者の好みで回答)
別のコップなどに注いで飲む人に、ビール類を注いだ際の”泡”について尋ねた。「適度な泡の量で、しばらくモコモコをキープしている」人が38.2%と最も多く、うまく泡を作れているようである。しかし「適度な泡の量だが、すぐに消えてしまう」という人も36.2%と多い。74.4%は『泡の量は適度』になっているが、10.7%は『多すぎる泡』、10.8%は『少ない泡or全く立たない』と回答した。「敢えて泡を立てないように注いでいる」人は4.1%である。

自宅で最もよく飲むのは「スーパードライ」「一番搾り」「ザ・プレミアム・モルツ」

■自宅で最もよく飲んでいるビール類
自由回答で、普段自宅で最も飲んでいるビール類を尋ねた。1位は「アサヒ スーパードライ」823票でダントツ。2位の「キリン 一番搾り」336票の2倍以上の票を獲得した。3位は「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」297票、4位「サントリー 金麦」277票、5位「サッポロ ヱビスビール」188票と続いた。10位以内の銘柄を見ると、アサヒ:2銘柄、キリン:4銘柄、サントリー:2銘柄、サッポロ:2銘柄となっており、「アサヒ スーパードライ」がダントツではあるが、キリンの方が多くの銘柄がランクインしている。また、10位以内では、ビール:5銘柄、発泡酒:1銘柄、新ジャンル:4銘柄という内訳で、上位3銘柄はビールであった。

<男女別>
上位4銘柄までは男女とも同じだが、5位については【男性】は「ヱビスビール」、【女性】は「キリン のどごし<生>」であった。多少の順位の違いはあるものの、男女での違いはそれほど大きくはないが、「キリン 淡麗グリーンラベル」については、女性は10位。男性は15位である。一方「キリン クラシックラガー」は男性18位に対し、女性は34位である。

選ぶ理由は「総合的なおいしさ」、「バーリアル」は低価格が魅力

■そのビールを選ぶ理由
「総合的においしい」44.4%が最も高く、2番目の「価格が安い」28.4%を上回った。価格の安さよりも味を重視する人が多い。3番目は「昔からの習慣で」27.9%と続き、なじみのある銘柄を愛飲する人が3割弱いる事が分かった。

<銘柄別:理由比較> N=50以上の銘柄&項目抜粋
各銘柄での値を比較すると、銘柄によって選ばれている理由が違っていた。

【総合的においしい】・・・「ザ・プレミアムモルツ」64.0%、「ヱビスビール」59.0%、「サッポロ 黒ラベル」52.1%という順であった。

【価格が安い】・・・「イオン バーリアル」は96.6%と100%に近い値であり、価格の安さで選ばれている事が分かる。

【昔からの習慣で】・・・「ラガービール」61.9%、「黒ラベル」50.7%、「スーパードライ」47.8%と続く。

【コクがある】・・・「ヱビスビール」40.4%、「ザ・プレミアムモルツ」32.0%、「一番搾り」27.1%と続く。

【ゴクゴク飲める】・・・「クリアアサヒ」と「のどごし<生>」が20.1%で同率、「淡麗グリーンラベル」20.0%、「金麦」19.5%である。

【苦みが好き】・・・「ラガービール」が29.8%でダントツ、「ヱビスビール」12.2%、「黒ラベル」11.3%と続く。

24.0%が「ディスカウント酒店」でビール類購入

■ビール類の購入場所
「スーパーマーケット」が70.5%で圧倒的である。「ディスカウント酒店」が2番目で24.0%、3番目は「コンビニエンスストア」で15.8%であった。

■重いビール類を購入するための作戦
店頭でビール類を購入する人に、”あなた・ご家庭で「意識的にしていること」”を尋ねた。「車で買いに行く」49.6%、「自転車で買いに行く」15.8%という人が多い。「駐車場の車までショッピングカートでビールを運べる店舗を選ぶ」は3.8%、「男手や家族など、力のある人や荷物持ち役の人を連れて行く」は3.1%であった。


【調査概要】
調査方法:インターネットを利用した市場調査
調査期間:2014年11月14日~11月28日
有効回答数:DIMSDRIVE登録モニター男女6,160人

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[インターワイヤード]
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