朝の過ごし方アンケート調査(20歳以上の男女対象) 

2017年03月23日
アサヒグループホールディングスの、アサヒグループホールディングス生活文化研究所は、「平日、朝の時間帯」をテーマに、朝食から毎朝の習慣まで皆さんの朝の過ごし方をアンケート調査しました。

【調査結果サマリー】

・全体の3割以上が「朝6時台に起きる」と回答-年代と共に「朝型生活」へ

・半数以上が「今の起床時間でちょうど良い」-約3割が「今より早く起きたくない」

・6時台起床は「ちょうど良い」、7・8時台は「もっと早く」、5時台は「もっと遅く」

・8割以上が「ほぼ毎日、朝食を食べている」-現役よりもシニアに摂取が目立つ

・「ご飯派」「パン派」は大きく二分化-調理や食べやすさで「パン」支持する声も

・若い層は腹持ちの良い「ご飯派」、意外に多いシニア層の「パン」支持!

・第一優先は「何か腹に入れること」-朝食は、脳や胃腸を働かせるアイドリング!

・「食べ過ぎ」「油もの」は避け、栄養やカロリーのある食事を心がける

・テレビや新聞から「情報収集」-時事ニュースや天気、電車運行まで

・シニア層は「新聞」からの情報収集が習慣化-若い層では「新聞離れ」が顕著に

・「定番ドリンク」「ペットとの触れ合い」「ネットゲーム」など、朝の習慣も様々


【調査結果】

全体の3割以上が「朝6時台に起きる」と回答-年代と共に「朝型生活」へ

さて「平日の朝」、皆さんは何時に起床しているのでしょうか。「お弁当づくり、朝食の準備、仕事の準備などなど、朝はとても忙しく毎日バタバタ」(女性40代、大阪府)など。「朝6時台」と回答した人が最も多く38.0%。次に「朝7時台」(21.6%)、「朝5時台」(18.6%)が続き、全体の8割近くの人びとが「朝5~7時台」に集中。また自由回答の中には「4時前に起きている。家の中を片づけて5時半出勤」(女性50代、三重県)など、「朝5時前」(9.3%)という早起き派。その一方、「一人の時はラジオ深夜放送を聴くのが楽しみなので、朝は(9時起床)遅い」(女性60代、北海道)など、「朝8時以降」(11.2%)と夜型生活のため、朝はのんびり起きるという人もいました。

世代別ではいかがでしょうか。「朝5時前」「朝5時台」の起床は、20代で13.6%と低調でしたが、30代で21.5%、40代で25.9%と徐々に増加。さらに50代ではピークの37.9%を数え、「朝型生活」をする中高年層が多く見られました。その反面、「朝7時以降」の起床は、20代で36.4%、70代以上で50.0%、さらに30代で最も高い47.3%を示し、20、30代の若い世代と70代以上のシニア層で「朝のんびり派」が目立ちました。特に定年退職者も多い70代以上のシニア層では、「~朝6時台」(70代以上=50.0%)と「7時以降」(50.0%)に大きく二分化し、仕事などで早起きを強いられることもなく、自分のライフスタイルに合わせて目覚めていることがうかがえます。

半数以上が「今の起床時間でちょうど良い」-約3割が「今より早く起きたくない」

「朝6時台」に起きる人が目立ちましたが、では現在の起床時間をちょうど良いと感じている人は、どの位いるのでしょうか。「(朝5時台)家族が起きる前にコーヒーを一杯飲んでから朝食作りを始めるので、丁度良い時間」(女性40代、東京都)など、「今の起床時間でちょうど良い」と回答した人は最も多く55.7%。早すぎも遅すぎもなく、適当な時間に起床していると感じている人が思った以上に多いことがうかがえます。その反面、「今の起床時間よりも、早く起きたいと思わない」という人も27.7%を占めました。主な理由は「(朝6時台に起床。)帰宅がだいたい23時位なので、寝るのは2時ごろ。睡眠時間は5時間欲しいけど、なかなか取れないので、今より早起きは厳しい」(男性40代、滋賀県)など、もっと睡眠時間が欲しいという声が寄せられました。また、もっと長い睡眠を求める声が多かった一方、「朝の支度(ごはん、洗面、化粧)を大急ぎでしないといけないから。自転車通勤なのですが、競輪選手のごとくこいでいかないといけなくて朝から疲れる」(女性40代、広島県)など、「今の起床時間よりも、もっと早く起きたい」(16.6%)と願う人もいました。

