食器洗い実態調査(夫婦の食器洗い比較) 

2015年11月26日
ライオンは、キッチン周りの調査・研究を行っています。当社調査では、「食器洗いをする」と回答した夫は全体の75%で、そのうちの4人に1人は、「毎日行っている」と答えています(2015年2月実施 ライオン調べ インターネット調査 全国 既婚男性 n=6,484)
そこで、「食器洗い」の実態について調査を行い、「夫の食器洗い」と「妻の食器洗い」を比較しました。

その結果、夫の「食器洗い」は、「失敗がないよう一生懸命」こなしているものの、経験や知識・情報の不足から効率的でなく、また、手早く行う、節水に気をつけるなど、細かい気配りが不足していることが分かりました。そんな夫の皆さんへ、リビングケアマイスターから「食器洗い」を“ほめられ家事”にするためのアドバイスを紹介します。

【調査結果の概要】

週3回以上「食器洗い」をする夫の「食器洗い」実態は、一生懸命だけど、経験不足で非効率的!?
「食器洗いをする」夫と妻を対象とした調査結果から、それぞれの「食器洗い」の実態を工程別に比較しました。

○「洗う前」…夫は、「紙等で拭く」などの洗う前のひと手間が少ない

○「洗う時」…油汚れの“ヌルつき”を感じた時、夫は「力を入れる」、「時間をかける」など物理的な方法に頼っている

○「すすぎ」…夫の3分の1は、1点ずつ洗ってからすすぎ、時間と水がもったいない


調査概要:20-59歳で、世帯員2人以上の既婚男性を対象にしたインターネット調査 n=500の結果を、同条件の既婚女性を対象にしたインターネット調査 n=1,620の結果と比較(2015年3月実施)

【調査結果】

○「洗う前」
夫は、「紙等で拭く」などの洗う前のひと手間が少ない

「食器を洗う前」の工程で、「水やお湯で洗い流す」行動は、夫・妻ともに約7割の人が実施している一方で、「汚れによっては紙などで拭いておく」行動は、妻の42%が実施しているのに対し、夫は26%しか行っていませんでした。
夫は、食器を洗う前に軽く洗い流すことはしているものの、「紙等で拭く」といった「手間のかかる」ひと工夫は行っていないことが分かりました。

○「洗う時」
油汚れの“ヌルつき”を感じた時、夫は、「力を入れる」、「時間をかける」など物理的な方法に頼っている

妻が「洗剤をつぎ足す」、「お湯を使う」など化学的な方法をとるのと対照的な結果に
「食器を洗う」工程では、油汚れの“ヌルつき”を感じた場合、夫も妻も、「お湯を使って洗うように」していますが、夫と妻を比較した場合、夫は「力を入れて洗うようにする」や「長い時間洗うようにしている」のに対し、妻は「台所用洗剤の量を多くする(つぎ足す)」や「お湯を使って洗う」などしていました。
つまり、夫は汚れをこすって落とそうと「物理的」な力に頼っているのに対し、妻は台所用洗剤や温度(お湯)など「化学的」な力を使い、力を掛けずに汚れを落とす工夫をしていることが分かりました。

○「すすぎ」
夫の3分の1は、1点ずつ洗ってからすすぎ、時間と水がもったいない

「すすぎ」では、「食器を1点ずつ洗ってすすぐ」人の割合が、夫は31%であったのに対し、妻では22%でした。時間がかかっても、一つ一つの食器を丁寧に洗ってすすぐと答えた夫が、妻と比較すると多いことが分かります。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[ライオン]
 マイページ TOP