学校給食に関する調査 

2012年09月16日
パルシステム生活協同組合連合会は、「学校給食に関する調査」をモバイルリサーチにより、2012年8月16日~8月22日の7日間において実施し、1,000名(調査対象者: 小学校に通う子どもがいる30歳~49歳女性)の有効サンプルを集計した。

自分自身が小学生だった時の学校給食について、一番嬉しかった主食の種類を質問したところ、1位「麺類」(40.2%)、2位「ごはん(米)類」(29.3%)、3位「パン類」(29.2%)と続き、今の小学生のママ世代では、麺類の人気が高く、ごはん(米)類とパン類の人気が拮抗する結果となった。

また、当時、学校給食があった987名に、給食の時間が待ち遠しかった主食メニューを複数回答形式で質問したところ、1位「揚げパン」(53.9%)、2位「カレーライス」(52.3%)、3位「ソフト麺(ソフトスパゲッティ式麺)」(47.1%)の順となり、年代別では30代の1位が「カレーライス」(55.8%)、40代は「揚げパン」(56.1%)となりました。世代間で特徴的だったメニューは「わかめご飯」で、30代では36.9%、40代では15.6%と20ポイント以上の差。

子どもが「学校給食に出たら嬉しいと思うメニュー」・「学校給食に出たら嫌がると思うメニュー」を複数回答形式でそれぞれについて質問したところ、人気メニュー(嬉しいと思うメニュー)では、1位「鶏のから揚げ」(74.3%)、2位「ハンバーグ」(71.6%)となり、不人気メニュー(嫌がると思うメニュー)では、1位「魚の塩焼き」(22.7%)、2位「雑煮」(18.8%)となった。また、嫌がると思うメニューに関して「特になし」と回答した割合が高かった地域は「近畿地方」(35.5%)で、低かった地域は「東海地方」(21.6%)となり、地域差が見られた。

その他調査結果
◆毎月欠かせないメニューは? 自身が小学生時代に待ち遠しかった「カレーライス」
◆ママがレシピを知りたい学校給食メニュー「タンドリーチキン」「クラムチャウダー」「ミネストローネ」
◆学校給食を通じた食育への期待 「食べ物の大切さを学んで欲しい」 7割強
◆小学校高学年への食育 「食事ができることへの感謝の気持ちを学んで欲しい」 7割弱
◆学校給食を通じた食育への期待に地域差あり 期待の高さは東北地方で突出の傾向
◆「集団内のルールの遵守」を期待 東北地方では5割強
◆学校給食の改善すべき問題点 トップは「給食費滞納問題」フルタイムで働く女性の6割半ばが問題視
◆完食することを強いる先生を問題視 5人に1人
◆小学生のママが適切だと思う学校給食代金の平均 1ヶ月3,496円
◆給食費滞納を許すべきではない 94.0%
◆学校給食の食材は国産から選ぶべき 9割弱
◆TPP参加は学校給食に大きな影響を与える 過半数が予想
◆学校給食の食材は放射能検査を義務付けるべき 9割弱
[バリュープレス]
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