ブラックフライデーに関する調査(20代~60代の男女対象) 

2016年12月13日
マクロミルは、ブラックフライデーに関する調査を実施。
近年日本でもブラックフライデーを導入する企業が増えているようですが、日本人にもお祭りイベントとして定着していくのでしょうか?
調査は20歳~69歳の全国の男女を対象に実施。調査期間は2016年12月1日(木)~12月2日(金)。有効回答数は1,000人。

【調査Topics】

・「ブラックフライデー」、言葉の認知率は84%、内容の認知率は31%。
・知らない人には、ネガティブなイメージ。“ブラック企業” “ブラックリスト” などを想起?
・ブラックフライデーの消費実態。 セールで買い物をした?「YES」9%、「NO」91%。
・日本での定着予想、「する」と「しない」が拮抗。

【調査結果】

【1】「ブラックフライデー」、言葉の認知率は84%、内容の認知率は31%。

ブラックフライデーを知っているかたずねたところ、84%が「知っている」と回答しました。知っている人の内訳は、「内容まで知っている」31%、「聞いたことがある」52%で、およそ3人に1人がブラックフライデーの内容を理解していることがわかりました。

【2】知らない人には、ネガティブなイメージ。“ブラック企業” “ブラックリスト” などを想起?

ブラックフライデーに対するイメージは“ポジティブ”と“ネガティブ”のどちらに近いかを4段階評価で尋ね、ブラックフライデーの認知度合い別に比較しました。ブラックフライデーを内容まで知っている人のうち88%がポジティブなイメージ(ポジティブ46%+ややポジティブ42%)を持っていましたが、知らない人ではわずか13%(ポジティブ4%+ややポジティブ9%)でした。

ブラックフライデーを知らない人に、「ブラックフライデー」と聞いて具体的にどのようなイメージを持っているのかを自由回答でたずねると、「悪い、暗い、不吉なことが起きそう」「金曜なのに残業」「週刊誌ネタ」となりました(回答が多かった順に抜粋)。ブラックフライデーは、小売店が大きく黒字になることからこのように呼ばれていますが、ブラックフライデーを知らない人はネガティブなイメージを持っています。背景には、ブラックという言葉が、“ブラック企業” “ブラックリスト” など、ネガティブな話題で使われることが多いことも要因になっているのではないでしょうか。

【3】ブラックフライデーの消費実態。 セールで買い物をした?「YES」9%、「NO」91%。

今年、ブラックフライデーにちなんだセール等で買い物をした人はどのくらいいたのでしょうか?ブラックフライデーを知らない人にも、その内容を説明した上で回答してもらいました。すると、ブラックフライデーにちなんだセール等で今年買い物をした人は9%という結果になり、クリスマスやハロウィン、バレンタインのように、多くの人が買い物を楽しむようなイベントには、まだほど遠いようです。

【4】日本での定着予想、「する」と「しない」が拮抗。

最後に、ずばり“日本に定着すると思うか”をたずねると、「定着する」は52%、「定着しない」は48%で、差はあまりありません(【3】同様に、ブラックフライデーを知らない人も内容を知った上で回答)。
それぞれの理由を自由回答でたずねると、「定着する」と思う人は、「お得だから、セールで安いから」、「お祭り・イベント好きだから」、「アメリカで流行ったものは日本でも流行るから」「ハロウィンやクリスマスも定着したから」など。一方、「定着しない」と思う人は、「ブラック(ネーミング)のイメージが悪いから」「まだあまり知られていないから」「一時的な流行りだと思うから」「ボーナス前だから」等が目立ちました(回答が多かった順に抜粋)。


【調査概要】
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:20代~60代の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代×エリアの人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間:2016年12月1日(木)~12月2日(金)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マクロミル]
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