6時台起床は「ちょうど良い」、7・8時台は「もっと早く」、5時台は「もっと遅く」

続いて、「起床時間」と「もっと早く起きたい」「早く起きたいと思わない」という関係をクロス集計で見てみましょう。まず、「今の起床時間でちょうど良い」という声は、「朝6時台」に起床している人に最も多く43.6%。「朝5時だと早すぎる(冬は夜が明けない)、朝7時だと遅すぎる」(男性50代、栃木県)、「本当は早起きをして家事をしたいが、音で近所に迷惑をかけるので現時間帯でちょうど良い」(女性30代、北海道)など、「朝6時台」に起きている人は、比較的に起床時間に満足している人が多いようです。次に「もっと早く起きたい」という声は、「朝7・8時台」(37.7%)に起床している人に目立ちました。自由回答の中には「いつもドタバタと支度をしなければならないので、ゆっくりと余裕を持って支度できるようにしたい」(男性30代、京都府)、「経済ニュースをもっとチェックしたい」(男性50代、大阪府)など、「朝7時台」に起きている人からは、朝の支度や新聞などを読む時間を十分に持ちたいという声も寄せられました。

「ちょうど良い」「もっと早く」という声の一方、「今の起床時間よりも、早く起きたいと思わない」という声は、「~朝5時台」(42.1%)に起きた人に目立ちました。自由回答の中には「皆が起きてくる前に朝食の準備やお弁当、簡単な掃除を終えておきたいので。要領が悪い私はこの時間に起きているが、出来ればもっと寝ていたい!」(女性40代、福井県)、「仕事のため、時間に間に合うように起きているだけ」(男性50代、千葉県)など、「朝5時台」に起きている人からは、家事や仕事で仕方なくという声。本音をいえば、「もっと寝ていたい」と願う人も少なくないことでしょう。

8割以上が「ほぼ毎日、朝食を食べている」-現役よりもシニアに摂取が目立つ

忙しい平日の朝、皆さんの朝食摂取の状況はどうでしょうか。「朝食重視。一日の活動エネルギーを、でまずコーヒーメーカーのスイッチを入れて野菜、玉子料理(ハム等)、フルーツ・ヨーグルトは欠かさず」(女性50代、神奈川県)など、「ほぼ毎日食べている」と回答した人が最も多く80.6%。自由回答の中には「ご先祖様にお供えしてからではないと朝ご飯を食べることが出来ないし、出掛けることも禁止という家庭で、『朝食抜き』という発想がない。食欲なくても遅刻しそうでも、それが鉄則でした」(女性40代、東京都)など、幼少期から「朝食摂取」を厳しく躾けられたというご家庭もありました。さらに「食べるとトイレが近くなる体質なので時間がない時はあまり食べませんが、食べる時はトーストと目玉焼きがほとんど」(女性40代、大阪府)など、「ときどき食べている」という声も9.1%を数えました。性別で「ほぼ毎日食べている」という声を見てみると、男性回答では79.6%。その一方、女性回答は、男性よりも2%近く高い81.7%を占め、「1日の活動の始まりである朝食」を大事にする女性が目立ちました。

年代別ではいかがでしょうか。「ほぼ毎日食べている」という声を見てみると、20代では81.8%とまずます高い数値を示したものの、30、40代で70%台に減少。50代で82.2%と一転し、60代で85.4%、さらに70代以上では93.3%まで達し、20代とシニア層で朝食摂取率が高まる傾向が見られました。自由回答の中には「朝のご飯は大切なエネルギーなので必ず食べる。栄養バランスにも配慮している」(男性70代以上、三重県)など、30、40代の働き盛り世代よりも「朝食」を重視する傾向が強く、健康生活の「基本のき」と考えるシニア層がとても多いことがうかがえます。また、独身者の多い20代では、実家の親元で暮らすケースも多く、そうした環境が朝食摂取に少なからず影響を与えているのかもしれません。

「ご飯派」「パン派」は大きく二分化-調理や食べやすさで「パン」支持する声も

8割以上の人びとが「毎日、朝食を食べている」ことが明らかとなりましたが、では皆さんの朝食は「ご飯派」でしょうか、それとも「パン派」でしょうか。「お米や魚が好きなので、断然ごはん派。夕食はごく少量なので、お腹が空いて目が覚めることもある」(女性50代、宮城県)など、「ご飯派(白飯、おにぎり等)」と回答した人が最も多く48.2%。自由回答の中には「朝食は腹一杯食べないとフラフラするので沢山食べる! よく食べるのがトンカツ、チキンカツ、ハンバーグ、チャーハン、オムライス」(女性40代、沖縄県)など、朝食からがっつり食べるという声。特に「ご飯」は「パン」よりも、食べ応えや腹持ちが良いと感じている人が多いようです。

