子どもの薬に関する調査(0歳~5歳の子どもの親対象) 

2015年07月23日
日本調剤は、乳幼児を持つ親を対象とした『子どもの薬に関する調査』を実施。
本調査は、子どもの薬(飲み薬)に対する親の知識と意識を把握するために、全国の0歳~5歳の子どもの親(父親・母親)1,202人を対象に、2015年6月19日~22日の期間、インターネット調査で実施し、その結果をまとめました。

【調査結果のポイント】

・子どもの体調が悪くなった時の対処としては、8割以上(82.0%)がまず「病院・診療所などの医療機関を受診する」と回答した。

・約6割の親が、子どもが飲み薬を嫌がったり、飲まなかった経験がある。

・嫌がった薬は「散剤(粉薬)」(84.2%)が最も多い。次に多いのは、子どもが飲みやすく工夫している「シロップ」(38.3%)だった。どの年代でも「散剤(粉薬)」、「シロップ」を嫌がる子どもが多いようだ。

・子どもに薬を飲ませる方法で最も多いのは「そのまま飲ませる」(57.7%)、次に多いのは「ジュースなど飲み物に混ぜる」(27.8%)となった。0歳~5歳のどの年代の子どもでも、そのまま飲ませている親が多い。

・子どもの薬に関して、重要な注意点「薬の使用方法・使用量」、「年齢・体重によって薬の量が異なる」、「薬の飲み合わせには注意が必要」に関しては、8~9割の多くの親が理解・把握している。

・子どもに薬を飲ませる場合に感じている不安・疑問のトップ3は以下の項目だった。
 1位「副作用がないか」
 2位「薬を飲ませてすぐに吐いてしまった場合、また同じ量を与えるべきか」
 3位「医療機関にいけない場合、市販の子ども用の薬を飲ませていれば大丈夫か」

・飲み残した薬(残薬)があった場合は、「保管しておく」が54.9%、「処分する(捨てる)」49.8%となった。

【調査結果】

Q1 あなたはお子さんの体調が悪くなった時、まずどのような対処をすることが多いですか。(回答は1つ)
子どもの体調が悪くなった時の対処は、まず「病院・診療所などの医療機関を受診する」と回答した人が、8割以上で圧倒的に多い。次に多い対処法は「インターネットで情報を集める」9.6%だった。

Q2 これまでにお子さんが薬を嫌がったリ、飲まなかったことはありますか。(回答は1つ)
全体の6割以上の親が、子どもが飲み薬を飲む際に嫌がったり、飲まなかった経験がある。3歳児以上の子どもにおいては、7割近くが嫌がったことがある。

Q3 「嫌がったり、飲まなかった薬」はどのような形態ですか。(回答はいくつでも)
【回答者:Q2で嫌がったり、飲まなかったことが「ある」と答えた方】
子どもが嫌がった薬は「散剤(粉薬)」が84.2%で最も多い。次に多いのは、子どもが飲みやすく工夫している「シロップ」(38.3%)、次いで「錠剤」(11.6%)の順となった。
子どもの年代別でみても、どの年代も「散剤(粉薬)」、「シロップ」を嫌がる子どもが多いようだ。

Q4 あなたが、お子さんに薬を飲ませる場合とっている方法をお答えください。(回答はいくつでも)
子どもに薬を飲ませる方法で最も多いのは、「そのまま飲ませる」57.7%。次いで、「ジュースなど飲み物に混ぜる」27.8%、「お薬ゼリーを使う」16.7%となった。
子どもの年代により飲ませ方の違いはあるが、0歳~5歳のどの年代でも半数以上がそのまま飲ませていることが分かった。

Q5 薬の使用方法・使用量が、わからなかったり、迷ったことはありますか。(回答は1つ)
薬の使用方法・使用量に関しては、84.7%と多くの親が理解・把握している。

Q6 子どもの薬の量(服用量)は、年齢や体重によって異なることは知っていますか。(回答は1つ)
ほとんどの親が子どもの年齢だけでなく、体重によって薬の量が異なることを「知っている」。

Q7 飲み合わせてはいけない薬があるのは知っていますか。(回答は1つ)
8割以上の親が薬の飲み合わせに注意が必要なことを、「知っている」と回答。

Q8 子どもの薬について、以下のような不安・疑問を感じたことはありますか。(回答はいくつでも)
子どもに薬を飲ませる場合の不安・疑問点で最も多いのは、「副作用がないか」で、4割以上の親が不安・疑問に感じている。次に多いのは、「薬を飲ませてすぐに吐いてしまった場合、また同じ量を与えるべきか」(38.0%)、「医療機関にいけない場合、市販の子ども用の薬を飲ませていれば大丈夫か」35.9%だった。

Q9 急病などで子ども用の薬のストックがない場合、大人用の薬で代用したことはありますか。(回答は1つ)
急病などの緊急な場合でも、ほとんどの親が大人の薬を代用として使用したことはない。

Q10 飲み残した薬(残薬)がある場合はどのようにしていますか。(回答はいくつでも)
残薬があった場合は、「保管しておく」が54.9%、「処分する(捨てる)は」49.8%となり、保管派が若干多い。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象者:0歳~5歳の子どもの親(父親・母親)男女1,202人
サンプル構成:全体1,202(1歳未満 199/1歳児 210/2歳児 213/3歳児 174/4歳児 194/5歳児 212)
調査手法:インターネット調査(株式会社インテージに委託して、調査を実施)
調査期間:2015年6月19日(金)~6月22日(月)

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[日本調剤]
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