市販薬についての調査
2013年09月09日
日本リサーチセンターは、全国15~79歳男女1,200人を対象に、訪問留置のオムニバス調査(NOS)を、毎月定期的に実施している。このたび「市販薬についての調査」について、オムニバス調査(NOS:日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)により自主調査を企画・実施した。
【調査結果】
■1年間で利用した市販薬は?
・この1年間に市販薬を利用した人は約9割と多い。
・内服薬の利用率をみると、1番多いのは「かぜ薬」で5割。2番目は「栄養ドリンク剤」で、3割を超えている。
・外用薬で、1番多いのは 「ばんそうこう」で5割を超えている。「目薬」「虫さされ、あせもなどの塗り薬」「貼るタイプの肩こりなどの消炎鎮痛剤」は3割以上の利用率である。
■1年間で利用した処方薬(医師から処方された薬)は?
・この1年間に処方薬を利用した人は約6割。
・内服薬は、「かぜ薬」「のどの薬、せき・たんの薬」「頭痛薬・解熱鎮痛剤」が上位3位。
・外用薬は、「目薬」「貼るタイプの肩こりなどの消炎鎮痛剤」「虫さされ、あせもなどの塗り薬」が上位3位。
■市販薬の利用で男女差は?
・「1年間で利用した市販薬」について男女の違いをみてみた。(ヨコ軸を男性、タテ軸を女性とした)
・対角線より右下に布置されたものは男性の利用が多い市販薬、左上に布置されたものは女性が多い市販薬である。
・「ばんそうこう」「虫さされ、あせもなどの塗り薬」「頭痛薬・解熱鎮痛剤」「ビタミン・ミネラル剤、その他サプリ」「キズ薬、ひび、あかぎれなどの塗り薬」は、女性の利用が多い。
・一方、「栄養ドリンク剤」は、男性の利用が多い。
■市販薬の利用で年齢差は? <内服薬>
・内服薬について年齢の違いをみると「頭痛薬・解熱鎮痛薬」は、30代が43%と最も多く、70代が8%と最も少ない。その差は35%もある。
・「栄養ドリンク剤」は、 30代が49%と最も多く、70代が20%と最も少なく、その差は29%ある。
・「かぜ薬」は、 20代が59%と最も多く、70代が31%と最も少なく、その差は28%ある。
・内服薬12項目の平均利用個数は全体で2.3個で、最も多いのは30代の2.9個である。最も少ない70代の1.3個とは2倍以上の差がある。
■市販薬の利用で年齢差は? <外用薬>
・「にきび、おできの治療薬」は、15~19才が31%で最も多い。一方、70代が1%と最も少なく、その差は30%もある。
・「ばんそうこう」は、30代が最も多く、「虫さされ、あせもなどの塗り薬」は、40代が最も多い。どちらも70代が最も少なく、20%以上の差がある。
・外用薬13項目の平均利用個数は全体で2.7個で、最も多いのは40代で、最も少ないのは70代である。
■かぜ薬は市販薬か処方薬か?
・かぜ薬について、市販薬と処方薬の、1年間の利用率を年代別にみてみた。
・市販の風邪薬は、20代・30代・40代で利用率が高くなり、10代と70代が低い。
・処方された風邪薬は、年代で大きな変動はない。
■貼り薬は市販薬か処方薬か?
・貼り薬について、市販薬と処方薬の、1年間の利用率を年代別にみてみた。
・市販の貼り薬は、40代・50代・60代で利用率が高くなり、20代と70代が低い。
・処方された貼り薬は、70代で高く、20代と30代で低くなる。
■品質や効き目と価格の優先度はどっち?
・市販薬を買うときは、「品質や効き目優先」派が82%で、「安さ優先」派の17%を大きく上回る。
・年代別にみると、60代以上では「品質や効き目優先」派が多い。
■こだわりをもって選ぶか?
・市販薬は、こだわりを持って選ぶかどうかでは、「こだわりがある」派が58%と、「こだわりなし」派の41%を上回る。
・年代別にみると、50代以上では「こだわりがある」派が多くなる。
■メーカーや銘柄による違いは大きいか?
・メーカーや銘柄による違いでは、「違いが大きい」派が51%と、「違いはあまりない」派の47%でほぼ同数。
・年代別にみると、60代以上で「違いが大きい」派が多い。
■市販薬について詳しいか?
・市販薬に対する知識では、「詳しくない」派が79%と、「詳しい」派の19%を大きく上回る。
・年代別にみると、15~19歳で「詳しくない」派が86%と多い。
■参考にする情報源は?
・ふだん参考にする情報源は、「テレビCM」の64%が最も多い。次いで、「店頭で、商品を見て」44%、「店頭で、店員や薬剤師」36%と続く。
・市販薬の購入時に参考にする情報源は、「店頭で、店員や薬剤師」の50%が最も多い。次いで、「店頭で、商品を見て」45%、「テレビCM」33%と続く。
■購入時の情報源は年齢で違うか?
・市販薬の購入時に参考にする情報源として、上位3位の「テレビCM」「店頭で、商品を見て」「店頭で、店員や薬剤師」を年代別に比較した。
・20代と30代は「店頭で、商品を見て」 > 「店頭で、店員や薬剤師」 > 「テレビCM」。
・40代から70代は「店頭で、店員や薬剤師」 > 「店頭で、商品を見て」 > 「テレビCM」。
【調査概要】
・調査対象:全国47都道府県の15~79歳までの男女個人
・有効回収数:1200人(サンプル)
※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
・抽出方法:住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割当て
・調査方法:NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイによる毎月調査) 調査員による個別訪問留置調査
・調査実施期間:2013/4/3~2013/4/15
その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
【調査結果】
■1年間で利用した市販薬は?
