日本デビットカード推進協議会は、20代~30代の女性会社員(OL)500名を対象に、お財布の中身、お金の使い方や衝動買いについてアンケートした「OLたちのお金とお財布に関する意識・実態調査」を実施。

【調査結果】

■ お財布の中身はいくら!? OLの皆さんの平均的な所持金は「約15,000円」

お金やお財布の話は、お互い興味はあっても親しい仲でも中々聞きにくいものです。しかし、普通の人と比べて、自身の貯金額やお財布の中身は多いのか、少ないのか。そういったお金の話が気になるという人は少なくないでしょう。
今回のJ-Debitの調査では、お財布の中に入れている金額や自身のために使っている金額など、お金やお財布の中身に関する質問をOLの皆さんに行ないました。

はじめに、「普段、お財布の中に入れている現金の金額」について聞きました。最も回答者が多かったのは、「5,001円~10,000円」(23%)で、次いで「10,001円~15,000円」(21%)という結果に。上位5%の回答は30,001円以上となり、中には最高「300,000円」という非常に高額な現金を持ち歩いているという方もいましたが、全体の平均値は「15,801円」。おおむね15,000円程度というのが、OLの皆さんの平均的な所持金のようです。
また、お財布の中に入れている代表的な4種類のカードの枚数について聞きました。各々のカード枚数の回答の平均値は、「クレジットカード:2.0枚」、「キャッシュカード:2.6枚」、「電子マネー:1.0枚」、「ポイントカード:6.2枚」という結果になりました。合計カード枚数では「10枚以上」が58%であり、全体平均は11.9枚と分厚い財布を持ち歩いている実態が明らかになりました。キャッシュカードとクレジットカードという必須アイテムは1~5枚が大多数であり、これ以上減らすのは難しいでしょうから、お財布のメタボ対策にはポイントカード減量作戦が欠かせないようです。

■ OLの皆さんの消費金額は平均・月10万円、でも自由に使えるのは6割程度

OLの皆さんのお財布の中身や所持金の状況がわかったところで、次に、彼女たちはどれだけお金を使っているか、1ヶ月当たりの使用金額を聞きました。すると、その回答の平均値は、「現金:45,130円/月」、「クレジットカード:54,138円/月」、「デビットカード:2,132円/月」という結果になり、その合計は、「月平均101,400円」と、10万円を超えました。また、現金よりも、クレジットカードでの支払いが多いという興味深い事実が明らかになりました。
一方で、女性には、美容院やコスメ、エステなど、毎月決まって出て行く必要経費もあります。この点を掘り下げるため、買い物、交際費など、自分で自由に使えるお金、“女性の可処分所得”はどれだけあるのかを聞くと、「月平均61,080円」という結果となりました。
平均的なOLにとって自由に使えるお金というのは、自身で使う金額の6割程度しかないことが明らかになりました。
また、現金よりもクレジットカードでの支払いの方が多いという事実は、“キャッシュレス志向”の現れと思われます。実際、本調査では、10%のOLが「現金を日常的には使用しない/極めて稀にしか使用しない/利用したことがない」と回答しており、10人に1人は、現金を使わない“キャッシュレスOL”であることが明らかになりました。

■ 明らかになった節約と衝動買いの関係、キャッシュレス志向で節約上手!?

OLの皆さんの消費金額がわかったところで、次に、大変興味あるのが節約術と衝動買いの関係です。そこで、節約術として有効だと思う方法と実際に行っている方法について聞きました。有効と思う方法で回答が多かったのは、「衝動買いを控える」(72%)、「使った金額を把握する」(65%)、「お財布に入れる現金を少なくする」(52%)という順でしたが、実際の行動では全般に数字が下がり、特に「衝動買いを控える」は43%へ大幅に減少しました。女性心理として衝動買いがどうしても止められない悲しい現実も垣間見えました。

(1)「使った金額を把握する」、(2)「無駄遣いをしないようお財布に入れる金額を少なくする」が、節約方法として、有効であると意識し実践しているという事実がわかりました。どうやら、“キャッシュレスOL”の神髄はこの辺にありそうです。
さらに、節約上課題である《衝動買いの実態》について詳しく聞いてみました。《衝動買いの頻度》は月1回、2~3ヶ月に1回の回答が計56%を占めました。
また、《衝動買いをしてしまう理由》については、「自分へのご褒美に」(46%)、「一目惚れで」(39%)、「ストレス解消で」(36%)、「安くなっていると」(33%)、「美味しそうで」(31%)という順番になりました。ここで、衝動買いの理由とお財布に入れている現金の金額の相関関係を調べてみるため、「実際に行なっている節約方法」として、「現金を持ち過ぎないようにする」と回答したOL(39%)と、そうでないOL(61%)に分けて、衝動買いの理由をグラフ化してみました。
この結果、現金を持ち過ぎないようにしているOLは、現金志向のOLより10ポイント以上衝動買いの率が少ないことが判明しました。さすがに、ポジティブな意味の「自分へのご褒美に」には差がありませんでした。
節約のために手持ちの現金を少なくしている人たちは、衝動買いが抑えられている傾向にあると言えるでしょう。
なお、衝動買いの理由とお財布の中のカードの枚数による違いも調べましたが、特に相関関係がありませんでした。
続いて、OLが《衝動買いするもの》について、もう少し深掘りしてみました。
まず、「衝動買いしてしまいがちなもの」について聞いたところ、「バーゲン・特売中の商品」(51%)の回答が最も多く、「期間限定の商品」(35%)、「新発売の商品」(29%)、「特典・プレゼント付きの商品」(28%)という順でした。女性がついつい衝動買いをしてしまう、女性の心を掴む商品の傾向が分かりました。
また、具体的にどのような商品が衝動買いされているのかを調べました。「つい衝動買いをしてしまうアイテムは何ですか?」と複数回答で聞くと、「洋服」(66%)、「スイーツ・お菓子」(53%)、「靴」(32%)が上位3項目になり、女性に人気のアイテムが並びます。
やはり、好きなものを我慢するのは、なかなか大変なこと。衝動買いを予防するためには、普段の工夫と心がけが不可欠だと言えるかもしれません。
ついつい使い過ぎがちな手持ちの現金をできるだけ少なくしているキャッシュレス志向のOLは、衝動買いをしにくく、節約に強いと言えるかもしれません。逆に言えば、現金派OLは衝動買いのリスクが高く、無駄遣いをしてしまいがち
だとも考えられます。


【調査概要】
調査名:OLたちのお金とお財布に関する意識・実態調査
調査期間:2013年5月9日(木)~5月13日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳~39歳の女性 500名(※事前調査にて「会社員」と回答した人)

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[PRTIMES]
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