女性のワークとライフの実態と想いについての調査 

2014年12月24日
ハー・ストーリィ女性のあした研究所では女性のワークとライフの実態と想いについて調査分析しました。

2014年、“アナと雪の女王”が一世を風靡しました。各国で共感を呼んだ歌声に、子供から大人まで夢中になり、日本でも今年のヒット番付トップにランクインしました。
なぜ、日本でここまで流行したのでしょうか?その背景にはヤマトナデシコとして日々我慢をしている日本人女性の日常と、「ありのままの自分でいたい」という願望のギャップが存在したとの見方があります。

【調査結果サマリー】

・8割の女性は、「ありのままの自分でいたい」と思い日々過ごしている。

・「ありのままの自分」でいられるのは、ひとりでいる時 69.2%に続き、家族といる時が 58.6%。友人といる時の 19.8%とは大きな差がある。

・男性の顔は“職業人”メイン。女性は1日に 4 つ、時には 6 つ以上の顔を使い分けている。女性は単にワークとライフのバランスを取りたいわけではなく、複数の役割を自然体で取り込んでいる。


【調査結果】

■8割の女性は、「ありのままの自分でいたい」と思い日々過ごしている

「ありのままの自分でいたい」女性は、非常にそう思う 36.8%、ややそう思う 40.8%を合計して 77.6%と、年代や収入に関係なく高い数値でした。また、「ありのままの自分」でいられるのは、ひとりで過ごしている時 69.2%に続き、家族といる時が 58.6%とやはり高い数値。友人といる時の 19.8%を大きく引き離していました。家族といる場面を素の自分でいられる大切な場と考えていることが分かります。(場面は複数回答)
「ありのままの自分」でいたい理由には、”無理せず“”自然体“といった言葉が多くみられました。

■働く既婚女性は、「生活の為にお金を稼ぐ」ことで精一杯?

女性 1000 人にインターネット調査を実施しました。「女性活用」「女性管理職」に関して聞いたところ「興味がない」「私には関係ない」という回答が半数以上の 552 人でした。国や企業は、女性に「活躍の機会を与えたい」「登用したい」と考えている一方、働いている既婚女性自身は「妊娠・出産・育児」といった長期のライフプランがあり、働きたくても妊娠・出産で休職や子育てなどの理由から時間の制約があります。
また、(1000 人中)働く既婚女性 307 人に働く目的を調査した所、44%が「生活費の為」38%が「お金を稼ぐため」という金銭的理由でした。特に、フルタイムではないパートタイムの既婚女性に多くみえました。一方、18%が「社会と関わりたかった」19%が「仕事にやりがいを感じている」と回答しました。「生活」「稼ぐ」という理由の後に「社会との関わり」「やりがい」という暮らしを優先していることがみえてきます。
現在、日本の多くの大企業では政府の掛け声のもと「女性活躍推進」に力を入れています。しかし、一度、育児の為に仕事を離れた女性は職場に復帰することには勇気がいるとの意見もあり、そんな女性の心情を理解し、女性自らが、「活躍したい」と思える環境や体制づくりが必要ではないかと考えます。

■女性は、1日に4つの顔を使い分けている

OECDの有償無償労働時間調査のデータを、グラフにしてみると、男性の顔は職業人メインであるのに対して、女性は、1日に 4 つ、時には 6 つ以上の顔を使い分けていることが分かります。


【調査概要】
「ありのままの自分」についての調査
・実施日:2014 年 10 月 31 日~2014 年 11 月 5 日(インターネット調査)
・回答者:東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、福岡県在住の女性 500 人
女性のワークライフについての調査
・実施日:2014 年 12 月 5 日~2014 年 12 月 13 日(インターネット調査)
・回答者:全国の女性 1000 人

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ハー・ストーリィ]
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