インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「シャンプー」についてアンケートを行い、シャンプーの購入率、購入場所、重視点、ノンシリコンシャンプーの利用意向などについてまとめました。調査は2014年3月20日~4月4日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター7,194人から回答を得ています。

【調査サマリー】

● 自分でシャンプーを購入する?男性67.4%、女性95.9%。

● シャンプー購入は「ドラッグストア」で。購入者の7割が回答。

● シャンプーの購入価格、500円以下が約半数。

● 男性は「フケ・カユミを防ぐ」、女性は「仕上がり感」を重視

● 使用銘柄1位『メリット』・・・気に入っている点は「フケ・カユミを防ぐ」こと。

● 次も同じシャンプーを買う!「サクセス」使用者の75.2%が回答。

● 銘柄変更のきっかけになった不満点は?・・・「頭皮がかゆくなる」が1位

● ノンシリコンシャンプーの利用意向は3割


【調査結果】

自分でシャンプーを購入する?男性67.4%、女性95.9%

■洗髪時に使用しているもの
普段、洗髪の時に使用しているものを尋ねた。「シャンプー(リンスイン含む)」は94.4%、「リンス・コンディショナー」50.8%、「トリートメント・ヘアパック(洗い流すタイプ)」18.1%であった。

■シャンプーの購入
シャンプーは9割以上の人が使用していることがわかったが、では、ご自身で購入しているのか。「いつも自分で購入している」68.1%、「たまに自分で購入している」11.2%、「自分では購入しない」20.7%。
自分で購入する人の合計は79.3%と約8割であった。

<男女別>
男女で比較してみると、自分で購入している割合に大きく差があった。男性では「いつも自分」50.8%、「たまに自分」16.6%で、自分で購入している人は67.4%であった。女性は「いつも自分」が92.2%と9割を超えており、「たまに自分」3.7%で、自分で購入している人の合計は95.9%と、ほとんどの女性が自分で購入していることがわかった。

シャンプー購入は「ドラッグストア」で。購入者の7割が回答。

■シャンプーの購入場所
シャンプーの購入場所について尋ねた。「ドラッグストア」が72.1%と、断トツで多かった。次いで「スーパー」33.2%、「ホームセンター」21.0%、「インターネット通販」13.9%、「ディスカウントショップ」10.1%と続いた(以上TOP5)。

<男女別>
男女別に見てみると、女性は男性に比べて「スーパー」や「ホームセンター」で購入する割合が低く、「ドラッグストア」で購入する割合が高い。

シャンプーの購入価格、500円以下が約半数

■シャンプー1本あたりの価格
シャンプーの価格について尋ねた。最も多かったのは「(401)~500円」、次いで「(501)~700円」、「(701)~1000円」と続いた。500円以下の価格が46.8%と半数近くに上り、1000円以下では80.9%と、8割を占めた。

<男女別>
男女別に見てみると、男性で最も多かった価格帯は「(401)~500円」22.4%、次いで「(501)~700円」19.1%、「(301)~400円」13.7%、「(701)~1000円」13.6%。女性で最も多かった価格帯は「(701)~1000円」18.7%、次いで「(501)~700円」16.8%、「(401)~500円」16.5%、「(301)~400円」15.4%。

”400円以下”については男女差がほとんど見られない。
ただし、”400円超~1000円以内”の価格帯については、【男性】は「401~500円」の割合が22.4%と多いのに対し、【女性】は「701~1000円」の価格帯が18.7%と多い。1000円以内ではあるが、女性の方が高価格帯のシャンプーを使っていることが分かる。

男性は「フケ・カユミを防ぐ」、女性は「仕上がり感」を重視

■シャンプー購入時の重視点
シャンプー購入時の重視点と最重視点について尋ねた。【重視点】で最も多かったのは「仕上がり感(サラサラ、しっとり、など)」50.5%、次いで「価格」49.8%、「泡立ち」39.9%、「汚れの落ちやすさ」31.3%、「洗っているときの香り」30.5%。

【最重視点】で最も多かったのは「仕上がり感」23.8%、次いで「価格」14.6%、「汚れの落ちやすさ」6.8%、「フケ・カユミを防ぐ」6.7%、「肌に優しい・抗アレルギー」5.7%であった。

【最重視点】では【重視点】で上位に入らなかった「フケ・カユミを防ぐ」「肌に優しい・抗アレルギー」といった機能面の項目が上位に入っており、フケ・カユミや肌トラブルなどに悩む人にとって、
こういった機能は”シャンプーに必須の要素だ”と考えている事が伺える。

<男女別【重視点の男女差が大きかったものTOP10】>
男女を比較してみると、
男性が女性を上回った項目は、「フケ・カユミを防ぐ」31.5%、「育毛・養毛機能」14.4%。女性が男性を上回った項目は、「仕上がり感」66.1%、「洗っているときの香り」40.3%、「シャンプーのテクスチャー」28.6%など。

