「化粧水」についてアンケート調査 

2014年02月25日
インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「化粧水」についてアンケート調査を行い、使用頻度、使用方法、使用ブランドや、その満足度・価格・購入場所などについてまとめました。調査は2014年1月24日(金)~2月7日(金)にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター6,863人から回答を得ています。

【調査結果サマリー】

● トラブルがある肌タイプの人は54.8%

● 30代男性は2割以上が『化粧水』を使用

● 洗顔後以外のタイミングで化粧水を使う人は55.2%

● 8割の人が「手で直接つける」。「コットン」は女性の約3割が使用。

● 使っている化粧水ブランド1位…男性「ギャツビー」・女性「肌ラボ」

● ブランド別満足度TOP3は? 「ドクターシーラボ」「エリクシール」「無印良品」

● 化粧水には「保湿力」を最重視。男性は「さっぱり」・女性は「しっとり」タイプを。

● 3人に1人が、『1000円以下』の化粧水を購入

● 2割の人が、複数の化粧水を使用


【調査結果】

トラブルがある肌タイプの人は54.8%

■顔の肌タイプ
顔の肌タイプについて、「普通肌」と回答した人が34.0%で最も多い。ただ、「乾燥肌」や「脂性肌」など何らかのトラブルがある肌タイプの人は合計で54.8%と半数以上であった。

30代男性は2割以上が『化粧水』を使用

■使用しているスキンケア化粧品
現在使用しているスキンケア化粧品は、「洗顔料」が最も多く51.3%、次いで「化粧水」38.5%、「クレンジング」26.4%、「乳液」23.0%となった。

<性年代別>
『化粧水』使用者は、全体の約4割であった。ただし、性年代によって大きな差がみられる。
男性全体では、11.9%と1割であった。若い年代ほど使用率が高い傾向にある。一方、女性全体では、76.6%と約8割であった。5人に4人と多くの人が使用していることがわかる。また、女性は年代による使用率の差は見られなかった。

洗顔後以外のタイミングで化粧水を使う人は55.2%

■化粧水使用頻度
化粧水の使用頻度は、下記のような結果であった。

【洗顔後】については、全体では「1日に2回」が53.9%と約半数を占め、「1日に1回」は22.5%、「1日に3回以上」14.7%であった。『毎日使用』91.1%と9割以上の人が毎日使用していることがわかる。男女別では、男性は「1日に2回」が24.0%であるのに対し、女性60.4%と大きな開きがあった。また、男性は、化粧水の使用率は全体では1割と少ないものの、化粧水使用者に限ると、多くの人が毎日使用していることがわかった。

【洗顔時以外】については、
全体では「ごくまれに使う」が最も多く23.1%であった。「1日に1回」は10.6%、「1日に2回」6.0%、「1日に3回以上」4.7%と、『毎日使用』は、2割となった。“洗顔時以外の、化粧水使用率”については、女性は52.9%と半数だが、男性は64.4%と男性が女性を上回った。

<肌タイプ別>
【洗顔時以外】について、肌タイプ別に見ると、「毎日使用」は、『乾燥肌』28.6%、『脂性肌』24.7%、『敏感肌』21.9%とそれぞれ2割を超えたのに対し、『普通肌』『混合肌』『アレルギー・アトピー肌』は値が少し低かった。“洗顔時以外の、化粧水使用率”については、『乾燥肌』61.4%、『アレルギー・アトピー肌』61.9%と6割を超え、他の肌質よりも値が高い。

8割の人が「手で直接つける」。「コットン」は女性の約3割が使用。

■化粧水使用方法
化粧水の使用方法は、「手で直接つける」85.6%が断トツであった。次いで「コットンを使う」24.2%、「スプレー・ミストする」9.5%と続いた。

<男女別>
男女ともに、「手で直接つける」が断トツで最も高かった。「コットンを使う」は女性が28.2%と約3割近くいるのに対し、男性は6.0%と僅かであった。

使っている化粧水ブランド1位…男性「ギャツビー」・女性「肌ラボ」

■主に使用している化粧水ブランド名
男性では、1位「ギャツビー」10.8%、2位「オキシー」6.5%、3位「ニベア・フォーメン」5.6%となった。「ブランド名はわからない」人は、16.0%であった。上位10ブランドのうち、7ブランドが男性向けの商品であった。

女性では、1位「肌ラボ」6.0%、2位「オルビス」5.2%、3位「ちふれ」5.0%となった。「ブランド名はわからない」人は、10.9%であった。上位3ブランドの差は、男性ほど大きくはなかった。

ブランド別満足度TOP3は? 「ドクターシーラボ」「エリクシール」「無印良品」

■主に使用している化粧品ブランドの満足度
主に使用している化粧水のブランド満足度は、「とても満足」21.4%、「やや満足」54.4%と、【満足】している人は、75.8%と高い。逆に「とても不満」0.3%、「やや不満」1.2%と、【不満】は、1.5%とごく僅かであった。また、「どちらともいえない」と回答した人は、22.7%であった。

