Eco Site Survey2015(各企業の環境サイトの整備状況調査) 

2015年03月16日
日本ブランド戦略研究所は、各企業の環境サイトの整備状況について調査した。達成スコアはあらかじめ設定したチェックリストの達成状況及び各コンテンツの視聴率(推定視聴者数)に基づき算出した。

■環境サイト整備状況、1位はサントリー
1位はサントリーで達成スコアは300点満点で270.0Ptだった。2位はキヤノンで260.5Pt、3位はブラザー工業が239.2Ptとなった。

■環境サイトの整備状況の調査結果(トップ20)
順位/企業名/業種/総合スコア(Pt)
1 サントリー  食品・水産 270.0
2 キヤノン   電機・精密 260.5
3 ブラザー工業 電機・精密 239.2
4 パナソニック 電機・精密 227.7
5 日立製作所  電機・精密 225.5
6 三菱電機   電機・精密 221.9
7 ダイキン工業 電機・精密 214.5
8 富士通    電機・精密 214.1
9 トヨタ自動車 機械・輸送用機器 206.4
10 ソニー    電機・精密 205.5
11 パイオニア  電機・精密 200.0
12 コスモ石油  電気・ガス・石油製品 199.1
13 東芝     電機・精密 198.0
14 東京ガス   電気・ガス・石油製品 197.5
15 シャープ   電機・精密 192.4
16 リコー    電機・精密 188.0
17 TOTO     窯業・金属製品・ゴム製品 181.2
18 資生堂    化学・繊維 181.1
19 関西電力   電気・ガス・石油製品 179.9
20 花王     化学・繊維 178.1

<結果分析>
3年連続トップに輝いたサントリーは「サントリーの愛鳥活動」や「サントリーの水育」など環境ブランディングコンテンツが充実していた。
特に同社が1973年に始めた「鳥と、鳥が暮らしやすい環境を守る活動」を紹介する「サントリーの愛鳥活動」は、「日本の鳥百科」や「バードウォッチングレポート」など、愛鳥家をはじめ野鳥に興味を持つ人にとって価値ある情報を掲載しており、高品質なユーザー体験を提供するキラーコンテンツとなっている。

2位キヤノン、3位ブラザー工業の環境サイトは、専門的な知識なしでも理解しやすいコンテンツをメインに置いたサイト構成となっている。メニューに使用されている画像も美しく一般消費者の興味を喚起しやすい。また、コンテンツの内容が分かりやすいものであることから、企業の環境活動への理解を促進しやすいものと考えられる。
また、環境マネジメント情報や環境データなど環境報告書に基づく基本的な情報の網羅性も高く、問い合わせ、サイトマップなどサイト内の利便性を助けるサポート情報も充実していた。

そのほか、今回調査の全体的な傾向として、スマホ等、PC以外のデバイスに対応するサイトの増加が挙げられる。スマホ対応サイトは219社中38社と絶対数は少ないものの、前々回4社、前回14社から大幅に増加し、今後もこの傾向は続くものと考えられる。


【調査概要】
2015年2月時点の219社の環境サイトの整備状況について調査を行った。
調査は基本情報、サポート、ブランディングの3つの情報カテゴリについて、情報量や掲載方法などが十分であるかを、あらかじめ設定したチェックリストに基づいて行った。
また、ブランディングの評価はネット視聴率測定システム『Reach Next』で測定した視聴率(推定視聴者数)を加味し行った。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本ブランド戦略研究所]
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