調味料に関する意識調査(20代~50代の自炊する女性対象) 

2015年12月08日
「塩屋(まーすやー)」を展開するパラダイスプランは、全国20代~50代の自炊する女性計1,000名を対象に「調味料」に関する意識調査(インターネット、期間:2015年11月上旬)を実施。
今回の調査は、日頃自炊をする女性(既婚未婚問わず)の「基本調味料」と、近年、巷で話題になる様々な「万能調味料」に関する利用実態を明らかするものです。

【調査結果概要】

今回の結果では、「醤油」「塩」「砂糖」は「定番調味料」として不動のものであるということ、また「塩」にこだわりたいのは主に50代、「減塩」を気にする世代が主に20代ということが明らかになりました。また日頃、調味料にこだわり数種類を常備し、使い分けているにも関わらず、4人に3人は調味料の消費期限切れを経験していることも分かりました。また、どの世代も料理をする際には「調味料」と「食材との組み合わせ方」を知りたいと回答しています。多種多様な「調味料」をどのように組み合わせるかを知って、少しでも料理の腕を上げたいという思いも分かりました。

■主な調査結果

(1)自炊する女性の約3人に1人が「塩」「醤油」を2種類以上常備!

「基本調味料」を何種類常備しているかを聞いたところ、「塩」は28.4%が2種類、3種類は6.3%、4種類から最大で12種類常備する人もおり、実に3人に1人以上(37.6%)が複数の「塩」を使い分けていることが分かりました。料理の種類や用途によって使う「塩」を変えているという状況が想像できます。また「醤油」も2種類常備する人が24.2%、3種類は7.5%で、こちらも用途によって使い分けているようです。そのほか2種類以上常備している割合をみてみると、「砂糖」は28.6%、「酢(ビネガー含む)」は29.9%、「胡椒」は29.8%、「和風だし」は22.3%でした。
このように、複数の「基本調味料」を数種類常備しているのは、献立の幅を拡げてみたい、普段とは違う味付けを楽しみたい、という“料理にこだわる”女性の実態ともいえます。

(2)「こだわりたい」調味料、ベスト3は「醤油」「和風だし」「塩」

「こだわりたい」と思う「基本調味料」をみると、「醤油」が最も高く(全体42.5%)、次いで「和風だし」(全体40.4%)、「塩」(全体38.8%)と続きます。これを年代別でみると、30代は「和風だし」が最も高く(42.0%)、次に「塩」「醤油」(38.0%)、40代は「醤油」(44.4%)に次いで「味噌」(40.8%)となっています。50代は「醤油」(49.6%)に次が「塩」(45.2%)という結果となりました。ベーシックな「調味料」である「醤油」「塩」のポイントが高いのは、使用頻度が高いからこそ“こだわりたい”ということも分かりました。また20代は「洋風だし」にこだわりたい割合は全世代で最も高いものの、全般的に他の世代と比較するとポイントが低く、「基本調味料」へのこだわりは年代が上になるほど強いことも明らかになりました。

(3)料理に「便利」で「使いやすい」のは「めんつゆ」、「マヨネーズ」「ポン酢」も人気

「基本調味料」以外で「便利」「使いやすい」をみると、「めんつゆ」が最も高くなりました(全体61.2%)。全世代で過半数以上が「めんつゆ」を選び、麺類以外の献立でも「便利」と感じながら料理に利用していることが分かります。次いで「マヨネーズ」「ポン酢」が続き、和・洋・中の様々な料理にマルチに活用できる「調味料」が上位になりました。

年代別の傾向でみると、「バター」「にんにく」「トマトピューレ」は20代のポイントが高くなり、「ポン酢」「オイスターソース」「ラー油(食べるラー油も)」は40代のポイントが高くなっています。また、50代は「めんつゆ」以外には「マヨネーズ」「ケチャップ」「ソース」などのポイントが高く、味付けが決まりやすく親しみやすい調味料を便利に使用していることが分かります。

(4)7割以上が“減塩タイプ調味料”を「使わない」「意識しない」

減塩タイプの「調味料」の使用とその選んだ理由をみると、「減塩タイプは使用しない」が最も高く(全体44.3%)、次いで「減塩タイプを使用したことはあるが、特に意識していない」「なるべく減塩タイプを使用している」が続きます。「ほとんど減塩タイプを使用している」「なるべく減塩タイプを使用している」を合わせたポイントを年代別でみると、20代が32.4%と最も高くなっています。健康ブームの中で育った20代は、40代、50代と比べると“減塩”以外にも健康への関心が高い世代とも考えられます。
また、これらの回答に対する理由については、「ほとんど減塩タイプを使用している」「なるべく減塩タイプを使用している」のどちらかを選択した「減塩タイプ使用者」からは、「健康」「体に良い」「塩分を控えたい」というワードが多く挙げられました。また「減塩タイプを使用したことはあるが、特に意識していない」「減塩タイプは使用しない」のどちらかを選択した「減塩タイプ非使用者」をみると、「おいしくない」「値段が高い」「理由はない」というワードが多く挙げられています。
健康志向の高まる昨今、“減塩”についても様々な情報が溢れています。今回の調査から、単純に“減塩タイプ”の調味料を選ぶのではなく、日頃から自身や家族の健康状態と照らし合わせ、吟味した上で選択をしているようだということ、また健康に対する意識は高いものの、料理を美味しくしたい、味付けはこだわりたい、という思いがより強いことが分かりました。

(5)意外と知らない?!約半数が「食材との組み合わせ方」を知りたい

知りたい「調味料」の使い方をみると、「食材との組み合わせ方」が最も高く(全体50.6%)、次いで「無駄にならない使い方」「隠し味としての使い方」と続きます。どの世代も「調味料」をもっと上手に使いこなしたい、という思いがあるようです。特に食材によって使い分けたり、食材とのマッチングに対する関心も高く、またいつもの「調味料」の使い方を変えて料理上手になりたい、という思いも強いようです。また「無駄にならない使い方」を知りたい人は全体で49.2%となり、約半数が常備している「調味料」を使い切れないという悩みも見えてきました。では実際に、「調味料」を使い切れなかった人がどれほどいるのでしょうか。

(6)4人に3人が、「調味料を使い切れず、消費期限切れになった」

「調味料」を使い切れず消費期限切れになったか、を聞いてみると、「たまにある」(47.1%)が最も高いポイントでした。「たまにある」「よくある」のどちらかを選択した人でみると、全体で75.2%と4人に3人が「調味料」を使い切れていないことが明らかになりました。「万能調味料」ブームを受け、様々な商品を購入する機会も増えています。消費期限内に活用するためには、基本的な使い方だけでなく、“応用編”や“全く新しい使い方”、そして、いつもの「調味料」を変えるだけで、料理上手になれることなどを売り手側からも提案する必要があると考えられます。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2015年11月6日~10日
有効回答者数:1,000人(自炊をする女性100%)
回答者の属性:20代25.0%、30代25.0%、40代25.0%、50代25.0%

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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