「ご飯派」と人気を二分化したのは、「パン派 (サンドイッチ、トースト、惣菜・菓子パン等)」(43.0%)。パンを支持する主な理由は「トーストや菓子パンが多い。準備も食べるのも時間がかからないものがいい」(女性40代、兵庫県)など、パンの方が支度や食事に時間がかからないという声。さらに「パン派で、果物かヨーグルトも摂る。カフェオレも欠かせない」(女性70代、東京都)など、朝食に「コーヒーが欠かせない」という声も多く、それに合わせて必然的に「パン」を選ぶ人もいました。また、自由回答の中には「子どもはご飯派なので、おにぎりや卵かけご飯などとゼリーや果物を朝に食べて学校に行く。私はパンにハムや野菜ゆで卵などをサンドしたりして食べる」(女性30代、千葉県)など、同じ家庭内でもご飯派、パン派に好みが分かれるという声も寄せられました。

そのほか、「ご飯」「パン」以外では「毎朝ほぼインスタントラーメン」(男性40代、香川県)、「そばか、うどんか」(男性50代、神奈川県)など、「麺類派」という声。さらに「バナナと飲むヨーグルト、キウイ」(男性60代、神奈川県)、「夜遅くに食べることが多いので、朝は空腹感が無くて食べられません。何か入れて行かないと お昼まで持たないので野菜ジュースを」(女性30代、山口県)など、フルーツやヨーグルト、野菜ジュースのみで済ませるという人もいました。

若い層は腹持ちの良い「ご飯派」、意外に多いシニア層の「パン」支持!

年代別ではいかがでしょうか。「ご飯派」という声を見てみると、20代で最も高い61.1%、30代で55.1%、40代で44.2%と徐々に減少。さらに50代、70代以上でも40%台を推移し、中高年層よりも若者層に「ご飯」支持が見られました。その反面、「パン派」は、70代以上で最も高い57.7%、40代で46.6%、30代で35.9%と徐々に減少。さらに20代では33.3%まで落ち込み、若者層よりも40代以上の層で「パン派」が目立つ結果となりました。一般的に「パン=若者」「ご飯=シニア」というイメージが強いですが、実際には年代と共に「ご飯」から「パン」に支持が移行していることがうかがえます。

第一優先は「何か腹に入れること」-朝食は、脳や胃腸を働かせるアイドリング!

続いて、「朝食」で重視していることを具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「とにかく腹に何か入れること」(37.6%)でした。「とりあえず食べている感じですが、食べないよりは良いと思うので」(男性40代、香川県)、「空腹で出勤しないようにしている」(女性50代、千葉県)など、「空腹のままの外出=不健康」と捉える声が多く、栄養やボリューム、味などは二の次で「とにかく食べる」という人が多いようです。さらに「朝食を取らないと何をするにも脳が働きにくい感じがする」(男性40代、愛知県)など、7位に「眠気を覚ますこと(脳を働かせる)」(12.2%)、8位に「胃腸を働かせること」(10.4%)、9位にも「体が温まるもの」(7.6%)が挙げられました。起きて間もなくは胃腸や脳などがまだ目覚めておらず、朝食を食べることで体全体の調子を徐々に戻していく。いわば、朝食は体のエンジンを温め、良いスタートダッシュを切るためのアイドリングと言えるかもかもしれません。

朝食で重視していることは?
1 とにかく腹に何か入れること    37.6%
2 時間を掛けずに食べられるもの    34.7%
3 支度・準備に時間の掛からないもの    30.0%
4 栄養バランス    29.2%
5 十分なカロリー&エネルギーの確保    21.6%
6 食べ過ぎないこと    14.7%
7 眠気を覚ますこと(脳を働かせる)    12.2%
8 胃腸を働かせること    10.4%
9 体が温まるもの    7.6%
10 油っぽくないサッパリしたもの    6.7%
MA(複数回答)/n=490人(朝食を食べている人)

