エン・ジャパンが運営する就職・転職関連情報サイトの利用者1万5000名の女性に『女性のキャリア意識』に関するアンケート調査を実施した。

【調査トピックス】
継続就業について
●8割の女性が「これからもずっと働き続けたい」と回答。      
●働き続けたい理由第1位は「経済的な自立の道を持っておきたい」。
 
職務領域について
●「業務の幅を広げること」に意欲的な女性は、7割以上。
●「責任あるポジションに就くこと」に意欲的な女性は4割以上。
 
ライフスタイルの変化による影響について
●既婚女性の8割が、ライフスタイルの変化とともに働く意識も変化したと回答。
 
親の影響について
●“働く女性”として想起する、一番身近な存在は「母親」。
 
職務領域に関する志向性への親の影響について
●責任あるポジションに就きたいと思っている女性は、親も働くことにポジティブと感じている。
●責任あるポジションに「就きたい」女性と「就きたくない」女性では、異なる母親像。

【調査結果詳細】
■継続就業について
8割の女性が「これからもずっと働き続けたい」と回答。
働き続けたい理由第1位は「経済的な自立の道を持っておきたい」。

継続就業意欲は、未既婚別ではほとんど差はつきませんでしたが、年代別をみると、50代までは年代が上がるにつれ高くなりました。「働き続けたい理由」については、逆に年代差はほとんどなく、「経済的な自立の道は持っておきたい」が最も多く「家計的にも働ける間は働いておきたい」「社会とのつながりを感じたい」がそれに続き、過半数を超える回答結果となっています。
未既婚別では、未婚者で最も多かった回答は「経済的な自立の道は持っておきたい」が72%、既婚者では「家計的にも働ける間は働いておきたい」が72%と、回答に差が出ました。

■職務領域について
「業務の幅を広げること」に意欲的な女性は、7割以上。
「責任あるポジションに就くこと」に意欲的な女性は4割以上。

業務の幅を広げることについては、「できれば業務の幅を広げたい」「どちらかといえば業務の幅を広げたい」と回答した方の合計が71%となり、業務を広げていくことに前向きな女性が多いことがわかりました。理由を見てみると、「毎日同じことの繰り返しでは進歩がない。業務の幅を広げ、人間として大きくなりたい」「いくつになっても向上心を持っていたい」「働く楽しみが増えることになる」などがありました。
一方、「働く中で、“責任あるポジションに就くこと”について」は、「できれば責任あるポジションに就きたい」「どちらかといえば責任あるポジションに就きたい」と回答した人の合計が42%。「責任あるポジションに就きたくない」の25%を上回りました。日本は女性の管理職の少なさが課題とされていますが、女性の意向は必ずしも低くはないと言えそうです。

■ライフスタイルの変化による影響について
既婚女性の8割が、ライフスタイルの変化とともに働く意識も変化したと回答。

ライフスタイルの変化とともに一旦働き方は変わるとしても、「子供の手が離れたら以前と同様に働きたい」と回答した人は46%にのぼりました。

■親の影響について
“働く女性”として想起する、一番身近な存在は「母親」。

“働く女性”として想起する、一番身近な女性は誰かを尋ねたところ、1位は「母親」、2位が「特になし」、3位が「友人」となりました。
また、親がどのような働き方を希望していると思うかについては、39%が「家庭と仕事を両立してほしい」、4%が「結婚・出産に関係なく仕事に専念してほしい」と思っていると回答。「育児や家庭に専念してほしい」は14%でした。

■職務領域に関する志向性への親の影響について
責任あるポジションに就きたいと思っている女性は、親も働くことにポジティブと感じている。

自身の職務領域について「責任あるポジションに就きたい」と回答した女性のうち、親は「家庭と仕事を両立してほしい」と思っている人の割合は46%。「責任あるポジションに就きたくない」と回答した女性をみると、親は「家庭と仕事を両立してほしい」と思っている人の割合は32%にとどまり、「わからない」人が40%にのぼりました。これは、業務の幅を広げたいと回答した女性も同様の傾向となり、親が両立を支持していると感じている女性の方が、職務領域の拡大について積極的な志向がある結果を示しています。


【調査概要】
・調査方法:インターネットによるアンケート
・調査期間:2013年6月20日~2013年7月1日
・調査対象:下記7サイトを利用している女性 1万5924名
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