法令順守意識が高い企業ランキング 

2015年11月18日
就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」を運営するヴォーカーズは、「法令順守意識が高い企業ランキング」を発表。

粉飾決算、排ガス不正、不正建築と、大企業の不祥事が世の中を騒がせた今年、企業のコンプライアンス意識が改めて問われています。今回の調査レポートでは、Vorkersに寄せられた社員クチコミから「法令順守意識」の評価スコアを集計し、「法令順守意識が高い企業ランキング」を作成しました。法令順守意識が高い企業の特徴と、そこで働く社員の意識をクチコミから考察しています。併せて、業界別の法令順守意識ランキングも発表しました。

【サマリー】

・1位に裁判所がランクイン

・トップ30に住友及び三井住友グループ企業が5社ランクイン

・トップ30にNTTグループ企業4社がランクイン

・業界別ランキングは官公庁が1位。上位に金融系が多数ランクイン。下位はマスコミ、飲食業界


■「住友」「三井住友」と「NTT」に見られる子会社への意識徹底
トップ30の企業を見ると、同率1位に住友商事の子会社である「住友商事フィナンシャルマネジメント」、また、三井住友銀行の子会社である「三井住友カード株式会社(5位)」、「三井住友ファイナンス&リース株式会社(17位)」、「SMBCセンターサービス株式会社(18位)」、「SMBCコンシューマーファイナンス(20位)」と、住友及び三井住友グループ企業が多くランクインしました。同様に、「ドコモ・サポート(5位)」、「NTTコム エンジニアリング(13位)」、「NTTドコモ(15位)」、「日本電信電話(NTT)(23位)」と、NTTグループも多くランクインしています。

各社クチコミを見ると、いずれも「親会社に準じた組織体制、文化」といったクチコミが多く、親会社の法令順守意識を見ても、住友商事、三井住友銀行、NTT全てで4点を超える高いスコアです。各親会社の法令順守意識の高さは、自社のみならず「子会社へのコンプライアンス徹底」まで含んでいることがわかります。

また、コールセンターや事務対応などオペレーション関連の会社が多く、業務のマニュアル化によって勤務管理がしやすいことも特徴として見られます。

■業界別:法令順守ランキング
業界別の法令順守意識ランキングでは、企業ランキング1位の裁判所を含む「官公庁、独立行政法人」が1位となる結果になりました。2位「銀行、信金」、3位「クレジット、信販、リース」、4位「生命保険、損害保険」、6位「証券会社、投資ファンド、投資関連」と、上位に金融業界が多くランクインしています。

逆に、下位には26位に「放送、出版、新聞、映像、音響」、30位に「広告代理店、PR、SP、デザイン」と、長時間労働が多いマスコミ業界が見られます。そのほか、塾講師の労働環境悪化等が問題となっている「教育、研修サービス(26位)」、人材不足がうたわれている「理容、美容、エステティック(28位)」、「フードサービス、飲食(29位)」が見られました。

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[ヴォーカーズ]
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