「いい夫婦の日」に関するアンケート調査(20~79歳の既婚男女対象) 

2016年11月16日
明治安田生命保険相互会社は、11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで、夫婦をテーマとしたアンケート調査を実施しました。

【調査結果】

1.夫婦の出会いと結婚
■プロポーズしないなんてモッタイナイ!20代の約7割が、プロポーズが「あった」と回答!
・あなたの周りでも?社内恋愛が約3割!
 夫婦が出会ったきっかけは「職場の同僚・先輩・後輩」がトップ!
・入籍日を決めた理由「結婚式の日にあわせて」はもう古い!?
 20代は「ふたりの記念日にあわせて」がトップ!

2.夫婦の関係
■夫婦を漢字一文字で表すと!?「愛」にはじまり、「楽」しいのもつかの間、「忍」んで続く!
・配偶者から言われたい一言は「ありがとう」がトップ!
 夫には「愛の言葉」を、妻には「感謝の言葉」を!
・「愛情を感じている」夫婦の平日の会話時間は平均「111分」と
 「愛情を感じていない夫婦」の約2.9倍!
・配偶者に求める条件は「健康」がトップ!
 「優しさ」と「愛情」を求める夫に対して、妻は「愛情」よりも「経済力」!

3.夫婦とお金
■若者に貯蓄志向の高まり!? へそくりの金額が調査開始以来最高!
・夫婦のおこづかいは6年ぶりの増加!夫婦格差は大きい!?妻のランチ代は夫の約1.5倍!
・へそくりの金額は調査開始以来最高の「898,495円」!
・おこづかいの増加分はプレゼントに!?
 プレゼントの予算は2年ぶりの増加!2009年以降の最高額に!

4.理想の有名人夫婦
■理想の有名人夫婦は「三浦友和・山口百恵」夫妻がV11達成!
・調査開始以来、11年連続トップ「三浦友和・山口百恵」夫妻!
・2位は、昨年3位の「ヒロミ・松本伊代」夫妻。30代・40代では堂々の1位!
・「DAIGO・北川景子」夫妻が初登場でトップ5入り!20代ではトップ!

【調査結果】

1.夫婦の出会いと結婚
(1)夫婦が出会ったきっかけ

あなたの周りでも?社内恋愛が約3割!
夫婦が出会ったきっかけは「職場の同僚・先輩・後輩」がトップ!

○夫婦が出会ったきっかけについて聞いてみました。
○夫婦が出会ったきっかけは、「職場の同僚・先輩・後輩」(30.8%)がすべての年代においてトップ、2位が「友人・知人の紹介」(21.1%)、3位が「学校の同級生・先輩・後輩」(14.3%)という結果になりました。プライベートだけではなく、お互いの仕事を理解しあえるパートナーと結婚する傾向にあるようです。
○年代別にみると、「インターネット・SNS」が20代で4位(8.5%)、30代で5位(8.7%)となった一方、70代は、「お見合い」(31.6%)が「職場の同僚・先輩・後輩」に次ぐ2位となりました。「お見合い結婚」から「恋愛結婚」に時代は変化してきたようですが、今後は「SNS結婚」時代に変わっていくのでしょうか。

(2)入籍日と理由
入籍日を決めた理由「結婚式の日にあわせて」はもう古い!?
20代は「ふたりの記念日にあわせて」がトップ!

○入籍日と入籍日を決めた理由について聞いてみました。
○入籍日は、「10月10日(元体育の日)」(1.7%)がトップ、次いで「7月7日(七夕)」(1.5%)、「11月22日(いい夫婦の日)」(1.5%)が同率2位となりました。
さらに、「11月11日」(1.2%)、「2月14日(バレンタインデー)」(1.1%)と続いています。入籍日は、祝日やゾロ目の日、いい夫婦の日などの覚えやすい日が人気のようです。
○入籍日を決めた理由は、「結婚式の日にあわせて」(23.8%)がトップ、そして、「「大安」などの縁起のいい日にあわせて」(10.3%)、「ふたりの記念日にあわせて」(8.1%)がランクインしました。
○年代別でみると、「結婚式の日にあわせて」の入籍が、70代は44.2%と非常に高い一方、30代は10.9%、20代は5.9%と、年代の低下とともに回答率も低下しています。代わりに、「ふたりの記念日にあわせて」の回答が、20代は24.3%、30代は11.7%と高く、入籍日の決め方も大きく変化していることがわかります。「付き合った記念日」の浸透や結婚式前に入籍する若者が増えていることも一因かもしれません。

(3)プロポーズと円満度
プロポーズしないなんてモッタイナイ!
若者ほど、きちんとプロポーズ!20代の約7割が「あった」と回答!

