「お茶」に関する調査(女性対象) 

2015年09月17日
オレンジページ「くらし予報」は、「お茶」に関する調査を実施。ヨーロッパやアメリカでグリーンティーがブームになるなか、日本では「お茶離れ」も懸念されていますが、調査の結果は納得&ハートウォーミングなものになりました。

【調査ダイジェスト】

・なんだかんだでいちばんよく飲むのは「緑茶」

・茶葉からいれる人は 63.4%、ペットボトルで飲む人は 37.0%

・ご飯と緑茶が生み出す「おいしさ」、祖父母からひ孫まで通じる郷愁


【調査結果】

なんだかんだでいちばんよく飲むのは「緑茶」

紅茶、中国茶、ハーブティーなどさまざまなバリエーションに彩られる日本人のお茶の時間。選択肢の増えた今、みんな、どんなお茶をどのように飲んでいるのだろうか、という疑問をベースとして始まった今回の調査、まず最初の基本的な質問の答えはやはり……と言えるものでした。
「あなたがいちばんよく飲むお茶は何ですか?」という問いには「緑茶」が1位の39.8%。続いて2位「麦茶」31.1%、3位「紅茶」9.7%、4位「ウーロン茶などの中国茶」7.4%、5位「雑穀茶・ブレンド茶」5.5%というものでした。やはり、日本人はお茶、なかでも緑茶が好きだということが数字で現れた結果に。
しかし……。

急須の所持率76.5%は多いのか少ないのか? これは結果を見る世代によっても感想が異なるでしょうが、日本人がいちばんよく飲むのは緑茶、ということは変わらずとも、その緑茶の用意の仕方、飲み方には明らかな変化が見られます。

茶葉からいれる人は63.4%、ペットボトルで飲む人は37.0%

ペットボトルの緑茶は「お弁当などさまざまなシーンで好きな“緑茶”を楽しむ手段」として完全に定着。缶入りや粉末、ティーバッグなど他を圧倒的に上回る利用率です。また、「ペットボトル入りのお茶」のなかで「いちばんよく飲んでいるものは?」という質問には、やはり「緑茶」が49.4%と約半数を占めて1位に。さらに「どんなときに飲みますか?」という問いには82.5%の人が「外でのどが渇いたとき」と答えましたが、なんと2位には「家で飲むとき」30.2%という結果が。その数に開きがあるとはいえ、「家でペットボトルの緑茶を飲む」という行為には、ほとんど違和感がなくなっていることがうかがえます。

ご飯と緑茶が生み出す「おいしさ」、祖父母からひ孫まで通じる郷愁

ゆっくり家族や来客との時間を楽しみたいときには茶葉から急須でいれ、外ではペットボトルでと、シーンによって好きな緑茶を楽しむ日本人。とくにご飯には緑茶、というのはまさに「これでなくては!」の組み合わせのようです。「緑茶に合う料理は何ですか?」という問いに寄せられた声でも圧倒的に多かったのは和食、しかもお寿司でした。
お茶がもたらす心理的効果を表すものとして「お寿司やさんで温かい緑茶が出てくると幸せな気分になる」(50代・専業主婦)という声も寄せられました。これは、あらゆる世代に共通する「味・風味×経年の実体験」とでも表現できる民族の食文化の方程式に、とりもなおさず「和食・ごはん・緑茶」の組み合わせがぴたりと合い、そこから「幸福感」「郷愁」が生まれるからと推察できます。
「母が毎日緑茶を飲ませてくれたおかげで病気知らずで元気な子どもも3人産めました。公園で子どもがおにぎりを食べながらジュースを飲んでいたとき、知らないおばあさんが“ご飯にはお茶が合うんだけどねえ”と言っていたのを思い出します」(30代・専業主婦)、「緑茶を飲むと安心する。日本人だなあとほっとする。染み渡る」(30代・パート)、などの回答から浮かんでくるのは世代を超えて受け継ぎ、伝えられる緑茶のおいしさです。


【調査概要】
調査対象:オレンジページくらし予報モニター会員・女性(有効回答数)981人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2015年7月29日〜8月2日

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