「シニア世代の健康とロコモ」に関する実態把握調査 

2014年04月15日
ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケート』を利用し、全国の50歳以上の男女を対象に「シニア世代の健康とロコモ(*1)」に関するWEBアンケートを実施。調査期間は2014年3月14日(金)~2014年3月17日(月)。有効回答は1,000人から得ました。
※1…ロコモティブシンドロームの略。以下、ロコモに統一。

【調査サマリ】

・健康を意識して気をつけていることは、「食事の量」が50.9%でトップ
 「塩分を控える」「糖分を取り過ぎない」と、食生活に関するものが続く

・「運動の頻度」に気をつけている人の4割は、「週4日以上」運動すると回答

・「ロコモ」の認知率は37.4%。昨年より1割超の増加

・「ロコチェック」に該当する人は30.2%
 該当者の多い項目は「片足立ちで靴下がはけなくなった」の19.4%

【調査結果】

■健康を意識して気をつけていることは、「食事の量」が50.9%でトップ
 「塩分を控える」「糖分を取り過ぎない」と、食生活に関するものが続く


健康を意識して気をつけていることについて聞いたところ、全体で最も割合が高かったのは「食事の量」で50.9%となりました。続いて「塩分を控える(46.1%)」、「糖分を取り過ぎない(37.3%)」となり、食生活に関するものが上位を占めました。

属性別にみると、「男性50代前半」「男性50代後半」「男性60代前半」は、「特に日頃健康を意識して気をつけていることはない」の割合が他の属性に比べて高く、それぞれ2割近くにのぼっています。

■「運動の頻度」に気をつけている人の4割は、「週4日以上」運動すると回答

健康を意識して気をつけていることの中で「運動の頻度」と回答した人に対し、運動の頻度を聞いたところ、「週4日以上」と回答した人は44.4%にのぼりました。属性別では「女性70代以上」が最も高くなっています。

※健康を意識して「運動をする頻度」に気をつけている人のみ回答

また、具体的な運動内容としては、ウォーキングやジョギング、マラソン、ストレッチや各種体操、球技のほか、スポーツクラブに通ってエアロビクスやダンスに取り組んでいる人もいました。

■「ロコモ」の認知率は37.4%。昨年より1割超の増加

「ロコモ」の認知率は37.4%(「知っていて、どのようなものなのかがわかる」「知っているが、どのようなものかはわからない」の合計)、理解率は17.5%(「知っていて、どのようなものなのかがわかる」)となりました。また、当社が2013年1月に実施した同調査では認知率23.6%となっており、1割超高まったことがわかりました。
なお、属性別でみたときに認知率が最も高かったのは、「女性70代以上」で64.0%でした。
認知経路は、「テレビ」が61.5%で最多、次いで、「新聞」31.8%、「ウェブサイト」15.8%となりました。

■「ロコチェック」に該当する人は30.2%
 該当者の多い項目は「片脚立ちで靴下がはけなくなった」の19.4%


続いて、骨や関節、筋肉などの運動器が衰えているサインとされる下記の7項目について、自分が該当するかどうかを聞きました。

1.家の中でつまずいたり滑ったりする
2.階段を上るのに手すりが必要である
3.15分くらい続けて歩くことができない
4.横断歩道を青信号で渡りきれない
5.片脚立ちで靴下がはけない
6.2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1リットルの牛乳パック2個程度)
7.家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)

これらの項目は、「ロコモ チャレンジ!推進協議会」の定める、ロコモに該当するかどうかのチェック(=「ロコチェック」)に使われています。調査の結果、何らかの「ロコチェック」に該当する人は、全体の30.2%となりました。

また、最も該当者の多い項目は「片脚立ちで靴下がはけなくなった」の19.4%、次いで、「階段を上がるのに手すりが必要である」13.3%、「家の中でつまずいたり滑ったりする」12.9%が続いています。(図4)

一方、最も少ないのは「横断歩道を青信号で渡りきれない」で2.0%でしたが、この「横断歩道を青信号で渡りきれない」人は、すべての項目に該当する可能性が高くなっています。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ドゥ・ハウス]
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