2015年 焼酎メーカー売上高ランキング 

2016年08月29日
酒類消費量は、人口減少や高齢化の進展、若者のアルコール離れ、飲酒運転に対する罰則強化などの影響で、1996年度の965万7200キロリットルをピークに減少傾向で推移している。国税庁によると、2014年度の国内酒類消費量は前年度比3.0%減の833万1433キロリットルと3年ぶりに前年度を下回り、ピークの1996年度比で13.7%減少した。焼酎も同5.3%減の86万2500キロリットルと2年ぶりに前年度を下回り、ピークの2007年度(100万4700キロリットル)比では14.2%減となった。その一方、ワインやウィスキーの消費量は6年連続で前年度を上回るなど消費者の嗜好が多様化。過去数度の焼酎ブームで酒類消費市場の1割を占めるまでになった焼酎も伸び悩みを余儀なくされている。

この調査は、帝国データバンクの企業情報データベース「COSMOS2」(146万社収録)から焼酎製造を主業とする焼酎メーカーで、売上高に占める焼酎比率が50%を超える全国の企業を対象にまとめた。2015年8月に続いて13回目の調査となる。

【調査結果】

1 2015年(1月期~12月期)のランキング上位50社の売上高合計は、前年比1.7%減の2804億1600万円と、2年連続で前年を下回った

2 売上高トップは4年連続で霧島酒造(株)。2位は前年と同じく三和酒類(株)、3位は雲海酒造(株)で、前年の4位から順位を上げた

3 増収企業は前年比4社減の13社で、2011年の11社に次ぐ低い水準。一方、減収企業は同4社増の33社、横ばいは前年と同じ4社だった

4 県別売上高は、宮崎県が前年比1.3%増の857億4100万円で初めてトップになった。前年まで首位の鹿児島県は同6.5%減の824億5400万円で2位に後退。3位は前年と同じく大分県で、同1.2%減の687億3200万円だった


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[帝国データバンク]
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