「日本人の食」調査【Part3:食の健康と安全性】 

2015年10月01日
日本リサーチセンターは、全国15~79歳男女1,200人を対象に、訪問留置のオムニバス調査(NOS:日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)を、毎月定期的に実施。
「日本人の食【Part3:食の健康と安全性】」について、NOSにより自主調査を企画・実施。

【調査結果の要約】

<健康・栄養バランス>

・『栄養バランスのよい食事をこころがけている』は、「あてはまる・計」(肯定)が46%と多数で、「あてはまらない・計」(否定)23%を上回っている。

・一方で、『自分の今の食生活は栄養が偏っていると思う』は、肯定と否定が3割強とほぼ同じ。栄養バランスをこころがけている人は46%と多いが、栄養が偏っていないと断言できる人は32%とやや少なくなる。

・『健康のために積極的に食べているものがある』は、肯定が31%に対し、否定41%の方が多い。同様に、『塩分や油分など健康のために制限しているものがある』も、肯定25%より否定47%が多い。健康を理由にして積極的摂取、あるいは、制限しているものは、いずれもしていない人の方が多い。

・『腹八分目をこころがけている』は、肯定と否定が36%と同比率。しかし、『ダイエットをしている』では、肯定14%に対し、否定64%が圧倒的に多い。


<規則正しい食生活>

・『間食をよくする』は、「あてはまる・計」の肯定と、「あてはまらない・計」の否定が3割後半でほぼ同率。

・一方、『夜食をとることが多い』は、肯定が15%に対し、否定69%が圧倒的に多い。間食をとる人は少なくないが、夜食をとる人は少ないようである。

・『朝昼夜の3食を欠かさず食べている』、『食事をする時間帯はほぼ決まっている』は、どちらも肯定が70%と多い。3食欠かさずや時間帯の規則正しさは大多数の人が行っており、不規則な食生活を送っている人は少数派と言える。


<安全性>

・『食品の安全性を気にしている』と抽象的な問いで質問すると、「あてはまる・計」の肯定が55%と、「あてはまらない・計」の否定19%を大きく上回る。

・もっと具体的な質問では、『添加物や化学調味料を気にしている』は、肯定が41%>否定26%。『野菜や肉、魚は、原産国を気にする』は、肯定56%>否定20%。添加物や化学調味料よりも、食材の原産国を気にする人の方が多い。

・一方で、『無農薬や有機栽培のものを食べるようにしている』は、肯定28%と否定32%が拮抗しており、無農薬、有機栽培に対する意識はあまり高くない。

・地産地消については、『地元でとれた野菜や食材を食べるようにしている』は、肯定40%>否定27%。

・鮮度意識については、『食品の賞味期限や消費期限を気にする方だ』は、肯定が54%と半数を超える。


【調査概要】
調査方法:NOS調査員による個別訪問留置調査
調査対象:全国の15~79歳の男女個人
有効回収数:2400人(サンプル)=1200人(サンプル)×4月調査・5月調査の2回分
 ※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
サンプリング:毎月200地点を抽出、住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割当て
調査期間:
 2015年4月調査 2015/4/1 ~ 2015/4/13
 2015年5月調査 2015/5/1 ~ 2015/5/18

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本リサーチセンター]
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