・この1年間に市販薬を利用した人は約9割と多い。
・内服薬の利用率をみると、1番多いのは「かぜ薬」で5割。2番目は「栄養ドリンク剤」で、3割を超えている。
・外用薬で、1番多いのは 「ばんそうこう」で5割を超えている。「目薬」「虫さされ、あせもなどの塗り薬」「貼るタイプの肩こりなどの消炎鎮痛剤」は3割以上の利用率である。
■1年間で利用した処方薬(医師から処方された薬)は?
・この1年間に処方薬を利用した人は約6割。
・内服薬は、「かぜ薬」「のどの薬、せき・たんの薬」「頭痛薬・解熱鎮痛剤」が上位3位。
・外用薬は、「目薬」「貼るタイプの肩こりなどの消炎鎮痛剤」「虫さされ、あせもなどの塗り薬」が上位3位。
■市販薬の利用で男女差は?
・「1年間で利用した市販薬」について男女の違いをみてみた。(ヨコ軸を男性、タテ軸を女性とした)
・対角線より右下に布置されたものは男性の利用が多い市販薬、左上に布置されたものは女性が多い市販薬である。
・「ばんそうこう」「虫さされ、あせもなどの塗り薬」「頭痛薬・解熱鎮痛剤」「ビタミン・ミネラル剤、その他サプリ」「キズ薬、ひび、あかぎれなどの塗り薬」は、女性の利用が多い。
・一方、「栄養ドリンク剤」は、男性の利用が多い。
■市販薬の利用で年齢差は? <内服薬>
・内服薬について年齢の違いをみると「頭痛薬・解熱鎮痛薬」は、30代が43%と最も多く、70代が8%と最も少ない。その差は35%もある。
・「栄養ドリンク剤」は、 30代が49%と最も多く、70代が20%と最も少なく、その差は29%ある。
・「かぜ薬」は、 20代が59%と最も多く、70代が31%と最も少なく、その差は28%ある。
・内服薬12項目の平均利用個数は全体で2.3個で、最も多いのは30代の2.9個である。最も少ない70代の1.3個とは2倍以上の差がある。
■市販薬の利用で年齢差は? <外用薬>
・「にきび、おできの治療薬」は、15~19才が31%で最も多い。一方、70代が1%と最も少なく、その差は30%もある。
・「ばんそうこう」は、30代が最も多く、「虫さされ、あせもなどの塗り薬」は、40代が最も多い。どちらも70代が最も少なく、20%以上の差がある。
・外用薬13項目の平均利用個数は全体で2.7個で、最も多いのは40代で、最も少ないのは70代である。
■かぜ薬は市販薬か処方薬か?
・かぜ薬について、市販薬と処方薬の、1年間の利用率を年代別にみてみた。
・市販の風邪薬は、20代・30代・40代で利用率が高くなり、10代と70代が低い。
・処方された風邪薬は、年代で大きな変動はない。
■貼り薬は市販薬か処方薬か?
・貼り薬について、市販薬と処方薬の、1年間の利用率を年代別にみてみた。
・市販の貼り薬は、40代・50代・60代で利用率が高くなり、20代と70代が低い。
・処方された貼り薬は、70代で高く、20代と30代で低くなる。
■品質や効き目と価格の優先度はどっち?
・市販薬を買うときは、「品質や効き目優先」派が82%で、「安さ優先」派の17%を大きく上回る。
・年代別にみると、60代以上では「品質や効き目優先」派が多い。
■こだわりをもって選ぶか?
・市販薬は、こだわりを持って選ぶかどうかでは、「こだわりがある」派が58%と、「こだわりなし」派の41%を上回る。
・年代別にみると、50代以上では「こだわりがある」派が多くなる。
■メーカーや銘柄による違いは大きいか?
・メーカーや銘柄による違いでは、「違いが大きい」派が51%と、「違いはあまりない」派の47%でほぼ同数。
・年代別にみると、60代以上で「違いが大きい」派が多い。
■市販薬について詳しいか?
・市販薬に対する知識では、「詳しくない」派が79%と、「詳しい」派の19%を大きく上回る。
・年代別にみると、15~19歳で「詳しくない」派が86%と多い。
■参考にする情報源は?
・ふだん参考にする情報源は、「テレビCM」の64%が最も多い。次いで、「店頭で、商品を見て」44%、「店頭で、店員や薬剤師」36%と続く。
・市販薬の購入時に参考にする情報源は、「店頭で、店員や薬剤師」の50%が最も多い。次いで、「店頭で、商品を見て」45%、「テレビCM」33%と続く。
■購入時の情報源は年齢で違うか?
・市販薬の購入時に参考にする情報源として、上位3位の「テレビCM」「店頭で、商品を見て」「店頭で、店員や薬剤師」を年代別に比較した。
・20代と30代は「店頭で、商品を見て」 > 「店頭で、店員や薬剤師」 > 「テレビCM」。
・40代から70代は「店頭で、店員や薬剤師」 > 「店頭で、商品を見て」 > 「テレビCM」。
【調査概要】
・調査対象:全国47都道府県の15~79歳までの男女個人
・有効回収数:1200人(サンプル)
※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
・抽出方法:住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割当て
・調査方法:NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイによる毎月調査) 調査員による個別訪問留置調査
・調査実施期間:2013/4/3~2013/4/15
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