2017年春の「歓送迎会」「花見」についてのカスタマー調査(20~69歳の男女対象) 

2017年03月13日
リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、2017年春の「歓送迎会」「花見」についてのカスタマーアンケートを実施し、その動向を発表いたします。

<要約>

POINT① 今シーズンの「歓送迎会」「花見」への参加回数は「前年並み」の予想。参加率は各3割程度か
→今年の「歓送迎会」「花見」への参加回数の見込みを聞いたところ、3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)合計で、参加回数は「昨年と変わらない」が「歓送迎会」(85.4%)、「花見」(88.1%)とも、2013年の調査開始以来過去最多。
→「歓送迎会」では参加回数が昨年より「増えそう」9.3%、「減りそう」5.3%。
→「花見」では参加回数が昨年より「増えそう」9.3%、「減りそう」2.6%。
【参考】昨年の参加率は「歓送迎会」31.3%、「花見」29.2%(3圏域合計)。

POINT② 1回あたりの予算は「歓送迎会」4,006円/回(前年比+101円)、「花見」2,365円(前年比-23円)
→「歓送迎会」1回1人あたり想定金額は3,000円~4,000円未満(28.6%)が最も多く、続いて5,000~6,000円未満(28.1%)が多い。平均予算は4,006円(前年比 +101円)で、2013年の調査開始以来、初の4,000円台になった。
→「花見」1回1人あたり想定金額は2,000円未満が最多(30.4%)。平均予算は2,365円(前年比-23円)と前年比で予算が微減。

POINT③ 「歓送迎会」の相手は「会社・仕事関係」が最多の35.7%、一方で「花見」は「友人・知人関係」が最多の21.5%
→「会社・仕事関係」の相手との会がありそうと答えた割合は「歓送迎会」(35.7%)、「花見」(12.0%)の両方で過去5年の調査で最低の数字となり、「会社・仕事関係」の相手との「歓送迎会」「花見」は経年で見ると、減少傾向にある。

<調査結果>

2017年春の「歓送迎会」「花見」への参加率は「昨年並み」。参加率は各3割程度を予想

2017年春の「歓送迎会」「花見」への参加回数の見込みは、ともに「昨年並み」という回答が過去5年で最多であった。増加派(「昨年より大きく増えそう」「昨年よりもやや増えそう」)が「歓送迎会」で計9.3%(前年計10.1%)、「花見」で計9.3%(前年計10.7%)。一方で、減少派(「昨年より大きく減りそう」+「昨年よりやや減りそう」)が「歓送迎会」で計5.3%(前年計5.4%)、「花見」で計2.6%(前年計2.3%)と増加派が減少派を若干上回った(3圏域合計)が、全体として大きな変化はなさそうだ。
なお、2016年の「歓送迎会」「花見」の参加率は、「歓送迎会」31.3%、「花見」29.2%(3圏域合計)であったので、今年もともに3割程度の参加率に着地すると思われる。圏域別の特徴としては、首都圏が「歓送迎会」で2016年の参加率・平均回数などがやや高く、東海圏では「歓送迎会」「花見」ともに参加率・平均回数が他の圏域より低い傾向にある。

平均予算は「歓送迎会」は初の平均4,000円超え(4,006円)、「花見」は微減(2,365円)

予算については、過去5年の結果と今年の想定金額を比較した。「歓送迎会」では2016年の実際の費用を見ると1回あたり5,000円~6,000円未満に大きな山、3,000円~4,000円未満に小さな山があったが、2017年は、2つの山の高さがほぼ同程度という予測になっている。1回あたりの想定支出金額平均は4,006円(前年比+101円)で2013年の調査開始以来最高額となった。一方、「花見」の想定金額については、前年の実績と今年の想定金額ともに2,000円未満が最多で、実績、想定ともに3,000円未満計で過半数のシェアを占めている。1回あたりの想定支出金額は2,365円(前年比-23円)と微減であった。
圏域別で比較すると、「歓送迎会」では首都圏で前年比+149円、東海圏で前年比+151円の増加想定だが、逆に関西圏では前年比-32円と微減の予想。関西圏では「花見」でも前年比-64円と他の圏域よりも大きく減少する予想となっている。

会社・仕事関係の相手との「歓送迎会」「花見」が過去5年で最も少ない予想

2017年春の「歓送迎会」「花見」を誰と行うかについて聞いた。3圏域合計で「歓送迎会」では「会社・仕事関係」が最多で35.7%、「花見」では「友人・知人関係」が最多で21.5%であった。「会社・仕事関係」の相手については、歓送迎会(35.7%)、花見(12.0%)とも、過去5年の参加予測と比較すると最小ポイントで、やや減少が目立っている。逆に今回調査で前年比でプラスの予測は、「歓送迎会」では「家族・親族関係」(2.8%、前年比+0.1%)、「花見」では「地域の集まりの関係」(2.6%、前年比+0.4%)と「家族・親族関係」(20.5%、前年比+0.1%)のみ。全体の参加回数が横ばいの中「会社・仕事関係」が微減、「家族・親族関係」が微増で着地するかが注目される。


【調査概要】
調査概要と回答者プロフィール
調査名:外食市場調査(2017年1月分)
調査方法:インターネットによる調査
首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食および中食のマーケット規模を把握することを目的に実施した調査(外食マーケット基礎調査)の中で、昨年の歓送迎会およびお花見についての実績や、今年の予測や意向などを聴取。
調査対象:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)、関西圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県)、東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)

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