2位は「時間を掛けずに食べられるもの」(34.7%)。「忙しい家族のために短時間で食べられる」(女性50代、神奈川県)など、慌ただしい平日の朝は、腰を据えてゆっくりと食事というわけにもいかず、とにかく「手早く簡単に食べられること」が第一優先という声。さらに「朝食は出来るだけすぐに食べたいので、調理時間はあまりかけられない」(女性50代、三重県)など、3位にも「支度・準備に時間の掛からないもの」(30.0%)が続き、調理も食事も「時短」で済ませたいという声が多く、朝食に「スピード」を求める傾向がうかがえます。

「食べ過ぎ」「油もの」は避け、栄養やカロリーのある食事を心がける

そのほか、「朝は1日の栄養とエネルギーとして、昼食や夕食は食べたいモノになりがちなので朝に調整することが多い」(男性50代、大阪府)など、4位に「栄養バランス」(29.2%)、5位にも「十分なカロリー&エネルギーの確保」(21.6%)が続き、1日の活動を支えるバランスの取れた食事をしっかりと食べるという声。その一方で、「食べ過ぎるともたれるので、牛乳・野菜ジュース・トースト程度」(男性40代、神奈川県)など、6位に「食べ過ぎないこと」(14.7%)、10位にも「油っぽくないサッパリしたもの」(6.7%)が挙げられ、必要な栄養やエネルギーを最低限補給しながらも、朝一番の食事だからこそ、なるべく胃腸に負担をかけないように配慮する声も寄せられました。

テレビや新聞から「情報収集」-時事ニュースや天気、電車運行まで

食事以外で、平日の朝に皆さんが自宅や通勤時、出社前に行っている「朝の習慣」や「朝活」を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「テレビを観る(ニュース・朝ドラなど)」(65.1%)でした。「テレビを観て時事ニュースと天気予報のチェックを行う」(女性30代、山口県)など、社会で起こっている事件事故、政治経済など時事ニュースをニュース、ワイドショー番組を通じて収集するという声。さらに「気象情報と交通情報(電車の運行関係)を確認する」(男性60代、神奈川県)など、出勤前に傘の有無や、電車の遅延情報を確認するという声も目立ち、テレビから「1日を快適に過ごすための基礎知識」を得ている人がとても多いようです。同じく「パンを食べつつ、時間をかけて新聞を読んでいる」(男性40代、香川県)など、2位に「新聞を読む」(38.1%)、6位に「折込みチラシを見る」(16.0%)、8位にも「ラジオを聴く」(9.4%)が挙げられました。現代人の朝は口からエネルギー補給、目・耳から情報収集など、五感をフル活用して、各自必要なモノを吸収する貴重な時間となっていることがうかがえます。また、テレビやラジオは番組内容だけではなく、出勤前の時計代わりに付けているケースも少なくないようです。

平日の「朝の習慣」や「朝活」は?
1 テレビを観る(ニュース・朝ドラなど)    65.1%
2 新聞を読む    38.1%
3 パソコン(インターネット)を見る    22.8%
4 Eメール・SNSをチェックする    20.8%
5 家族と会話する(今日の予定や昨日の話など…)    16.7%
6 折込みチラシを見る    16.0%
7 家事(掃除・洗濯など)をする    15.7%
8 ラジオを聴く    9.4%
9 お弁当を作る    9.3%
10 健康食品・サプリメントを摂る    8.4%
MA(複数回答)/n=562人

テレビや新聞、ラジオのメディアに加え、最近では3位「パソコン(インターネット)を観る」(22.8%)、4位「Eメール・SNSをチェックする」(20.8%)など「ネットメディア」をチェックする人も多いようです。「ネットでニュースチェックをしながら朝食をとる」(女性40代、東京都)など、テレビや新聞代わりにネットで時事ニュースをチェックするという声。さらに「PCから予定の確認とメールチェック等」(女性50代、三重県)など、急ぎのメールや1日のスケジュールをカレンダー機能で確認するという声も寄せられました。片手にパンやコーヒーを持ちながら、もう一方の手でスマホやケータイを操作する姿も、現代の朝の風景の一つと言えるかもしれません。