○プロポーズについて聞いてみました。
○プロポーズの言葉が「あった」夫婦は、63.2%と、「なかった」夫婦の36.8%を大きく上回りました。年代別にみると、20代(70.7%)が最も高く、70代(51.3%)が最も低い結果となり、若い世代ほど、高くなる傾向があるようです。「恋愛離れ」「結婚離れ」が問題視される昨今ですが、結婚を決断した若者はプロポーズをきちんとしているようです。
○一方、夫・妻別にみてみると、「あった」と答えた男性が66.7%に対し、女性は59.8%と約7ポイントの開きがあり、プロポーズをしたと思いこんでいる男性に対し、されていない
と不満をためている女性がいるのかもしれません。
○プロポーズの有無で夫婦円満度(※)を比較すると、「あった」と答えた夫婦のうち、「円満である計」と回答した夫婦は80.8%と、「なかった」と答えた夫婦の68.7%より、約12ポイント高い結果となりました。プロポーズをすることが、円満な結婚生活への第一歩なのかもしれません。
○プロポーズの言葉は、「結婚してください」(23.4%)がトップ、「結婚しよう」(20.7%)、「一緒になろう」(2.7%)が続きました。プロポーズは、ストレートな言葉が一般的なようです。

2.夫婦の関係
(1)夫婦の円満度と絆

約8割の夫婦が円満!
しかし、「生まれ変わっても、もう一度同じ相手と結婚したい」夫婦は半数以下!

○夫婦関係が円満かどうか聞いてみました。
○「円満である計」と回答した人は76.3%と、約8割の夫婦が円満であることがわかりました。
○さらに、生まれ変わっても、もう一度同じ相手と結婚したいかどうかを聞いてみました。
○こちらは、「結婚する計」と回答した人が44.4%となり、生まれ変わっても、もう一度同じ相手と結婚したいと回答する夫婦は半数以下となりました。
○なお、「結婚する計」を夫・妻別で見ると、夫が52.2%、妻が36.7%となっており、妻よりも夫の方が現在の配偶者を「運命の相手」と考えているようです。

(2)夫婦円満のために必要なこと
配偶者から言われたい一言は「ありがとう」がトップ!
夫には「愛の言葉」を、妻には「感謝の言葉」を!

○夫婦円満のために何が必要かを聞いてみました。
○「よく会話をする」(67.4%)がトップ、次いで「感謝の気持ちを忘れない」(54.7%)、「相手を尊重・信頼する」(52.7%)と続いています。
○配偶者から言われたい一言を聞いたところ、全体では「ありがとう」(25.5%)がトップ、次いで「結婚して良かった」(9.0%)、「感謝しています」(7.8%)と続いています。
○夫・妻別では、夫は「お疲れさま」「愛してる」「幸せです」「大好き」などが妻と比べて高く、妻は「ありがとう」「よくやってくれて助かる」「料理がおいしい」が夫に比べて高い結果となりました。夫は、「ねぎらいの言葉」や「愛情を感じる言葉」を求め、妻は「感謝の言葉」を求める傾向にあるようです。夫婦の会話が少なくなり始めている方は、夫婦円満のために久しぶりに「愛してる」や「ありがとう」と伝えてみてはいかがでしょうか。

(3)夫婦の会話時間と愛情
「愛情を感じている」夫婦の平日の会話時間は
平均「111分」と「愛情を感じていない夫婦」の約2.9倍!

