2013年の女性のファッション動向調査 

2014年04月01日
タビオは、2013年女性のファッション動向分析を行った。全国8都道府県の10代~40代の女性、1,600人を対象に行った調査の結果をもとに、2013年の女性のファッション動向を振り返る。

【調査結果】

●女性の1ヵ月のおこづかいの平均は33,791円。昨年度より2,323円アップ!

2013年の1ヵ月のおこづかいの平均は33,791円。昨年の調査結果と比べると2,323円アップしました。なお、金額のアップが目立ったのは、世代別では10代(+5,506円)と40代(+8,322円)、エリア別では、福岡県(+12,002円)。また、1ヶ月のおこづかいが一番多いのは、世代別では、40代(38,563円)、エリア別では、福岡県(41,388円)でした。

●ファッションにかける金額は、年間61,917円。年々減少傾向に。

さらに女性たちが年間、ファッションにどのくらいの金額をかけているのかを調査したところ、2013年の平均は61,917円と昨年から993円減少していることがわかりました。過去4年間の推移を見ても、その金額は年々減少傾向に。なお、今回の調査で金額の変動が大きかったのは、世代別では、金額が4,538円アップした40代、エリア別では、8,779円ダウンした宮城県、6,901円ダウンした愛知県、5,958円ダウンした大阪府、10,900円アップした広島県、5,592円アップした沖縄県でした。

●アベノミクスと消費税増税。女性たちのおしゃれ意欲に、より影響をあたえるのは、どっち?

おこづかいは増加傾向にあるものの、ファッションにかける金額はやや減少傾向。そんななか、世間では今、アベノミクスによる景気回復を期待する声と、消費税増税への不安の声とが入り乱れています。そこで、おしゃれへの女性たちのモチベーションが、アベノミクスと消費税増税のどちらのニュースに、より影響を受けているのかを調査しました。
その結果、今後、アベノミクスの影響を受け、おしゃれをしたいという意欲がアップする可能性があると「思う」と答えた人は、全体の11.7%に止まり、一方、消費税増税の影響を受け、おしゃれをしたいという意欲がダウンする可能性があると「思う」と答えた人は、過半数を超える50.4%でした。
「アベノミクス」と「消費税増税」、女性たちのおしゃれ意欲により強く作用するトピックスは、残念ながら現時点では、ネガティブな影響を与えそうな「消費税増税」だといえそうです。

●スマホでファッションアイテムを購入する女性は、3人に1人以上!前年調査結果の約1.7倍。

今や、2人に1人が持っていると言われるスマートフォン。実際に、ネットショッピングもスマートフォンで、という女性が増えています。今回の調査で、「インターネットを使ってファッションアイテムを購入することがある」と答えた人は、全体の87.4%。そのうちの38.1%、実に3人に1人以上の人が、スマートフォンを使って、ショッピングをしていると回答しました。なお、この数値は、前年の調査結果の約1.7倍。パソコンでのインターネットショッピングの割合が減る一方、時と場所を選ばない、スマートフォンでのファッションアイテムのショッピングは、今後、ますます普及の速度を速めそうです。

●お金をかけずに、ファッションに変化をつけるために取り入れているアイテムは、アクセサリー、巻物、レッグウェア。

ファッションにかける金額は、年々減少傾向に。女性たちの、おしゃれに対するこだわりは、本当に薄くなってしまったのでしょうか。そこで、普段、おしゃれにこだわりを持っているかどうかを調査。その結果、「こだわりがある」と答えた人は、58.7%。この数字は、過去4年間と比較してみても、それほど大きな変化がないことがわかりました。
では、女性たちは、ファッションにどんな工夫をしているのでしょう。あまりお金をかけず、ファッションに変化をつけるために取り入れているアイテムを聞いたところ、多かった回答から順に、「アクセサリー(44.7%)」、「スカーフやストール、マフラーなどの巻物(39.6%)」、「レッグウェア(27.3%)」。女性たちの多くは、ファッションにかけるお金を倹約しながらも、比較的、手軽な金額で買え、かつ、ファッションのアクセントとなる小物を上手に使い、ファッションを楽しんでいるようです。

●ファッションにトレンドを取り入れるとき、ソックスなどの足元を重視する:43.2%。
 キートレンドアイテムとしても、もはや定着したレッグウェア。


あまりお金をかけずに、ファッションに変化をつけるために取り入れているアイテムとしておよそ3割の女性が挙げたレッグウェア。別の聞き方で、ファッションにトレンドを取り入れるとき、重視する部分はどこか、という問いに対しても、実に半数近くの43.2%の人が、「足元(靴やソックスなど)」と回答しました。

●レッグファッションエンゲル係数は19.6%。ファッション代の約1/5をレッグウェアに!

