アルバイトに費やす時間調査(学生、フリーター、主婦(主夫)、シニア対象) 

2016年04月20日
インテリジェンスが運営するアルバイト求人情報サービス「an」は、人事・採用担当者のための情報サイト「anレポート」にて、19歳~79歳のアルバイト・パート従事者400人を対象に、継続期間やシフト日数などアルバイトに費やす時間ついて調査しましたので、結果を発表いたします。

【調査結果】

01.アルバイトの継続期間 主婦・シニアは「3年以上」が6割

まず、「1つのパート・アルバイトをどのくらい続けていますか?」の回答から、各層のアルバイトスタイルを分析してみましょう。
アンケートの結果、長期的に同じ職場で働く人が多いことが分かりました。学生以外の属性は、8割近くがアルバイトを「1年以上」続けています。なかでも長期的志向が特に目立つのが主婦、シニア層です。どちらの層も「3年以上」働いている人が約6割を占めます。安定的に長く働いてほしいなら、主婦、シニア層にターゲットを絞るのも一案でしょう。

長く続ける理由について聞いてみると、どの属性にも共通して「楽しいから」「やりがいがあるから」「条件(時給、距離など)が良いから」という意見が挙がっています。労働環境を整え、スタッフの働きやすさを高めていくことが長期的、安定的に働いてもらえる職場の秘訣です。

02.1週間のシフト数 学生、シニアは「3~4日」、フリーター・主婦は「5日」

続いて、1週間のシフト日数についてアンケートをとりました。
学生は、週「3~4日」が筆頭ではあるものの「1~2日」も多く、比較的シフト数は少ない傾向にあることが分かります。フリーター・主婦は共に週「5日」が約半数。生活費を稼ぐために腰を据えてアルバイトに臨み、週休2日感覚でシフトを組む人が多いようです。シニアでは週「3~4日」が最多ですが「5日」にも分散。生活費目的の層や、自分なりのペースで働きたい層など多様化が進んでいるのでしょう。

シフトの傾向を細かく見ていくと休日の稼働に差が見られました(表・グラフは割愛)。学生では、授業がない休日に働く人が多く、休日に「1~2日」働く人が7割強。一方シニアは休日の稼働は最も少なく4割強にとどまっています。週末にはしっかり休息をとったり、孫や子とのコミュニケーションに充てたりする人が多いのかもしれません。

続いて、一回のシフトでの勤務時間を調査しました。
学生と他の属性で異なる傾向が見られました。平日の勤務時間を見ると、学生では「5時間未満」が多く、比較的短時間のシフトを入れる傾向にあります。特に、「3時間未満」勤務が他の属性より目立って多いのが特徴です。他の属性は「5時間以上~8時間未満」に約半数が集中するなど、長時間勤務を志向する人が多いようです。

休日のシフトを見ると、短時間・長時間勤務がバランスよく分かれている学生に対し、他の属性は「3時間未満」が最多になるなど、短時間勤務派が優勢の結果が出ました。

03.アルバイト先への通勤時間は30分未満が6割以上!

最後に、アルバイト先への通勤時間をアンケート。全体的には通勤時間が短めの傾向で、「30分未満」が6~7割を占めています。学生・主婦・シニアでは「15分未満」が最も選ばれています。逆に45分や1時間かけて通う人はどの属性でも1割程度。家や最寄り駅などからアルバイト探しをするケースがスタンダードになっているようです。


【調査概要】
調査地域:全国(インターネットリサーチ)
調査対象:
 18歳~79歳、アルバイト・パート就業者。以下の属性で各100サンプル(合計400サンプル)
 学生、フリーター(19歳~34歳)、主婦(主夫)(24歳~59歳)、シニア(60歳~79歳)
調査期間:2016年3月19日~3月21日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[an]
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