世代・地域別「クレジットカード」事情調査(20歳~69歳男女対象) 

2018年03月12日

NTTドコモは、「クレジットカードの選び方・使い方」をテーマに、日本全国の20歳から69歳までの男女・合計4700名を対象にした、世代・地域別の比較調査を実施いたしました。

調査結果TOPICS


【世代別比較】
「不惑の40」を境に、クレカの使い方に差が!
●クレジットカードは全ての世代で「ステータス」よりも「おトクさ」を重視する傾向に
●就職氷河期世代とバブル世代で異なる「キャッシュレス」感覚

【地域別比較】
「クレジットカード」に関連する47都道府県ランキング
●「早期デビュー県」ランキング 1位「奈良県」
●「ゴールドカード県」ランキング  1位「兵庫県」
●「高額利用県」ランキング 1位「埼玉県」
●「おトクさ重視県」ランキング  1位「岩手県」
●「キャッシュレス県」ランキング 1位「三重県」

調査結果概要


【世代別比較】 「不惑の40」を境に、クレカの使い方に差が!

●クレジットカードは全ての世代で「ステータス」よりも「おトクさ」を重視する傾向に
まず、クレジットカード選びにおいて、「ステータス」と「おトクさ」では、どちらをより重視しているかを聞いたところ、全ての世代で「おトクさ」を重視しているという結果に。また、「おトクさ」を重視していると回答した人は、20代以外ではすべて9割前後にのぼっています。

●就職氷河期世代とバブル世代で異なる「キャッシュレス感覚」
続いて、「クレジットカードの使い方」についても調査。「クレジットカードで買い物をするときの最小金額」を聞いたところ、「1,000円未満」の回答が最も多かったのが、30代(53%)。同じ回答が最も少なかった50代(41%)と比較すると、10ポイント以上もの差がみられました。バブル崩壊後の就職氷河期世代である30代は、バブル世代を中心とした50代に比べて、少ない金額でもクレジットカードで「キャッシュレス」な買い物をおこなう人が多いようです。「不惑の40」を境に、クレジットカードの使い方も変わってくるのかもしれません。

なお、30代は、本調査で別途聴取した消費意識に関する調査項目でも、「何よりも効率を重視している」と答えた割合が高い(64%)ため、買い物においても小銭での支払いやポイントカードを出す手間などを省き、効率的に買い物をして現実的なおトクを享受したい人が多いと考えられます。

【地域別比較】 クレジットカードをテーマに、47都道府県のランキングを作成!

また今回は、世代別に加えて、地域別の比較調査も実施。クレジットカードに関連するさまざまな項目について、47都道府県のランキングを作成したところ、下記のような結果になりました。また、別途聴取した、各都道府県別の消費意識に関する調査結果との関連性もみられています。

●「早期デビュー県」ランキング…1位は「奈良県」
クレジットカードを所有した平均年齢が低い都道府県
1位:奈良県…25.0歳  2位:兵庫県…25.3歳 3位:香川県…25.4歳
※全国平均…27.9歳 ※47位:佐賀県…30.5歳

●「ゴールドカード県」ランキング…1位は「兵庫県」
ゴールドカードを所有している人の割合が高い都道府県
1位:兵庫県…36%  2位:長野県/大阪府…33%(同率)
※全国平均…23% ※47位:福井県…12% (1位との差:24pt)

●「高額利用県」ランキング…1位は「埼玉県」
月額のクレジットカード利用金額が50,000円以上と回答した人の割合が高い都道府県
1位:埼玉県…47%  2位:兵庫県…45% 3位:千葉県…44%
※全国平均…33% ※47位:宮崎県…21% (1位との差:26pt)

●「おトクさ重視県」ランキング…1位は「岩手県」
クレジットカード選びにおいて、ステータスよりも「おトクさ」を重視する人の割合が高い都道府県
1位:岩手県…94% 2位:鳥取県…93%  3位:広島県…93%(2位と0.1ポイント差)
※全国平均…88% ※47位:大分県…77% (1位との差:17pt)

●「キャッシュレス県」ランキング…1位は「三重県」
クレジットカードなど、現金以外で買い物をおこなう人の割合が高い都道府県
1位:三重県…95% 2位:栃木県…93% 3位:沖縄県…92%
※全国平均…85% ※47位:大分県…74% (1位との差:21pt)

まず、クレジットカードを所有した平均年齢が最も低い「早期デビュー県」としては「奈良県」が1位に。奈良県民は、消費意識について聞いた質問でも「トレンドには敏感でいたい」の項目で2位(46%)にのぼっており、新しいものに積極的にチャレンジする傾向があると言えそうです。

続いて、「ゴールドカード県」ランキングで1位になったのは、「兵庫県」。ただしその一方で、「兵庫県」は、「節約家である」と答えた人の割合で全国1位(74%)、「クレジットカード選びにおいてポイント還元率をチェックしている」、「貯金をするのが好きである」人の割合でそれぞれ全国3位(86%/69%)となっています。ただ単に「ステータス」にこだわっているだけではなく、実質的なおトクさやメリットをふまえてゴールドカードを選んでいる人が多いと考えられそうです。

さらに、クレジットカードを月に50,000円以上使っている人が多い「高額利用県」としては、「埼玉県」が1位に。埼玉県は、消費意識における「刺激的な生活を送りたい」の項目でも1位(41%)になっていることをふまえると、クレジットカードで買い物やプチ贅沢を楽しんでいる人が多いのかもしれません。

また、クレジットカード選びにおいて、ステータスよりも「おトクさ」を重視する人が多い「おトクさ重視県」としては、「岩手県」がトップとなりました。ただし、47位となった「大分県」でも、「おトクさ重視」の割合は77%と約8割にのぼっており、全国的に「おトクさ」を重視する傾向自体は変わらないようです。

そして、クレジットカードなど、現金以外で買い物をおこなう人の割合が高い「キャッシュレス県」ランキングで1位となったのは「三重県」。三重県は、大阪商人、近江商人と並んで日本三大商人と言われる伊勢商人の地であるだけに、買い物における文化も発達しているのかもしれません。とはいえ、47位の大分県でも「キャッシュレス率」は7割を超えており、全国的に「キャッシュレス化」が進行している様子がうかがえます。

調査概要


調査エリア:全国
調査期間:2018年2月5日~2月8日
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社 /
調査対象:20歳~69歳 男女4700名(性別・年代・都道府県 均等割付)

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