海外旅行時の外貨についての意識調査 

2015年11月05日
ソニー銀行は、全国の20~69歳の男女1,000人の海外旅行経験者を対象に、海外旅行時の外貨についての意識調査をインターネット上で実施。

調査の結果、海外旅行で外貨を余らせた経験のある人は86.5%と大多数にのぼり、その3分の2は余った外貨の使いみちに困り自宅で保管したり、なかには捨ててしまったりと、旅行後は外貨がお金として活用されていない実態が明らかになりました。一方で、外貨両替の手数料に対してストレスを感じていることや、海外旅行での支出額については3人に1人が予算をオーバーしていることも判明しました。
今回の意識調査からは、使い慣れない外貨での支払いによって金銭感覚が鈍り、支出管理が難しくなっていることがうかがえます。その結果、余った外貨を使い道がないまま放置したり、捨ててしまったりするなど、お金としての価値を見失う“外貨ロス”の状態に陥りやすいことが分かりました。

【調査サマリー】

●海外旅行での外貨余りは8割以上!
余った外貨は日の目を見ず「自宅で保管」なかには「捨てた」人も


●外貨両替ストレス 最大の要因は「手数料」
外貨余りや外貨不足もストレスの一因に


●海外旅行ではついつい財布の紐が緩みがち
3人に1人が予算超過、なかには200万円以上のオーバーも!


【調査結果】

①海外旅行での外貨余りは8割以上!余った外貨は日の目を見ず「自宅で保管」なかには「捨てた」人も

海外旅行時に外貨を余らせてしまった経験のある人は86.5%にのぼり、8割以上が外貨を上手に使い切れてないことがわかります。そのうち、「そのまま持ち帰って保管している」が全体の63.1%を占め、日本円に換算すると平均1万8,352円にもなります。これに次ぐのが、「日本円に戻した」ケースで15.3%、平均額は1万7,705円となりました。また、ほぼ同程度の割合で「空港で買い物をした」が15.1%を占め、無理にお金を使いきったケースも。一方で、少数ながらも「捨てた」と回答した人も0.8%おり、その金額は平均で2,475円、最高では1万円相当にのぼりました。

この調査結果から、外貨を日本に持ち帰ってタンスの肥やしにしたり、捨ててしまったり、海外旅行後の外貨が必ずしもお金として活用されていない実態がわかります。

②外貨両替ストレス 最大の要因は「手数料」 外貨余りや外貨不足もストレスの一因に

海外旅行に際して、外貨両替にストレスを感じた経験のある人は54.8%と半数以上にのぼります。その理由については、77.6%が「手数料の高さ」、続いて「どこで両替するのが有利かわからない」が47.3%、「両替手数料が分かりづらい」が40.9%と、上位3位までは全て両替手数料に関する内容となりました。また、「両替した現金が余った」が32.8%、逆に「現金が足りなくなった」が14.2%と、あらかじめ両替しておく金額の判断も難しい事がわかります。他にも、「渡航先で両替所が見つからない」 の20.8%や、なかには「両替でだまされた」という回答もありました。外貨両替で受ける不満やストレスは、多岐にわたることがうかがえます。

Q.1とQ.4の結果より、外貨両替の手数料に対して不満を持ちながらも、そうして手にした外貨を結局は余らせていることがわかりました。余った外貨を使いみちなく保管したり捨ててしまう場合には、外貨両替に伴う損失は手数料だけにとどまりません。外貨両替には一定の“ロス”が伴うと言えるでしょう。

③海外旅行ではついつい財布の紐が緩みがち 3人に1人が予算超過、なかには200万円以上のオーバーも!

普段使い慣れない外貨での支払い。旅行者は予算に合わせた支出管理ができているのでしょうか。
調査結果では、半数以上(55.0%)が直近の海外旅行中に現地で使った金額は予算を超えなかったと回答する一方で、約3人に1人は予算をオーバーしており、その差額は「1~3万円未満」がもっとも多く34.2%にのぼりました。なかには、200万円以上も予算をオーバーした人もいます。さらに、全体の10.2%は、そもそも予算を超えているかどうか「わからない」と回答しています。

これらの結果から、海外という非日常的な環境もあってか、財布の紐が緩みがちになることが伺えます。普段使っている日本円ではなく外貨で支払いしていることが、金銭感覚を鈍らせ、支出管理を難しくさせていることが推測されます。

この外貨に対する金銭感覚の鈍化が、使いみちのないまま自宅で保管されたり捨てられたりする“外貨ロス”を引き起こしているのではないでしょうか。


【調査概要】
・調査方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施。
・調査対象:海外旅行経験者(20代~60代の男女各100名ずつ、合計1,000名)
・有効回答数 : 1,000人
・調査時期:2015年9月19日~21日

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[PRTIMES]
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