○仕事等で顔をあわせる時間が限られる20代~50代の平日と休日の会話時間を比較してみました。
○平日の会話時間は、約6割の夫婦が「1時間以下」(58.0%)、休日の会話時間は、約7割の夫婦が「1時間超」(71.3%)と答えています。会話時間の平均は、平日が「96分」、休日が「233分」という結果となりました。
○次に夫婦の会話時間と愛情との関係を比較してみました。
平日の会話時間の平均は「愛情を感じている計」で「111分」、「愛情を感じていない計」で「39分」となりました。また、休日の会話時間は「愛情を感じている計」で「280分」、「愛情を感じていない計」で「82分」と、平日は約2.9倍、休日は約3.4倍となり、愛情を感じている夫婦ほど会話時間が長くなることがわかりました。
○夫婦の愛情をしっかりと育むには、忙しいなかでもコミュニケーションの時間を確保していくことが必要なようです。

(4)夫婦間の不満
約7割の妻が夫に不満あり!
「お金」の使い方が夫婦円満のカギ!

○円満な夫婦の間にも、配偶者に何かしらの不満はあるようです。そこで、夫婦間の不満について聞いてみました。
○夫が妻へ持つ不満トップ3は、「整理整頓ができない」、「気が利かない」、「料理の手抜き」でした。これに対して、妻が夫へ持つ不満トップ3は、「気が利かない」、「イビキがひどい」、「家事の協力をしない」となっています。
○配偶者への不満が「特になし」という回答は、夫が46.1%である一方、妻は25.2%となり、約7割(74.8%)の妻は夫に対して不満を感じていることがわかりました。
○夫婦間の不満を円満度別で見ると、「円満でない計」のうち「浪費癖」が20.6%と、「円満である計」の約4倍となった一方、「ケチ」も13.5%と、約3倍となりました。
お金は使いすぎても、使わなすぎても夫婦関係に影響を与えるようです。

夫から妻への不満
1位 整理整頓ができない
2位 気が利かない
3位 料理の手抜き
4位 体型が変わってきたところ
5位 話しを聞いてくれない

妻から夫への不満
1位 気が利かない
2位 イビキがひどい
3位 家事の協力をしない
4位 整理整頓ができない
5位 タバコを吸う

(5)配偶者に求める条件
配偶者に求める条件は「健康」がトップ!
「優しさ」と「愛情」を求める夫に対して、妻は「愛情」よりも「経済力」!

○配偶者に求める条件について聞いてみました。
○全体では、「健康」(56.3%)がトップ、次いで「優しさ」(43.0%)、「愛情」(33.9%)と続いています。
○夫・妻別で見ると、夫は「健康」(59.7%)がトップ、次いで「優しさ」(49.9%)、「愛情」(43.6%)と続き、妻は「健康」(52.8%)がトップ、次いで「経済力」(37.8%)、「優しさ」(36.0%)となっています。妻にとって「経済力」は、「優しさ」や「愛情」に勝るポイントのようです。
○年代別では、夫の20代~40代では「愛情」を、妻の30代・40代では「経済力」を最重視しており、それ以降は、男女ともに「健康」を最重視しています。また、妻の20代は「家族・育児への意欲」を最重視しており、共働き世代の女性は、夫に家事・育児への積極的な参加を求めているようです。

(6)夫婦を漢字一文字で表すと
「愛」にはじまり、「楽」しいのもつかの間、「忍」んで続く!

○次に、夫婦を漢字一文字で表してもらいました。
○全体では、「忍」(16.7%)がトップ、次いで「愛」(9.8%)、「和」(7.0%)、「楽」(6.9%)、「耐」(6.6%)と続いています。
○夫・妻別で見ると、夫は「忍」(13.2%)がトップ、次いで「愛」(10.8%)、「和」(8.4%)と続き、妻は夫と同じく「忍」(20.2%)がトップ、次いで「愛」(8.9%)、同率で「楽」、「耐」(6.7%)の順となっています。
○年代別で見ると、20代では「愛」がトップですが、40代以降では「忍」がトップを独占しています。
○さらに、結婚年数別に見ると、結婚5年以内は「愛」が、6年から10年は「楽」が、11年目以降は「忍」がトップとなりました。結婚11年目以降は、「忍」「耐」「和」などが多くを占めており、36年から40年では、「無」がランクインしています。一生をともにする夫婦ですので、『「無」くてはならない存在』という意味であってほしいですね。

3.夫婦とお金
(1)夫婦のおこづかいとランチ代

夫婦のおこづかいは6年ぶりの増加!
夫婦格差は大きい!?妻のランチ代は夫の約1.5倍!