最も男女差が大きかったのは「仕上がり感」でその差は31.4%だった。次いで「洗っているときの香り」で男女差19.8%、「フケ・カユミを防ぐ」の男女差が16.2%、「ダメージヘア用」の男女差が15.8%、「シャンプーのテクスチャー(サラサラ・とろっと)」の男女差が14.3%と続いた。

男性は「フケ・カユミ」や「育毛・養毛」などの具体的な機能面を重視しているが、女性は「仕上がり」、「香り」、「テクスチャー」など、“好み”に左右される項目が多いようだ。

使用銘柄1位『メリット』・・・気に入っている点は「フケ・カユミを防ぐ」こと。

■シャンプー使用銘柄について
男性では、1位「メリット」13.1%、2位「サクセス」10.1%、3位「ラックス」4.4%であった。女性では、1位「パンテーン」11.3%、2位「TSUBAKI(ツバキ)」8.1%、3位「ラックス」8.0%であった。「わからない」は男性が17.3%なのに対し、自分で購入する人が9割を超えていた女性では「わからない」5.6%と僅かであった。

■使用銘柄の気に入ってる点は・・・?<使用銘柄TOP5別>
使用銘柄TOP5の気に入っている点の上位5項目をピックアップして比較してみた。

1位の『メリット』では「フケ・カユミを防ぐ」「価格」「泡立ち」「仕上がり感」「家族みんなで使える」の順で、中でも「フケ・カユミを防ぐ」については31.9%と3割以上の人が気に入っていると回答している。
2位の『パンテーン』では、「仕上がり感」「価格」「泡立ち」「洗っているときの香り」「家族みんなで使える」の順で、中でも「仕上がり感」については51.6%と半数以上が気に入っていると回答している。
3位の『サクセス』では「育毛・養毛機能」「フケ・カユミを防ぐ」「薬用である」「仕上がり感」「汚れの落ちやすさ」の順で、最も多い「育毛・養毛機能」については31.3%と3割以上が気に入っていると回答している。
また『サクセス』においては他の4銘柄にはない「育毛・養毛機能」と「薬用である」が気に入ってる点として挙がっており、使用者は目的を持って選んでいることが伺える。
4位の『ラックス』では、「仕上がり感」「泡立ち」「価格」「洗っているときの香り」「髪を乾かした後の香り」の順で、「仕上がり感」については43.4%が気に入っていると回答している。
5位の『TSUBAKI(ツバキ)』については、「仕上がり感」「泡立ち」「洗っているときの香り」「価格」「家族みんなで使える」の順で、「仕上がり感については50.3%と半数以上が気に入っていると回答している。

使用銘柄TOP5の気に入っている点で傾向が似ている商品としては、2位の『パンテーン』と5位の『TSUBAKI』で、気に入っている点上位5項目が共通している。『パンテーン』では「価格」を気に入っている人は3割超であったが、『TSUBAKI』では2割を下回っている。

次も同じシャンプーを買う!「サクセス」使用者の75.2%が回答。

■使用銘柄のスイッチ意向は・・・
使用銘柄別に、次のシャンプー購入について尋ねた。
「同じシャンプーを買う」の回答が75.2%の『サクセス』は最も継続利用意向が高いと言える。次いで『シーブリーズ リンスインシャンプー』75.0%、『ソフトインワン』72.4%、『サンスタートニック リンスインシャンプー』72.1%、『メリット リンスのいらないシャンプー』71.7%と続いた。以上の4商品についてはいずれも“リンスインシャンプー”であることが共通しており、リンスインシャンプーは継続利用意向が非常に高いことがわかった。
また、男性向けのブランドも上位に多く入っており、男性は同じブランドを愛用する傾向が高いことが伺える。

ノンシリコンシャンプーの利用意向は3割

■ノンシリコンシャンプーの利用意向
今後(または現在ご使用中の方は今後“も”)、『ノンシリコンシャンプー』を使いたいと思っているのかどうかを尋ねた。

全体では「ぜひ使いたい」+「まあ使いたい」の合計が30.1%と、利用意向は3割程度であった。
反対に「あまり使いたくない」+「まったく使いたくない」の合計は4.7%と、否定的な回答は5%未満となっている。しかし「どちらともいえない」37.8%や「ノンシリコンシャンプーがよくわからない」27.4%の回答が6割以上を占めている。

<性年代別>
性年代別に見てみると、“使いたい(ぜひ+まあ)”が最も多かったのは20代女性で42.4%、次いで30代女性の40.8%、40代女性の38.4%という結果。いずれの年代も女性の方が上回っている。

“使いたくない(あまり+まったく)”計が最も多かったのは70代以上女性の9.8%、次いで30代以下の女性で7.7%だったが、いずれも1割に満たない。男性はいずれの年代も「ノンシリコンシャンプーがよくわからない」の回答が3割~4割以上となっており、男性にはノンシリコンシャンプーはそれほど浸透していないようだ。

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