シニア層は「新聞」からの情報収集が習慣化-若い層では「新聞離れ」が顕著に

世代毎にメディアの利用状況を見てみると、「テレビ」は若者からシニアまで各年代ともにトップ。20代では、テレビに次いで「新聞を読む」(13.6%)と「Eメール・SNSをチェックする」(13.6%)が均衡、さらに30代では「Eメール・SNSをチェックする」(30.8%)が「新聞を読む」(19.8%)を上回りました。また若者層で「Eメール・SNSをチェックする」が目立った一方、「パソコン(インターネット)を見る」(20代=4.5%、30代=17.6%)は低調で、パソコンを開くよりも手っ取り早いスマホやケータイを優先していることがうかがえます。その一方、40~60代では「Eメール・SNSをチェックする」(40代=19.9%)よりも「パソコン(インターネット)を見る」(40代=26.1%)という声が上回り、世代間でデジタルメディアの活用に違いが見られました。また、50代以上では「新聞」(50代=43.8%、60代=59.3%)が一気に急増し、70代以上ではテレビと均衡して76.0%まで達し、シニア層では「朝=新聞」という習慣が定着していることがよく判ります。その反面、若者層では「新聞離れ」が加速している状況が明らかとなりました。テレビやネットニュースから十分に情報が得られる時代において、紙の新聞を必要としない若い世代が増えていることがうかがえます。

メディア以外で目立ったのは、5位「家族と会話する(今日の予定や昨日の話など…)」(16.7%)でした。「子ども部屋に起こしに行き、着替えるまで会話を楽しむ」(男性40代、福岡県)、「家族と話をします。その日の夕食の予定も聞く」(女性50代、東京都)など、子どもの成長とともに家族そろう機会が徐々に減っていきますが、朝のちょっとした時間を利用して子どもや夫婦間のコミュニケーションを図るという声。1日のスケジュールや夕食等の確認と共に、互いの健康状況などを把握する時間となっていることがうかがえます。そのほか、女性回答では「朝食の準備・後片付け・洗濯・掃除と、朝は忙しい」(女性70代、東京都)など、「家事(掃除・洗濯など)をする」(男性=4.3%、女性=28.7%)、「お弁当を作る」(男性=2.7%、女性=16.9%)が続き、家族を送り出すまで、トイレに行く暇がないほど忙しい主婦層もきっと多いことでしょう。「朝は戦場」とよく言われますが、特に仕事を持つママにとっては、1分1秒を争う戦いと言えるかもしれません。

「定番ドリンク」「ペットとの触れ合い」「ネットゲーム」など、朝の習慣も様々

ランキング圏外ですが、皆さんから寄せられた自由回答の中から、ユニークな朝の習慣や活動をいくつかご紹介します。「水を一杯程度飲む。朝食の野菜ジュースに、お酢を大さじ一杯混ぜて飲む」(男性40代、神奈川県)、「たっぷりのミルクティーを飲む」(女性40代、大阪府)など、毎朝、定番のドリンクで一日がスタートするという声。「犬を飼っているので、朝と夕方の散歩は欠かせない。犬がいるおかげで、自分の散歩もできる」(男性50代、山口県)、「猫のトイレ掃除に餌やりに水を新鮮なものに変えて、猫と10分くらい遊ぶ」(男性20代、千葉県)など、ペットとの触れ合いタイムを過ごすという声。さらに「ネットでゲームのポイント集め」(男性50代、愛知県)や、「音楽をガンガンかけながらメイクする」(女性30代、北海道)など、人それぞれ様々な朝ならでは習慣を持っていることがうかがえます。ルーティンは、いつもの自分のペースを取り戻すためのきっかけと言えそうです。


今回は「朝の習慣」をテーマに、皆さんのご意見を聞いてきました。朝の起床時間は「朝6時台」が最も多く3割以上。「ほぼ毎日(朝食を)食べる」と回答した人は8割以上を数え、思った以上に高い摂取率を示す結果となりました。さらに食事しながら、テレビや新聞、ネットニュース等を見るという声もとても多く、口から「エネルギー補給」、目や耳からは「情報収集」と、現代人にとって平日の朝は、その日一日生きていくために必要なモノを吸収する大事な時間と言えるのではないでしょうか。古くから「一日の計は朝にあり」という言葉がある通り、多くの日本人は「物事は、最初が一番肝心である」という気持ちを強く持っています。朝にしっかりと計画を立て、準備を進めておくことが一日一日を上手く過ごしことができ、結果的には一年を過ごすことが出来る。また、その朝の準備が不十分であるならば、充実した一日、一年を得られないという戒めの意味も同時に込められています。とかく現代人は「夜型」になりがちですが、夜に行っていることを、少し早起きして朝に移してみることで、今よりも充実した生活が送れるかもしれません。この春から心機一転、朝型生活に切り替えてみてはいかがでしょうか。


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:592人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年3月15日~3月21日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アサヒグループホールディングス]
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