専業主婦世帯と共働き世帯における洗濯に関する実態調査 

2018年01月23日
ソフトブレーン・フィールドは、「レシーポ」および、クレディセゾンと共同事業で運営する「レシートで貯める」の、「Point of Buy(R)購買理由データ」(以下POB会員)アンケートモニター(N=1,765名既婚男女)を対象に、「専業主婦世帯と共働き世帯の洗濯に関する調査」を2018年1月11日(木)~1月14日(日)にかけて実施しました。

今回の調査対象1,765名の既婚男女における就業状況は、「専業主婦世帯」が58.9%(N=1,039名)、「共働き世帯」が41.1%(N=726名)でした。

[調査結果のポイント]

・全自動洗濯乾燥機の使用は、専業主婦世帯では、53.6%に対し、共働き世帯では、57.9%であり、専業主婦世帯よりも共働き世帯が4.3ポイント上回る。

・洗濯物の乾かし方は、専業主婦世帯では「屋外干し」が83.6%、「部屋干し」が41,9%に対し、共働き主婦世帯では、「屋外干し」が76.2%、「部屋干し」が52.2%であり、「屋外干し」の割合は、専業主婦世帯が、7.4ポイント、「部屋干し」の割合は、共働き世帯が、10.3ポイント上回る。「乾燥機の利用」は、専業主婦世帯および共働き世帯ともに1割に満たない。

・普段使用する洗剤のタイプは、「液体洗剤」が圧倒的な支持を集め、専業主婦世帯では、71.3%、共働き世帯では、76.1%であった。話題性や認知度も広がりつつある「ジェルボール洗剤」は、商品特長から共働き世帯の利用が多いことを予想したが、専業主婦世帯が4.1%、共働き世帯がわずかに多い4.8%にとどまった。

・普段の洗濯方法は、「おまかせ・全自動コース」を利用が、専業世帯では62.7%、共働き世帯では65.3%であり、次いで、洗い時間やすすぎ回数、脱水時間などを「自分で設定する」が、専業主婦世帯では31.8%、共働き世帯では32.9%であった。

[調査結果]

最初に、使用する洗濯機の種類を調査し、専業主婦世帯と共働き世帯における全自動洗濯乾燥機(タテ型洗濯乾燥機およびドラム式洗濯乾燥機)の使用について調査をした。

 全自動洗濯乾燥機の使用は、専業主婦世帯では、「タテ型洗濯乾燥機」が34.3%、「ドラム式洗濯乾燥機」が19.3%で、53.6%に対し、共働き世帯では、「タテ型洗濯乾燥機」が37.2%、「ドラム式洗濯乾燥機」が20.7%であり、専業主婦世帯よりも4.3ポイント多い、57.9%だった。

各社宣伝にも力が入っている「ドラム式洗濯乾燥機」よりも、「タテ型洗濯乾燥機」が、専業主婦世帯と共働き世帯ともに、シェアが多いことがわかった。

 次からは、洗濯を自分または配偶者が行うと回答した既婚男女、専業主婦世帯(N=1,000名)、共働き世帯(N=694名)に、普段の洗濯方法について調査をした。

 まず、洗濯物の乾かし方は、専業主婦世帯および共働き世帯ともに、「屋外干し派」と「部屋干し派」が多く、「屋外干し」は、専業主婦世帯が83.6%に対し、共働き世帯が76.2%であり、「部屋干し」は、専業主婦世帯が41.9%に対し、共働き世帯が52.2%だった。「屋外干し」の割合は、専業主婦世帯が、7.4ポイント、「部屋干し」の割合は、共働き世帯が、10.3ポイント上回る結果となった。今回の調査では、「浴室乾燥機」と「全自動洗濯機の乾燥機能」の利用は少数派であったが、ドラム式洗濯機の乾燥機能を利用する方からは、「夜予約をすれば、朝には洗濯が終わっている。取り込む手間もなく時短につながった(40代女性・共働き世帯)」という声もあり、高価格帯の商品が多いため初期投資や、乾燥時にかかる電気代などのランニングコストも気になるところではあるが、乾燥機能を利用することにより、時間にゆとりができたと実感している人もいた。

 次に、普段の洗濯で使用する洗濯洗剤のタイプについて調査をした。

 普段使用する洗剤のタイプは、店頭でも種類が豊富な「液体洗剤」が、専業主婦世帯では、71.3%、共働き世帯では、76.1%であり、「置く場所も使用量もコンパクトだから(40代女性・専業主婦世帯)」や、「すすぎ1回の液体洗剤を使用(30代女性・共働き世帯)」など、専業主婦世帯と共働き世帯ともに、圧倒的な支持を集めた。

また昨年末に、日経トレンディ(日経BP社)が選ぶ、「2017年ヒット商品ベスト30」にもランクインし、話題性や認知度も広がりつつある「ジェルボール洗剤」は、商品特長から共働き世帯の利用が多いことを予想したが、専業主婦世帯が4.1%、共働き世帯がわずかに多い4.8%にとどまった。利用者からは、「週末まとめ洗いでも洗浄力が高い。手軽。ほかは使えない(40代女性・共働き)」などの声があり、商品のよさを実感し、リピーターにつながった傾向がうかがえる。

次に、洗濯機を利用した普段の洗濯方法について調査をした。

 普段の洗濯方法は、「おまかせ・全自動コース」を利用が、専業世帯では62.7%、共働き世帯では65.3%であり、次いで、洗い時間やすすぎ回数、脱水時間などを「自分で設定する」が、専業主婦世帯では31.8%、共働き世帯では32.9%であった。

液体洗剤の中には、スピードコースでの使用を薦める商品も多いが、「スピード・お急ぎコース」を利用は、専業主婦世帯では9.9%、共働き世帯ではわずかに多い11.1%であり、実際に利用する頻度は少ないことがわかった。

 今回の調査において、全自動洗濯乾燥機の使用は専業主婦世帯および共働き世帯で、半数以上を超えましたが、主に洗濯のみを行い、「干す・取り込む」の作業が短縮できる、乾燥機能を利用する人は少ないことがわかりました。また洗剤の計量が省ける“ジェルボール洗剤”においても、買い替えのきっかけがないと、なかなか導入には至らないようです。導入している方からは、よさを実感している声もあるため、自分のライフスタイルにあった便利なものを取り入れることにより、毎日の生活にゆとりが持つことができれば、高い投資ではないのかもしれませんね。

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[ソフトブレーン・フィールド]
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