インバウンドPPC取組み状況調査 中国×移動・交通業界編 

2016年04月12日
アウンコンサルティングは、中国における多言語PPCの取り組み状況について、中国の移動・交通業界を中心としたキーワードでの広告出稿状況を調査致しました。
今回は「中国」×「移動・交通業界」ですが、今後、アジア圏を中心としてその他の国や地域、業界においても順次調査して参ります。

中国の移動・交通業界におけるPPC出稿状況

2015年の訪日外国人数は1~12月累計で1,973万人、通年で過去最高だった2014年の1,341万人を上回りました。2016年2月は2015年2月と比較しても更に36%の伸長率となっています。インバウンド市場はかつてない盛り上がりをみせています。今後、インバウンド市場の成長に伴って、日系企業におけるマーケティング予算への投資が進み、現地ローカルユーザーの集客を対象としたマーケティング活動、広告プロモーションが増加していくと考えています。
アウンコンサルティングでは、特定国におけるインバウンド市場向けの日系、ローカル企業、グローバル企業(対象国だけでなく複数国で広告出稿展開している状況を便宜上、グローバル企業としています。)のPPCの取り組みを調査致しました。
今回の調査は対象国を「中国」、業界を「移動・交通」としております。

【調査結果】

■空港名、路線名関連キーワード検索結果調査
中国における主要検索サイトの百度(バイドゥ)(設定言語:簡体字)で調査致しました。
※各キーワードで検索した際の検索結果は都度変動するため、再調査の場合には結果が変動する可能性があります。
※各キーワードで検索した際の検索結果は検索した地域により変動するため、本調査は「北京/上海」の2つの地域を調査対象としました。

2016年3月25日から4月8日の台湾・香港・タイの移動交通業界リリースと同様、中国においても同業界の広告出稿数は少ない傾向があります。その中で日系企業の出稿比率は、北京:約6% / 上海:約4%となりました。表への記載はございませんが、出稿している日系企業は大手ECサイト、免税店などとなっており、過去リリースの同業界他地域で多く出稿されていた大手電鉄などの広告は確認出来ませんでした。

※月間検索数:百度(バイドゥ)提供のツールを一部参照し、アウンコンサルティングにて数字を精査。

■移動地域関連キーワード検索結果
中国における主要検索サイトの百度(バイドゥ)(設定言語:簡体字)で調査致しました。
※各キーワードで検索した際の検索結果は都度変動するため、再調査の場合には結果が変動する可能性があります。
※各キーワードで検索した際の検索結果は検索した地域により変動するため、本調査は「北京/上海」の2つの地域を調査対象としました。

空港名、路線名キーワードと同様広告の出稿数は少なく、日系企業の広告出稿比率は北京・上海の両地域で約3%となりました。主な出稿企業は大手旅行代理店のコンテンツサイト等で、やはり大手電鉄や航空関連企業での出稿は確認できませんでした。
百度での出稿はLPのドメイン・サーバーの問題など複数の要素で審査がかかるため、対応が後回しになっている可能性も考えられます。
但し、これは一方でグローバル企業やローカル企業へ見込み顧客が流れていることも意味しており、課題となりそうです。

※月間検索数:百度(バイドゥ)提供のツールを一部参照し、アウンコンサルティングにて数字を精査。


『アウンコンサルティング調べ』

【調査概要】
調査主旨:中国の移動・交通業界におけるPPC出稿状況
調査機関:アウンコンサルティング調べ
対象の国または地域:中国
調査日:2016年4月11日
調査対象検索サイト:百度(バイドゥ)
調査方法:上記の検索サイトにおいて各キーワードで検索し、検索結果上の広告出稿を調査&分類

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アウンコンサルティング]
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