「家事と手荒れ」についての調査 

2016年03月17日
「オレンジページくらし予報」が「家事と手荒れ」について調査をしました。

ネイルやアクセサリーが似合う、または清潔感の漂うきれいな手を保ちたい、というのはいくつになっても女性の願いですが、そこに立ちはだかるのが水を使う家事。最も手を荒らす原因になるのはどんな家事なのでしょうか。そして今、どのくらいの女性がどんな工夫をしているのでしょうか。

【調査結果ダイジェスト】

・女性の95.2%は「手荒れしている」、53.8%の人は「荒れた手は人前で出しにくい」と回答

・「もっとも手が荒れる家事」は、71.3%で「食器洗い」がダントツNo.1

・目指すのは「家事はきちんとしているが、手がきれいな人」、そのポイントは食器用洗剤選び


【調査結果】

女性の95.2%は「手荒れしている」、53.8%の人は「荒れた手は人前で出しにくい」と回答

調査の結果、なんと「とても」と「やや」「たまに」を合わせると95.2%の女性が「手荒れしている」と回答しました。程度の差はあるとは思うものの、ほとんどの女性は手荒れしている、または手荒れしていると感じていることになります。さらに、世代別にみると、0歳から小学生の子どもを持つ女性の場合、全体での割合よりさらに少し多い97.4%が「手荒れしている」という結果に。さらに「自分の荒れた手を見たとき、どんな気持ちになりますか?」という質問では「人前で手が出しにくいな」という項目を選んだ人が53.8%、続いて「老けたな」39.8%、「ああ、所帯じみたな」と感じる人が25.7%と続き、手荒れが自分を憐れむ気持ちを起こさせることがわかります。

「もっとも手が荒れる家事」は、71.3%で「食器洗い」がダントツNo.1

これだけ多くの女性が、自分の手を「荒れている」と感じているという結果ですが、ではどんな家事がいちばん手荒れの原因となっているのでしょうか。「家事のなかで「もっとも手が荒れる」と感じるものはなんですか?」という質問で他に大きく差をつけてトップに挙げられたのは「食器洗い」の71.3%でした。

「必要だけど、できればやりたくない」(30代・フルタイム)、「やりたくはないけど、あきらめの心境です」(40代・専業主婦)など「やりたくない、面倒くさい」という意見が噴出しました。いっぽう「気持ちをすっきりさせるための気分転換。食事作りの仕上げ」(40代・パート)、「面倒だけど大切な食器などはていねいに扱いたいので、食洗機ではなく、手洗いにこだわっている」(30代・専業主婦)「顔を洗う感覚と同じようなもの。たいして労力を感じない」(40代・専業主婦)というポジティブ派も。感じ方は「大嫌い」「前向きな考えを持ってする」という二つに大きく分かれます。そんな食器洗いに対しては、少しでも効率的に、楽しくしようと「汚れた食器をためない」「すぐ洗う」「洗剤で洗う前に汚れを流す」など工夫と段取りを駆使する人が多数。多くみられたフリーアンサーは「好きなスポンジを使う」「好きな香りの洗剤を使う」というものでした。「いい香りの洗剤を選ぶようにしています。気分的にいい香りがすると気持ちよく作業できると思うから」(40代・専業主婦)というように、特に「香り」は食器洗いの場合、気分に大きな影響がありそうです。

目指すのは「家事はきちんとしているが、手がきれいな人」、そのポイントは食器用洗剤選び

手荒れする家事No.1は「食器洗い」という結果ですが、同時に「食器洗い」はしなければならない家事で、手荒れ対策は必須。「家事はする、でも手もきれいにしている」ことは今や女性としての理想的なスタイルとみられ、「手を人前に出したくない」ほど手荒れさせてしまうのはNG。
「家事もきちんとするが、手荒れしないように気を配ることは、あなたにとって必要ですか?」ときいたところ47.8%が「とてもそう思う」、40.7%が「ややそう思う」と、合わせて88.5%が「そう思う」と回答しています。

では、彼女たちはどんな方法で手を荒らさないようにしているのでしょう。「食器洗いによる手荒れ防止のため、あなたがしていることは何ですか?」という質問の回答結果は、「ハンドクリームを塗る」のが1位、「家事手袋の着用」も多用されている手段で、とくに0歳から小学生までの子どもを持つ女性の場合は全体よりも10ポイント近く多い46%が家事手袋を着用しています。そして3位には「手肌に優しい食器用洗剤の利用」があり、「洗剤と手が直接触れるのが手荒れの原因」と多くの人が感じていることも浮かび上がってきます。特に先に紹介した「あなたは手荒れをしていますか?」という質問に、「とても手荒れしている」と回答した割合は全体では28.2%なのに対し、0歳から小学生までの子どもを持つ女性の場合は41.5%と他を大きく上回る結果に。この層は妻であり母親ではあるけれど、まだまだ若い女性としてネイルやアクセサリーの似合う「きれいな手」を保ちたいという気持ちも強いはず。だからこそ、「自分は手荒れしている」と感じる人が多いのかもしれません。


【調査概要】
調査対象:オレンジページくらし予報モニター会員・国内在住の女性(有効回答数1115人)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2016年1月27日~1月31日

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