食品素材に関する調査(日常的に健康食品を摂取している30代~70代男女対象) 

2019年03月05日

矢野経済研究所は、健康・美容が機能として期待される食品素材を37素材・成分を選出し、各々の素材に対して、認知度や摂取状況、今後の摂取意向等について消費者アンケート調査を実施した。

<健康・機能性素材(37素材)とは>
本調査における健康・機能性素材(37素材)とは、健康・美容の機能が期待される食品素材・成分のうち、流通量が多く、多くの食品・健康食品に採用されている、または、今後、成長が期待される以下の37素材を選択・抽出し、調査対象とした。
【37素材】
青汁、アスタキサンチン、イチョウ葉、ウコン、アルギニン、カルニチン、シトルリン、オルニチン、キチン・キトサン、グルコサミン、コエンザイムQ10、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、セラミド、大豆イソフラボン、DHA・EPA、難消化性デキストリン、ノコギリヤシ、ヒアルロン酸、必須アミノ酸(BCAA)、プラセンタ、ブルーベリー(ビルベリー)、プロポリス、ヘム鉄、マカ、松樹皮、ラクトフェリン、緑茶抽出物(カテキン、テアニン)、ルテイン、レスベラトロール、ローヤルゼリー、乳酸菌(サプリメント)、プロテイン、イミダゾールジペプチド、肝臓加水分解物、プロテオグリカン、エクオール

<健康食品とは>
本調査における健康食品とは、錠剤、カプセル、粉末、ミニドリンク形状等の健康維持・増進、美容等を目的とした食品を対象とする。

<市場に含まれる商品・サービス>
青汁、アスタキサンチン、イチョウ葉、ウコン、アルギニン、カルニチン、シトルリン、オルニチン、キチン・キトサン、グルコサミン、コエンザイムQ10、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、セラミド、大豆イソフラボン、DHA・EPA、難消化性デキストリン、ノコギリヤシ、ヒアルロン酸、必須アミノ酸(BCAA)、プラセンタ、ブルーベリー(ビルベリー)、プロポリス、ヘム鉄、マカ、松樹皮、ラクトフェリン、緑茶抽出物(カテキン、テアニン)、ルテイン、レスベラトロール、ローヤルゼリー、乳酸菌(サプリメント)、プロテイン、イミダゾールジペプチド、肝臓加水分解物、プロテオグリカン、エクオール

1.調査結果概要

2018年7月に実施した、日常的に(ほぼ毎日/必要に応じて)健康食品を摂取している30~70代の男女1,000名に対する健康・機能性食品素材に関する消費者アンケート調査によると、本調査対象37素材のうち、30~70代の男女全体(1,000名)において、摂取率(現在摂取しているとの回答比率)が10%以上の素材は6素材(DHA・EPA、青汁、ブルーベリー(ビルベリー)、コラーゲン、乳酸菌、グルコサミン)であった。

また摂取率の高い上位6素材に関して、素材別に認知している機能を聞いたところ、第一位に上がったのは、DHA・EPAでは『記憶力の維持・改善』青汁では『健康維持・増進』、ブルーベリー(ビルベリー)『眼の疲れ』、コラーゲン『肌のハリ・シワ・シミの改善』、乳酸菌『整腸』、グルコサミン『関節痛の軽減・緩和』であった。

2.注目トピック

人気素材は女性がコラーゲン(摂取率2割超)、男性は青汁、DHA・EPA(同2割弱)
上述のとおり、本調査対象37素材のうち、摂取率(現在摂取しているとの回答比率)が10%以上の素材は全体(1,000名)で、DHA・EPA(19.1%)、青汁(19.0%)、ブルーベリー(ビルベリー)(15.9%)、コラーゲン(14.8%)、乳酸菌(13.1%)、グルコサミン(10.7%)であった。

女性(500名)では、摂取率の高い順に、コラーゲンが23.8%と2割を超え、次いでDHA・EPA 19.0%、青汁18.8%、ブルーベリー(ビルベリー)16.4%、乳酸菌 12.6%と続く。
女性の6位以下には、グルコサミン、ルテイン、ヘム鉄、大豆イソフラボン、ヒアルロン酸が続き、加齢に伴う対策素材や美容関連素材など、女性に関心の高い素材が上位10位以内にランキングされている。

また、男性(500名)では、青汁とDHA・EPAが同率の19.2%を占め、次いでブルーベリー(ビルベリー)15.4%、乳酸菌13.6%、グルコサミン 11.2%であった。
男性の6位以下は、プロテイン、ルテイン、ウコン、コラーゲン、大豆イソフラボンと続き、身体づくりや眼のピント調節、アルコール対策などの機能が明確な素材のほか、コラーゲンや大豆イソフラボンなど、女性の摂取率が高いものもある。本調査結果から、男性の摂取率の高い上位素材のなかには、配偶者と共に摂取していることが示唆される素材もあるものとみる。

調査概要


■調査期間: 2018年7月
■調査対象: 日常的に(ほぼ毎日/必要に応じて)健康食品を摂取している30代~70代の男女1,000名(年代、性別共に均等に配分し、各年代200名、男女別500名の合計1,000名)
■調査方法: インターネット消費者アンケート調査

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[矢野経済研究所]
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