「布団干し」に関するアンケート調査 

2016年05月24日
インターワイヤードは、自社のネットリサーチサービス『DIMSDRIVE』を利用し、「布団干し」に関するアンケート調査を実施。
調査は2016年3月23日~4月1日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター4,002人から回答を得ています。

【調査結果トピックス】

● 布団派47.3%、ベッド派51.9%と約半数ずつ

● 布団のお手入れ方法を「知らない」「自信がない」人が7割

● 「仕事がある」「花粉が付く」・・・布団を外に干したくても干せない理由

● お手入れ方法は「外干し」が54.8%。「ふとんクリーナー」使用者は1割

● 布団を外干しする人の頻度は「月に2~3回」・・・24.1%

● 羽毛布団と毛布の順番は実際どうしてる?

● 「雨でびっしょり」「カビが生えた」・・・寝具にまつわるエピソード


【調査結果】

 布団派47.3%、ベッド派51.9%と約半数ずつ

■布団派 or ベッド派

主に使用している寝具は、「ふとん」が47.3%、「ベッド」が51.9%とややベッドが多いものの、布団派の人とベッド派の人が大体半数ずつであった。
同居人数別でみると、「一人暮らし」ではベッド派の人の方が多いが、同居人数が多くなるにつれて布団派が多くなっている。同居人数が多いと、部屋のスペースをとるベッドは人数分を設置することが難しい場合もあると思われる。

■布団を使用している理由

ベッドではなく、布団を使用している理由を尋ねたところ、「使わないときはたためば場所を取らない」が最も高く48.4%、次いで「部屋が和室(畳)だから」39.5%、「寝心地が良い」34.3%と続いた。
「部屋が狭くてベッドが置けないから」という『本当はベッドでもいいんだけど…』という人も26.1%いる。

■ベッドを使用している理由

布団ではなく、ベッドを使用している理由を尋ねたところ、「片づけが不要(たたまなくてよい)」が最も高く65.0%、次いで「すぐ横になれる」54.6%、「部屋が洋室(フローリング)だから」48.3%、「寝心地が良い」36.0%と続いた。
片づけや準備をする必要がないことが大きな理由になっている。

 布団のお手入れ方法を「知らない」「自信がない」人が7割

■掛布団・敷布団の種類

使用している掛布団・敷布団の種類について尋ねた。
掛布団は、「羽毛」56.5%、「綿」18.5%、「合成繊維」10.5%の順であった。羽毛布団が半数以上を占めている。
敷布団は、「綿」33.4%、「合成繊維」14.3%、「体圧分散型」10.3%、「羊毛」9.9%の順。
体重を分散させ肩や腰などへの負担を和らげる「体圧分散型」は1割であった。

■お手入れ方法の認知度

使用している布団の種類に合ったお手入れ方法を知っているか尋ねたところ、「知っている」と回答した人はわずか5.8%、「何となく知っている」の23.4%と合計しても、『知っている』と回答した人は29.2%と3割であった。
最も回答が多かったのは「あまり自信がない」39.1%で、「知らない」も31.7%と多い。7割もの人が、自分の行っているお手入れ方法があっているかどうかわからない、という状態のようだ。

 「仕事がある」「花粉が付く」・・・布団を外に干したくても干せない理由

■外干ししたくてもできない経験の有無

「ふとんを外に干したくても干せない!」という経験をしたことがある人は、「しょっちゅうある」が17.2%、「ときどきある」が23.8%と、合計して4割の人が『ある』と回答している。
男性よりも女性の方が『ある』と回答した人が20ポイント以上高く、職業別でみても、専業主婦/主夫、パート・アルバイトで50%以上と高くなっており、日中は不在にしていることが多い会社員よりも、家事を担うことが多い女性や専業主婦の方が「干したくても干せない」という悔しい思いをしている人が多い。

■外干しできない理由

前問で「しょっちゅうある」「ときどきある」と回答した人に、外に干したくても干せない理由を尋ねた。
最も多かったのは「仕事が休みの日しか干せない」42.7%、次いで「花粉の付着を避けるため」41.5%、「他の用事があり、忙しくて干せない」29.0%、「黄砂の付着を避けるため」24.6%の順である。
会社員やパート・アルバイトでは「仕事が休みの日しか干せない」という理由が主であるが、専業主婦/主夫や定年退職者では「花粉や黄砂、PM2.5の付着を避けるため」が高くなっている。

 お手入れ方法は「外干し」が54.8%。「ふとんクリーナー」使用者は1割

■行っているお手入れ

行っている布団のお手入れ方法について尋ねたところ、「外干し」が断トツの54.8%。以降「寝室の換気を行なう」21.2%、「ふとん乾燥機を使う」18.0%、「室内干し」16.3%の順であった。
「ふとんクリーナーを使う(レイコップなど)」は9.9%と1割であった。
男性に比べ女性では、「除菌スプレーを使う」や「室内の日の当たるところにふとんを置く」などが高く、外干し以外のお手入れも行っている人が多い。

 布団を外干しする人の頻度は「月に2~3回」・・・24.1%

■外干しする頻度

布団を外干しする人に頻度について尋ねたところ、「月に2~3回」が最も多く24.1%、次いで「月に1回」18.3%、「週に1回」17.9%の順であった。
『週に1回以上』は27.9%と3割弱である。
「特に決まっていない」という人も9.7%存在している。

■外干しする場所

場所については、集合住宅・戸建て住宅ともに「ベランダにかける」が断トツの70%以上である。
2位は、集合住宅では「ベランダにふとん干しを設置」21.6%だが、一戸建てでは「庭」15.1%であった。

 羽毛布団と毛布の順番は実際どうしてる?

■布団と毛布の掛ける順番

羽毛布団の場合、布団と毛布を掛ける順番によって暖かさの度合いが変わると話題になったが、実際にはどの順番で掛けているのか尋ねてみた。
羽毛布団で最も暖かいと言われている「■毛布を体の下に敷き、掛布団が体の上」という掛け方をしている人はわずか5.3%、次に暖かい「■毛布が一番上(外側)で、掛布団が下(体に触れる側)」は25.7%であった。
保温効果が最も低い「■掛布団が一番上(外側)で、毛布が下(体に触れる側)」が46.5%と最も多い結果となった。
ただし、綿布団など他の種類の布団に比べると、「■毛布が一番上で、掛布団が下」の割合が多く、羽毛布団の暖かい掛け方を知っており、実践している人も少なからずいるようだ。

※綿・合成繊維・羊毛布団では、より暖かい掛け方は「掛布団が一番上で、毛布が下」の順と言われています
※毛布の素材によっても暖かい順番は異なります

 「雨でびっしょり」「カビが生えた」・・・寝具にまつわるエピソード

■寝具のお手入れ、寝具にまつわるエピソード

寝具のおススメのお手入れ方法や、寝具にまつわるエピソードについて自由回答で尋ねた。
「布団を2階から落としてしまった」「雨で濡らしてしまった」など布団干しに関する失敗談が多かった。「布団にカビが生えてしまった」という回答も多い。
おススメのお手入れ方法としては、「布団たたきで叩きすぎない」「布団クリーナーを活用する」などの回答が見られたが、一方で、「お手入れ方法がわからないから教えてほしい」という回答も多く、布団のお手入れに悩んでいる人も多いようだ。

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