転職希望者のホンネ調査 2015 

2015年10月22日
エン・ジャパンが運営する人事担当者向け中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』は、『エン転職』のサイトユーザーを対象に「転職希望者のホンネ」についてアンケート調査を行ないました。

【調査結果概要】

高水準を推移する有効求人倍率。2015年8月には1.23倍と23年7ヶ月ぶりの高騰となっています。求人件数が多く採用担当者からは「選考辞退が増えた」という声が多く聞こえています。転職希望者が企業を選ぶ目も厳しい売り手市場のなか、採用を成功するためには転職希望者の気持ちを知ることが重要です。そこで、転職者希望者1128名のホンネを調査しました。

★ 転職を考えたきっかけは「給与の不満」、「会社の将来性に不安」。転職の際に重視するのは「仕事内容」、「年収」。
★ 転職で年収アップを希望している方は52%。
★ 転職時の不安、20代は「自身の経験・スキルへの不安と仕事適性」。30代は「年相応のスキルが身についているかどうか」、40代は「年齢」。

【調査結果詳細】

1:転職を考えたきっかけは「給与の不満」、「会社の将来性に不安」。転職の際に重視するのは「仕事内容」、「年収」。

転職希望者1128名に転職を考えた理由について伺ったところ、もっとも多かったのは「給与に不満がある」(44%)という回答。この回答は、3年連続で1位となっており、不動の転職理由と言えそうです。次いで「会社の将来性に不安がある」(42%)、「会社の考え・風土が合わない」(32%)、「仕事内容に不満がある」(31%)という回答が並びました。
また、転職の際に重視する点についてうかがったところ、第1位は「仕事内容」(71%)となりました。これまでの経験を活かせる仕事かどうか、自分がやりたい仕事かどうかを最重視していることが分かります。

2:転職で年収アップを希望している方は52%。

転職希望者に「年収へのこだわり」について伺ったところ「年収アップを希望」と回答した方は52%でした。転職を考えたきっかけの第1位が「年収への不満」であったことから、年収アップを希望している方が過半数を超えているのもうなずけます。

3:転職時の不安、20代は「自身の経験・スキルへの不安と仕事適性」。30代は「年相応のスキルが身についているかどうか」、40代は「年齢」。

転職時の不安についてうかがいました。
•20代は「自身の経験・スキルが評価されるか」(61%)が最上位に。初めて転職活動をする中で、自身の浅いキャリアがどのように企業に評価されるかを不安に感じていることが分かります。次いで「仕事適性・やりたいことがわからない」という回答が53%。全般的に悩める若者像がイメージできます。
•30代の第1位は「自身の年齢」(77%)でした。第2位には「自身の経験・スキルが評価されるか」(61%)という回答がありますが、20代とは違い、これまで頑張ってきた経験が、適正に評価されるかという意味合いに変わっています。年齢と年齢相応のスキル・経験が、大きな差となってあらわれてくる世代ということが分かります。
•40代では「自身の年齢」(91%)という回答が圧倒的にポイントを集める結果となりました。『そもそも応募時点ではねられる』、『求人広告を見ると、明らかに若い人の募集だとわかる』、『自分自身が、年齢に見合ったスキルがあると思えない』というコメントも数多くありました。また、「転職回数の多さ」(38%)という回答も他の年代より高くなっています。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン転職』利用者 1128名
調査期間:2015年9月9日~2015年9月16日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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