<ブランド別(使用者数TOP10ブランド 抜粋)>
ブランド別の満足度を、使用者数TOP10のブランドについて調べた。
最も満足度が高かったのは、「ドクターシーラボ」87.5%であった。次いで、「エリクシール」85.5%、「無印良品」83.9%、「DHC」80.0%と続いた。不満度が高かったのは、「専科」3.9%、「ちふれ」3.5%、「スーパー・ドラッグストアなどのPB商品」3.4%であったが、数値的にはごく僅かであった。

<価格別>
価格別の満足度については、価格が上がるごとに満足度が高くなっている。特に『5001円以上』の化粧水使用者では、「とても満足」が39.0%と、『300円以下使用者』15.6%の2倍以上であった。また、【満足】についても、『5001円以上使用者』は90.7%が満足しており、高価格帯化粧水の満足度の高さが伺える結果となった。

化粧水には「保湿力」を最重視。男性は「さっぱり」・女性は「しっとり」タイプを。

■重視ポイント
主にお使いの化粧水を選んだ理由については、「保湿力」49.3%が断トツであった。次いで「しっとりタイプ」29.7%、「価格」28.0%、「肌にやさしい・低刺激である」18.8%、「自分の肌に合っている」18.4%と続いた。

<男女別(上位10項目)>
上位10項目について男女別の回答を見ると性別による違いが見られた。
男女ともに一番目に「保湿力」を挙げているが、男性は、「価格」「さっぱりタイプ」「無香料である」と続き、女性は、「しっとりタイプ」「価格」「自分の肌に合っている」と続いた。性別により、『タイプ(さっぱり・しっとり)』の好みが分かれていることが伺える結果であった。

<女性年代別(上位10項目)>
上位10項目について女性の年代別の回答を見ると年代による違いが見られた。
『保湿力』は、「70代以上」の年代以外は5割前後であったのに対し、「70代以上」34.1%と値が低い。『肌にやさしい、低刺激である』『カサつき、乾燥を防ぐ』『肌がつっぱらないこと』についても、同様に「70代以上」が最も値が低かった。『自分の肌に合っている』『無香料である』は、「70代以上」が最も値が高く、年代が高くなるにつれ増える傾向にあった。

3人に1人が、『1000円以下』の化粧水を購入

■化粧水の購入場所
化粧水の購入場所は、「ドラッグストア」が最も多く43.8%であった。次いで、「インターネット通販」27.6%、「スーパー」12.2%、「百貨店・デパート」7.2%と続いた。

<男女別>
男女とも1位は「ドラッグストア」であったが、男性60.0%、女性40.2%と性別によって大きな差がみられた。また、男性の2位が「スーパー」15.0%(女性は11.6%)であるのに対し、女性の2位は「インターネット通販」30.4%(男性は14.8%)となっている。
女性では「オルビス」「DHC」などの通販化粧品ブランドの化粧水を使用している人が多く、3人に1人はインターネット通販を利用して購入している。

■化粧水の価格
価格については、「501~1000円」が最も多く23.9%、次いで「3001~5000円」15.7%、「1001~1500円」14.6%であった。全体の32.7%と3人に1人が『1000円以下』と回答している。

<男女別>
男性では、「501~1000円」が38.5%と最も多く、約4割に上る。次いで「1001~1500円」19.2%、「301~500円」15.0%と続いた。
女性では、「501~1000円」20.6%が最も多い。次いで、「3001~5000円」18.8%、「1001~1500円」13.6%と続いた。
『500円以下』は、女性6.3%に対し、男性が2割を超え、3倍以上の開きがある。『1000円以下』でも、女性26.9%に対し、男性58.9%と2倍以上の差があった。女性は男性に比べて高い価格帯の商品を使用している人が多いことが伺える結果となった。

<世帯年収別>
商品価格『500円以下』では、年収【1000万円以上】が3.6%であるのに対し、【200万円未満】は13.1%と3倍以上であった。『2001円以上』では、【1000万円以上】が53.3%と半数を超えた。また、「5001円以上」は、【1000万円以上】が最も多く19.8%と約2割と断トツであった。世帯年収が高いほど、高い価格帯の商品を使用している人が多いことが伺える結果となった。

2割の人が、複数の化粧水を使用

■使用している化粧水は何種類?
化粧水の購入場所は、「ドラッグストア」が最も多く43.8%であった。次いで、「インターネット通販」27.6%、「スーパー」12.2%、「百貨店・デパート」7.2%と続いた。

<使用ブランド別(N=30以上抜粋)>
使用ブランド別の併用者は、「SK-Ⅱ」39.6%と最も高く、次いで「ソフィーナボーテ」34.4%、「ドクターシーラボ」33.9%、「雪肌精」32.1%と続いた。価格の高い化粧水ブランドの方が併用率が高い傾向にあり、商品価格と併用率の関係が伺える結果となった。

■複数の化粧水の使用方法
2種類以上の化粧水の使い方については、「肌のコンディションに応じて」42.2%が最も多く、「その時の気分や意気込み」18.0%、「1度に複数の化粧水を使う」16.8%と続いた。

<男女別>
男女別の回答を見ると、男女ともに順位は変わらなかった。しかし、男性は28.1%と3割に満たなかったのに対して、女性は、「肌のコンディション」43.9%と4割以上に上った。女性の方が、肌のコンディションに応じて化粧水を使い分けていることが伺える結果となった。

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