高齢者の大掃除および実家の大掃除に関する意識・実態調査(20歳以上の男女対象) 

2019年10月15日

ダスキンは、全国の20歳以上の男女計4,160人〔うち高齢者(60歳以上)832人〕を対象に2018年末の大掃除の実態をインターネット調査しました。

その結果、2018年末の高齢者の大掃除実施率は50.5%でした。また、還暦を過ぎてから掃除に負担を感じるようになった場所には「レンジフード・換気扇」、「窓・網戸」、「浴室」などが挙げられ、「イスや脚立を使った、高所の掃除に不安を感じる」ことが理由に挙げられました。大掃除では、汚れを落とすことに夢中になりがちですが、高齢者が大掃除を実施する際は安全確保が第一です。特に高所の掃除では脚立を使ってバランスを崩さないように注意しましょう。
さらに、親と別居している人を対象に、2018年に実家の大掃除や片付けについて聞いたところ、2018年の1年間で10人に1人が「自分の実家の大掃除や片付けを手伝った」ことが分かりました。しかし実際に手伝ってみると、作業の大変さや不自由さ、作業中の親とのコミュニケーションの難しさを挙げる声もありました。

調査結果


① 2018年末の高齢者の大掃除実態
・高齢者の2018年末の大掃除実施率は50.5%。「体力的な負担」などの理由で半数が未実施。

高齢者の2018年末の大掃除実施率は50.5%で、男性に至っては半数を下回る実施率(48.8%)となりました。年末年始の習慣としてや日常掃除の補完として大掃除に取り組む高齢者がいる一方、約半数の高齢者は「普段こまめに掃除をしている」ことや「体力的な負担が大きい」ことから、年末大掃除を実施しなかったという結果が分かりました。
高齢者に、還暦を過ぎてから掃除に負担を感じるようになった場所と理由について尋ねたところ、上位3ヵ所は「レンジフード・換気扇」(49.5%)、「窓・網戸」(35.5%)、「浴室」(32.2%)となりました。理由は、「イスや脚立を使った、高所の掃除に不安を感じる」(61.3%)が最も高く、次いで「面倒になった」(48.6%)という結果となりました。
12月は、掃除中に高齢者が高所から転落するケースが多く発生しています。高所の掃除に不安を感じる場合は、ご家族やプロにハウスクリーニングを依頼するのもひとつの手段です。

■2018年末の高齢者の大掃除実施率
・高齢者 全体(n=832):50.5%
・高齢者 女性(n=416):48.8%
・高齢者 男性(n=416):52.2%
・全体(n=4,160):55.9%

■掃除に負担を感じる場所(上位5カ所)
高齢者全体(n=832)
・レンジフード・換気扇 49.5%
・窓・網戸 35.5%
・浴室 32.2%
・エアコン 29.2%
・照明器具 28.7%

■掃除に負担を感じる理由
高齢者全体(n=832)
・イスや脚立を使った高所の掃除に不安を感じる 61.3%
・面倒になった 48.6%
・疲れやすくなった 37.9%
・長時間作業できない 35.6%
・足腰が痛む 30.5%
・指先に力が入らなくなった 11.6%
・その他 0.5%

② 実家の大掃除や片付けの実態
・2018年は、10人に1人が「実家の大掃除や片付けを手伝った」と回答。
・実家の大掃除で困ったことは“作業の大変さ”や“親とのコミュニケーション”。

親と別居している人を対象に、実家の大掃除や片付けを手伝ったか聞いたところ、2018年の1年間で10人に1人が「実家の大掃除や片付けを手伝った」と回答しました。また手伝った月を聞いたところ、自分の実家・配偶者の実家ともに「12月」と「11月」の順で多く挙げられました。
手伝った際に困ったことでは「物が多い」「要・不要の判断がつかない」「掃除道具が足りない」など作業の大変さや不自由さを挙げる人が多く、さらに配偶者の実家の場合は「気を遣う」など、親とのコミュニケーションの難しさを挙げる声もありました。

■2018年に、実家の大掃除や片付けを手伝った割合
自分の実家(n=3,250):10.2%
配偶者の実家(n=2,584):4.4%

調査概要


調査目的:2018年末の大掃除についての意識・実態把握
調査対象:20歳以上の男女
調査地域:全国(エリア区分:北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2019年1月25日(金)~1月26日(土)
サンプル数:4,160サンプル〔うち高齢者(60歳以上)832人〕
※全データに対してn数30未満のものは参考値として記載

詳しいリサーチ内容はネタ元へ

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