2017年度新入社員の現在のキャリア満足度について調査 

2018年02月16日
ディスコは、2017年度新入社員を対象に、現在のキャリア満足度について調査・分析しました。(調査期間:2018年1月17日~29日、回答数:455人)

選考解禁が前年の8月から6月へと前倒しになり、就職活動が「短期決戦」となった2017年卒学生。現在は社会人1年目となった彼らの勤務先企業への満足度や転職意向などを尋ねました。入社決定した時と現在で、勤務先企業への満足度や企業選びの基準がどのように変化したかにも着目して分析しています。

1. 勤務先企業について
1-1 勤務先企業への満足度
1-2 満足/不満の理由
1-3 入社後に感じたギャップ

2. 転職意向について
2-1 転職意向有無/満足度比較/ギャップ比較
2-2 項目別満足度の比較

3. もう一度大学生として就職活動するなら
3-1 現在の勤務先への就職意向
3-2 就職先企業を選ぶ基準
3-3 就職活動中に知っておきたかったこと

[参考データ] 業界別集計

【調査結果】

1-1 勤務先企業について<勤務先企業への満足度>
- 現在の勤務先企業への満足度の平均は69.2%。在学時に入社決めた時の満足度(78.0%)より8.8ポイント減。
- 満足度が高い項目は「人間関係」 「勤務地」 「仕事内容」「社風」。一方「教育・研修制度」 「残業時間」 「給与・待遇」はやや低め。

1-2 勤務先企業について<満足度/不満の理由>
- 勤務先企業に満足している点としては、仕事の面白さや良好な人間関係などが多く挙げられた。
- 不満な点としては、希望しない配属や残業時間の多さ、給与・待遇の悪さ、社風や体質など多岐にわたる意見が挙がった。

1-3 勤務先企業について<入社後に感じたギャップ>
- 「とてもギャップがあった」「ややギャップがあった」を合わせて約6割(57.8%)が、入社後にギャップを感じていた。
- 配属先や勤務実態が「聞いていた話と違った」などのほか、業務内容や社風が「イメージと違った」など理解不足の声も見られた。

2-1 転職意向について<転職意向有無/勤務先企業への満足度比較/入社前後のギャップ比較>
- 現時点で「転職は考えていない」は約6割(56.9%)にとどまり、「転職活動中」「転職活動はしていないが検討中」が計4割に上る。
- 「転職活動中・検討中」の人は、入社後に勤務先への満足度が平均15.4ポイント低下。入社前後のギャップも大きい。

2-2 転職意向について<項目別満足度比較>
- 「転職は考えていない」人は、「人間関係」「仕事内容」「社風」への満足の割合が高く、9割近くが満足。
- 「転職活動中・検討中」の人は、「残業時間」「給与・待遇」「教育・研修制度」への不満が目立つ。
- 転職意向有無で、最も差があるのは「社風」(31.1ポイント差)。

3-1 もう一度大学生として就職活動をするなら<現在の勤務先への就職意向>
- もう一度大学生として就職活動をするなら「現在の勤務先企業に入社したい」は約4割にとどまり、残り6割近くは他社への入社を希望。 - 「できれば違う企業に入社したい」人からは、「現状に不満はないが、もっといい会社があるかもしれない」という声が多く挙がった。

3-2 もう一度大学生として就職活動をするなら<就職先企業を選ぶ基準>
- もし、もう一度新卒就活するなら、企業選びの基準は「給与・待遇」(53.8%)、「休日・休暇が多い」(47.0%)の順。
入社決定時より30ポイント以上増加。最も下がったのは「社会貢献度が高い」(18.4ポイント減)。

3-3 もう一度大学生として就職活動をするなら<就職活動中に知っておきたかったこと>
- OB訪問やインターンシップを通じて、勤務先企業の具体的な仕事内容や職場環境、待遇などの実情を知っておきたかったという声が多数挙がった。

【参考データ①】業界別集計<勤務先企業への満足度/入社前後のギャップ/転職意向>
- 業界別に見ると、「金融」と「製造」において、勤務先企業への満足度の下げ幅や入社前後のギャップが大きい。
- 転職意向が最も高いのは「金融」で、「転職活動中」「転職検討中」を合わせると過半数(55.2%)に上る。


【調査概要】
調査対象:2017年度新入社員(元「キャリタス就活2017」学生モニター)
調査時期:2018年1月17日 ~ 1月29日
調査方法:インターネット調査法
回答者数:455人(男性258人、女性197人)

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[ディスコ]
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