第5回「100年後も生き残ると思う日本企業」調査(20~59歳の有職者男女、60~69歳の男女対象) 

2018年09月21日

リスクモンスター(リスモン)は、第5回「100年後も生き残ると思う日本企業」調査結果を発表いたしました。

調査結果


(1)圧巻のトヨタ自動車!

第5回「100年後も生き残ると思う日本企業」アンケートのランキング1位は「トヨタ自動車」(回答率38.4%)でした。次いで「本田技研工業(ホンダ)」が2位(同17.0%)、「パナソニック」が3位(同16.0%)となり、以下「ソニー」(同13.2%)、「日産自動車」(同12.2%)、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(同11.7%)、「全日空(ANA)」(同11.7%)、「味の素」(同11.6%)、「日清食品」(同11.4%)と続きました。(図表A)

順位/変動/企業名/回答率
1 → (0) トヨタ自動車 38.4%
2 → (0) 本田技研工業(ホンダ) 17.0%
3 ↑ (+2) パナソニック 16.0%
4 ↑ (+2) ソニー 13.2%
5 ↓ (▲2) 日産自動車 12.2%
6 ↓ (▲3) 東日本旅客鉄道(JR東日本) 11.7%
6 ↑ (+8) 全日本空輸(ANA) 11.7%
8 ↑ (+1) 味の素 11.6%
9 ↑ (+1) 日清食品 11.4%
10 ↓ (▲2) サントリー 11.2%

前回調査との比較では「トヨタ自動車」、「本田技研工業(ホンダ)」の上位2社に変化はなく、第1回調査から5年連続で不動の順位となりました。一方で「日本航空(JAL)」(前回20位→今回11位)、「全日本空輸(ANA)」(前回14位→今回6位)の航空会社2社や「任天堂」(前回23位→今回14位)、「帝国ホテル」(前回27位→今回20位)のランクアップが目立ちました。日本政府が観光政策を推進し、訪日外国人旅行者数が過去最高を記録する中で、インバウンド需要の恩恵を受ける航空会社やホテル、外国人からの人気も高いアニメ・ゲームに関わるゲーム会社などの評価が高まり、日本経済の新たな牽引役として、期待が寄せられていることがうかがえる結果となりました。

業種では自動車製造業3社、電気機器製造業4社、食料品製造業4社など、製造業がトップ20のうち15社を占めています。製造業以外では鉄道業2社、航空運輸業2社がランクインしました。

(2)「独創性」が急上昇

「100年後も生き残ると思う日本企業」に重視するイメージを聞いたところ「技術力」を挙げる回答が43.3%と最も多く、次いで「製品・商品の品質」(回答率38.0%)となっており、上位2項目までは前回と変わらない結果となりました。3位以下は「独創性」(25.5%)、「ニーズ」(同24.1%)、「経営理念・姿勢」(同21.8%)、「誠実さ」(同20.9%)の順となり、中でも「独創性」が2ランクアップしました。技術力を駆使し、高品質な製品・サービスを提供する企業や独創性のあふれる製品・サービスを展開する企業が100年後も生き残る企業として考えられている結果となりました。(図表B)

(3)トップ20のうち8割以上が10年間高格付維持

今回のランキング上位20社の格付推移および創業年数を調査したところ、全体の8割以上が10年間高格付を維持している優良企業に該当していることが判明しました。上位20社の中で100年以上の業歴を有しているのは「パナソニック」、「日産自動車」、「味の素」、「サントリー」、「任天堂」、「TOTO」、「キッコーマン」、「資生堂」、「日立製作所」、「帝国ホテル」の10社であり、上位20社全てが業歴65年を超え、平均業歴は95年という老舗企業群でした。

また上位20社においては相応の純資産額と自己資本を有していることも確認できます。長い業歴の中で安定した事業基盤、財政基盤を築き上げている企業が100年後も生き残る企業として考えられている結果となりました。(図表C、D)

調査概要


調査名称:第5回「100年後も生き残ると思う日本企業」調査
調査方法:インターネット調査
調査エリア:全国
調査機関:2018年8月10日(金)~2018年8月15日(水)
調査対象者:20~59歳の有職者男女個人、60~69歳の男女個人
調査対象企業と選定方法:年間売上2,500億円以上、従業員数5,000人以上の企業200社を抽出
有効回収数:1,000サンプル

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