トレンドファッションのキーアイテムとしても、もはや欠かせないレッグウェアですが、女性たちはそのレッグウェアに、実際にはどのくらいの金額をかけているのでしょうか。
今回の調査で、1年間にレッグウェアにかける金額を聞いたところ、平均金額は、12,111円。また、前述の調査でわかったファッションにかける金額に対し、レッグウェアにかける金額が占める割合、“レッグファッションエンゲル係数”を算出したところ、全体のレッグファッションエンゲル係数は、19.6%という結果になりました。なお、世代別に見ると、レッグファッションエンゲル係数が高かったのは、40代の21.5%でした。

●イマドキの「素敵女子」は、人気のレッグファッションを、TPOで使い分ける!?
 「パンプス×ソックス」のコーディネート、女子会はアリで、合コンはナシ。


トレンドファッションのキーアイテムとして、多くの女性が取り入れているレッグウェア。そのコーディネートの幅も、最近では広がっているようで、ここ数年、ファッション誌などでも、レッグファッションについての特集が数多く組まれています。そんな多くの女性に支持されるレッグファションですが、なかには、男性や年配の方にとっては、「意外な組み合わせ」と感じるものもあるようです。そこで、ファッション誌などでもよく見かける「パンプス×ソックス」のコーディネートについて、シチュエーション別に、実践してみたいかどうかを女性たちに聞いてみました。
その結果、世代ごとにバラつきはあるものの、「女子会」での「パンプス×ソックス」の支持率は比較的高く、「合コン」、「同窓会」、「ビジネス」での支持率は、比較的低いことがわかりました。TPOに合わせて女子力を発揮できる“素敵女子”がもてはやされる昨今、レッグファッションにも、その傾向が見られるようです。

●アナタは、「レギンス派」? 「スパッツ派」?10代〜30代は、「レギンス派」が圧勝!
 40代は、「スパッツ派」も健闘!


時代とともに、変化することのあるファッション用語。「ジーンズ」が「デニム」へ、「とっくり」が「タートルネック」へとその呼び名を変化させたように、同じアイテムを指していても、呼び方が変化した代表的な例として、よく挙げられる「レギンス」と「スパッツ」。「デニム」や「タートルネック」に比べると、比較的歴史の浅い、「レギンス」ですが、女性たちの間では、「レギンス派」と「スパッツ派」、一体どちらが多いのでしょうか。
今回の調査の結果では、全世代を通して、「レギンス派」が優勢。ただし、40代では、「スパッツ派」も5人に1人以上いることが判明しました。

●足に悩みがある女性:72.4%。「冷え」、「むくみ」に悩む女性が過半数超!


何かと話題豊富なレッグウェアですが、次に、そんなレッグウェアと最も密接な関係にある“足”の悩みに関して、女性たちの声を聞いてみました。
女性たちに、足に悩みはあるかどうかを聞いたところ、今回の調査では、実に72.4%の人が「ある※1」と回答。さらに、「足に悩みがある」と答えた人に対して、具体的にどんな悩みなのかをたずねたところ、一番多かった回答は、「冷え(61.9%)」。それ以降は、「むくみ(58.1%)」、「ガサガサかかと(40.8%)」、「足が疲れやすい(32.1%)」、「におい(25.8%)」などが続きました。


【調査概要】
対象エリア:8都道府県(北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄)
対象者:上記エリア在住の13歳~49歳の女性 1,600人(有効回答数)
調査期間:2014年1月31日~2014年2月2日
調査方法:インターネット調査


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[タビオ]
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