○夫婦のおこづかい(月に自由に使えるお金)の金額について聞いてみました。
○全体の月平均額は「29,503円」と、昨年より3,017円増加し、6年ぶりに増加しました。夫・妻別では、夫は昨年から3,263円増加の「34,950円」、妻は2,742円増加の「24,056円」でした。
○また、夫婦の平日のランチ代を聞いてみたところ、夫は「500円台」(32.3%)が最多で、平均金額が「703円」に対し、妻は「1,000円~1,500円未満」(41.2%)が最多で、平均金額も「1,082円」と、夫の約1.5倍の金額となっています。
○このところ、お昼休みにオシャレなお店を巡る「ランチ女子会」が流行しており、その影響もあるのかもしれません。男性のみなさんもたまには外でオシャレな「ランチ男子会」でもいかがでしょうか。

(2)夫婦のへそくり金額と愛情
若者に貯蓄志向の高まり!?
へそくりの金額は調査開始以来最高の「898,495円」!

○夫婦のへそくり(配偶者に内緒にしているお金)について聞いてみました。
○今年のへそくり金額は20代~50代平均で「898,495円」と、前年から約20万円増加し、2006年の調査開始以来の最高額を記録しました。
○また、2013年からは60代・70代のへそくり金額についても調査を実施していますが、20代~70代の平均は、「1,166,002円」と、こちらも2013年の調査開始以来の最高額となりました。
○年代別にみると、20代が「666,019円」と前年から約12万円増加しています。
20代のへそくり金額は、2012年から増加傾向にあり、若者の貯蓄志向の高まりがうかがえます。
○使用目的としては、「いざというときのため」(69.7%)がトップ。次いで、夫は「趣味のため」(51.2%)、妻は「将来のため」(37.3%)が多数という結果となりました。

(3)夫婦間のプレゼントと愛情
おこづかいの増加分はプレゼントに!?
プレゼントの予算は2年ぶりの増加!2009年以降の最高額に!

○夫婦の記念日やイベントの際に、プレゼントを贈る夫婦も多いと思います。そこで、年に何回プレゼントを贈るか、1回あたりのプレゼント予算はいくらかを聞いてみました。
○プレゼント回数は「0回」(40.9%)が最多で、続いて「1回」(27.7%)となり、平均回数は1.2回となりました。
○さらに、プレゼントと愛情の関係について調べてみました。プレゼント回数が「0回」と回答した夫婦は、「愛情を感じている計」が57.4%に対し、「1回」以上と回答した夫婦は79.7%と、約22ポイントの差がありました。
○また、プレゼントの平均金額は1回あたり「12,802円」と、昨年から約1,000円増加しました。2年ぶりの増加となり、2009年以降の最高額となりました。
○おこづかいが増加し、増加分をプレゼント予算に回している結果かもしれません。夫婦の記念日等には、ささやかでも日頃の感謝の気持ちをこめて、プレゼントを贈ってみてはいかがでしょうか。

4.理想の有名人夫婦
理想の有名人夫婦 「三浦友和・山口百恵」夫妻がV11達成!
2位は、昨年3位の「ヒロミ・松本伊代」夫妻。30代・40代では堂々の1位!

○最後に、毎年恒例の「理想とする有名人夫婦」を聞いてみました。
○総合1位は、11年連続で「三浦友和・山口百恵」夫妻でした。選んだ理由に「年数がたってもお互いを尊重し、しっかり思いやっているところ」、「いつまでも仲がよさそうに思えるから」等のコメントが多く見られました。40代以上の支持を多く集めており、特に60代・70代で圧倒的な支持を集めました。
○2位は、昨年3位の「ヒロミ・松本伊代」夫妻。「お互いのことをちゃんと理解して尊重し合ってるから」、「お互いに自由にしながら、それでも仲良しだから」等のコメントが多く見られました。30代・40代では、堂々の1位となっており、幅広い年齢層の支持を集めています。
○3位は、「佐々木健介・北斗晶」夫妻。4位は、「唐沢寿明・山口智子」夫妻。5位には、「DAIGO・北川景子」夫妻が初登場でランキング入りし、20代ではトップとなりました。DAIGOさんのプロポーズ「KSK(結婚してください)」が流行しましたが、末永く「IFF(いい夫婦)」でいてほしいですね。


【調査概要】
調査対象:20~79歳の既婚男女
調査エリア:全国
調査期間:2016年10月6日(木)~10月12日(水)
調査方法:インターネット調査
有効回答者数:1,619人

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